Evergreen 〜永久なす緑〜       BGMを鳴らす?

永久に変わらぬこの緑に願う
運命のその時まで共に在れる事を……

※最終更新作品⇒「Evergreen 〜比翼の鳥〜」(12)


+設定資料+

永久の緑葉 : 『永久なす緑』『失われた翼』『比翼の鳥』における設定資料です


+本篇+

 Evergreen 〜永久なす緑〜 (for 風輝忍さま)
ジャンル:異世界ファンタジー(ほのぼの) 作品形態:短篇 原稿用紙換算:28枚
*目次

 失われた国 / 村の跡地にて / 回想 / 闇の顔 / 永久なす緑

*概要

 かつて村人達が残した緑の足跡。そこにあるのは人々の願い── そして、祈り。
 大国間の戦いに巻き込まれ、滅亡した国アディア。
 その元王女と、彼女を守護していた元天使の物語。

*本文抜粋

「…王女だろうと、そうでなかろうと関係ないのさ。あいつは…俺が守るって決まってたんでね」
「な……っ?」

 男の顔が理解出来ないと物語る。
 それを見て、リーフは微かに自嘲するように唇を歪めた。
 ── 誰かに理解して貰いたいなど思わない。誰かに信じてもらう必要もない。
 そう思う事は事実なのに、この頃誰かが囁く。「本当にそれでいいのか」、と。

 Evergreen 〜比翼の鳥〜 現在連載中
ジャンル:異世界ファンタジー(ほのぼの?) 作品形態:長篇 原稿用紙換算:?枚
*目次

                    10

  11  12

*概要

 たとえ二度と死の翼から大切なあの人を守る事が出来ないのだとしても──。
 国境の街・トワルに辿りついた二人はそこで一人の女性と出会う。
 リーフの過去を知る彼女は果たして何者なのか……?
 自分を救ってくれた『天使さま』の行方を追うアディと、その身を影ながら守り続けるリーフの物語・続篇。

*本文抜粋

「久し振りね。…わたしの事、覚えてる?」
「……」

 咄嗟に返事が出てこなかった。
 何と言っていいものか、わからないまま取りあえず頷く。
 忘れられるはずもない。彼女の事はよく知っていたし、覚えていた。何故なら──。

「…笑いたければ、笑え」

 苦い思いでようやく紡いだ言葉に、彼女はただ微苦笑を浮かべるだけだった。

+外伝+

 Evergreen 〜失われた翼〜
ジャンル:異世界ファンタジー(ほのぼの) 作品形態:短篇 原稿用紙換算:12枚
*目次

 前篇  後篇

*概要

 もう、この背に翼はなく、未来を見通す瞳もないけれど──。
 『永久なす緑』『比翼の鳥』の間で起こった出来事。リーフサイドの外伝です。

*本文抜粋

「── 熱があるのに黙っているからこうなるんだ。熱が下がるまでは部屋を出るな」

 その後に、「治るまでは何も考えなくていいから、ともかく身体を休めるように」くらい言えていればまだマシだろうに、彼はそこまでは言わない。
 元気な時なら気にしない彼女も、気弱になった時にそう言われてしまったらどうしようもない。
 再び泣きそうな声で「はい…」と毛布の下から答えるだけだった──。

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別名「他力本願意欲向上装置」

一言 :
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