ウイルトン・フェルダーの笑顔を見ると何故かホットするものがあります。 おそらくこの人の人間性の故でしょう。人生の酸いも甘いも知り尽くした男のみが、ふと見せる懐の深さと暖ったかみを感じるのは僕だけでしょうか。
「GENTLE FIRE」、GENTLE HEATがとろ火って訳ですから、このGENTLE FIREもこれに類する意味なんでしょが、でもGENTLEとFIREなんておよそ対蹠的な言葉ですよネ。 でも、これがウィルトン・フェルダーには、ホント、ピッタリです。 ジェントルに燃えるサックス。アルバムジャケットのフェルダーの手のひらでめらめらと燃えあがる炎。ほれぼれするほど男の気炎が燃えあがります。 文句なしの傑作です。