「シークレッツ」から待つこと7年。待望久しいウィルトンフェルダーの新作アルバムが遂に発表されました。しかもプロヂュースはあのウエインヘンダーソン。いよいよ危険な関係復活の助走でしょうか。アルバムタイトルが、これまた良い。「NOCTURNAL MOODS」。いやが応でも想像力が掻き立てられます。
このアルバム、探しつづけて、やっと去年HMVで手に入れましたが、期待に違わぬ素晴らしいものでありました。
軽快なドラムのあと、サァ待ってました、ウィルトンフェルダー7年振りのサックスが威風堂々たる風情で始まります。お見事。夜の帳が降り、街の方々にネオンが瞬きはじめます。そこで2曲目けだるい感じで「NIGHT MOVES」。そして「SOUTHERN PERL」、やってきました「関東幹部会」、夜の抗争劇、久々の活劇調アクションサウンドの復活です。けだるい雰囲気とラブロマンスと活劇調をない交ぜにしながら、ついにラストの雄渾なテキサス魂みなぎる傑作「MUSIC OF THE NIGHT」へとなだれ込んでいきます。まさにウエインヘンダーソンの言うソウルフル・テキサステナーの面目躍如です。
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