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[2128] 苔玉 投稿者:らくだ 投稿日:2023/07/18(Tue) 22:30  

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・秋   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月        こ
ナオ十二秋   新米を炊く深夜二時半        胡
ナ裏一・秋  子の摘みし犬蓼瓶に生けながら     兎
ナ裏二・雑   丸く収める代々の知恵        こ
ナ裏三・雑  

細胞の核の染色体の中         ら
遺伝子はからだを作る設計図
アルバムの中ではいつも不機嫌で
血統は常に母系で語られて

どうしたらいいか分からなくなったのであるだけ出しました^^;
お捌きください。

ナオ十一の「丸い月」が前句と重なるので、望の月とか月今宵とか変えてみてはいかがでしょうか。



[2127] さざれ石 投稿者:兎六 投稿日:2023/07/16(Sun) 20:22  

ありがとうございます。
脈々と穏やかに続けていただき助かりました。
打越がきになるため、少し手を入れさせていただきました。

問題ないようでしたら、らくださん雑の句にてお願い致します。

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月        こ
ナオ十二秋   新米を炊く深夜二時半        胡
ナ裏一・秋  子の摘みし犬蓼瓶に生けながら     兎
ナ裏二・雑   丸く収める代々の知恵        こ



[2126] 雨垂れ石を穿つ 投稿者:越冬こあら 投稿日:2023/07/15(Sat) 20:21  

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月        こ
ナオ十二秋   新米を炊く深夜二時半        胡
ナ裏一・秋  子の摘みし犬蓼瓶に生けながら     兎
ナ裏二・雑   丸く収める一族の知恵        こ

再考に手間取り、お待たせしました。
どうしても脈々と受け継がれる感じから離れられませんでした。
お裁き下さい。


[2125] 臥薪嘗胆 投稿者:兎六 投稿日:2023/07/08(Sat) 18:33  

宗匠、ありがとうございます。

おだやかにつけていただきありがたいのですが、
女児と子が重なり過ぎてしまうので、
ご再考をおねがいできますでしょうか。

よろしくお願いいたします


[2124] 皆目見当 投稿者:越冬こあら 投稿日:2023/07/06(Thu) 07:35  

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月        こ
ナオ十二秋   新米を炊く深夜二時半        胡
ナ裏一・秋  子の摘みし犬蓼瓶に生けながら     兎
ナ裏二・雑   女児は娘に娘は母に         こ

穏やかに続けてみました。
お捌き下さい。


[2123] 森羅万象 投稿者:兎六 投稿日:2023/07/03(Mon) 22:58  

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月        こ
ナオ十二秋   新米を炊く深夜二時半        胡
ナ裏一秋   子の摘みし犬蓼瓶に生けながら     兎


おまたせいたしました。
希望の新米から、台所の風景に続けました。

お次は宗匠にお願い致します。
名残の裏に入りましたので穏やかに雑の句で続けてくださいませ。

ちなみに、挙げ句までの順番としましては、
らくださん、兎六、宮武さん(花)、らくださん(挙げ句)
という形になる予定です。
よろしくお願いいたします。



[2122] 浮かぶ瀬もあれ 投稿者:MAO 投稿日:2023/06/29(Thu) 03:28  

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月      こ
ナオ十二秋   新米を炊く深夜二時半        胡

 とるものもとりあえず、新米というだけで希望が湧くような。
 お捌きください。


[2121] カンカン踊り 投稿者:兎六 投稿日:2023/06/28(Wed) 06:51  

しっかりと丸い月、ありがとうございます。
石なりの呼吸の句も単体ではとても好きなのですが、
前回の宗匠の句でも「息吐く」だったのと、
明確に殺伐とした単語はここまで出ていなかったため、
倒産の句をいただきたいと思います。

次は宮武さんにお願い致します。
秋の句で続けてくださいませ。


発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 倒産を嘲るように丸い月      こ



[2120] 自信満々 投稿者:越冬こあら 投稿日:2023/06/25(Sun) 18:40  

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら
ナオ十一秋月 石になり吐く息で見る丸い月      こ

心を空っぽにして石になって、息を吐きながら満月を眺めるのポーズです。
リラックスできそうです。そうでない場合の為に

  倒産を嘲るように丸い月

という句も浮かびましたので、置いておきます。
如何でしょうか。


[2119] チンチン電車 投稿者:うりく 投稿日:2023/06/22(Thu) 00:59  

ありがとうございます。
どちらも捨て難いのですが、確かに神祇釈教出ていませんので、
からっぽのお墓をいただきます。

発句・春   浅春や賞味期限の無い暮らし      越冬こあら
脇・春     職場に届く梅観の写真        兎六
第三・春   馬小屋で猫のお産を見守りて      らくだ
第四・雑    声を聞ければ清し心地す       赤胡
第五・秋月  黎明に並ぶ火星と糸月と        兎
第六・秋    ご飯に塗す蟋蟀煎餅         こ
裏一・秋   芒分けて年代物のプルトップ      胡
裏二・雑    自動販売機もキャッシュレス     ら
裏三・雑   キュンと来た胸の狭間でピッと鳴る   こ
裏四・雑    あなたをいつも見つめています    兎
裏五・雑   公園の脇で職質受けながら       ら
裏六・夏月   古生代から同じ夏月         胡
裏七・夏   谷川の陰に明るき著莪の叢       兎
裏八・雑    模写に始まる墨絵鍛錬        こ
裏九・雑   卵いっこどうしませうと問い合わせ   胡
裏十・雑    夢さっぽろドーム二杯分       こ
裏十一・春花 花吹雪肴に酒を酌み交わし       ら 
裏十二・春   若衆髷があぶに追わるる       兎
ナオ一・春  黄金週間江ノ島にいく人の群      胡
ナオ二・雑   水族館になぜかカピバラ       ら
ナオ三・雑  心中に闇を抱える人気者        こ
ナオ四・雑   跡に遺せし生ごみの山        胡
ナオ五・冬  雪かきの要否喧々諤々と        兎
ナオ六・冬   白き息して吐くオノマトペ      こ
ナオ七・雑  文字起こしすれば概ね「愛してる」   ら
ナオ八・雑   指輪の跡も消えぬだろうに      兎
ナオ九・雑  あとになってスパイだったと聞かされて 胡
ナオ十・雑   線香あげる墓は空っぽ        ら

次は、宗匠に秋の月の座をお願いいたします。
ここまでの月が糸月と夏月でしたので、欠けていない月をよろしくお願いいたします。


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