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次に紹介いたしますのは、補足齋主の詞です。
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        水調歌頭

斗射寶珠冷
露白一泓湫
笙歌管磬
娥今夜遍~州
玉魄蟾宮桂影
看盡人間美景
碎金浮
瓊液良辰永
沁菊入香甌


海天遠
離別久
思悠悠
容顏兀自消痩
白了少年頭
難得解人知友
遺我新壺老酒
獨酌醉中秋
何日長相守
欹枕望凝眸



                                                               

寄水調歌頭
應古風詩苑壬午中秋詩會之邀填就命題之作
《詞逕》云:[作詞須擇調,如滿江紅、沁園春、水調歌頭、西江月等調,必不可染指,以其音調粗率板滯,必不細膩活脱也]。此語誠可信也。不盡意,復詠一曲一律二絶如下:



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◎私感訳註

※月を詠む、ということは、中国の伝統的な見方から謂えば、「一家団欒」を思う、ということの暗示でもある。


星影が清かに輝き、
露が一面に降りる秋が来た。
麗しい音曲とともに嫦娥のいる月は、全中国に照り輝いている。
月の宮居と月に生える桂樹は、この世の中の麗しいところをことごとく見ていよう。
水亭から見る水面は、きらきらと金の粉を浮かべた如く煌めいている。
美酒は、時間の経つのを永くさせ、菊酒の花の香りが漂ってきた。


海山遠く、
久しく離れて、
思いは悠かである。
容貌も、やはり、痩せ衰え、
若者の姿もすっかり年老いて、白髪になってしまった。
真実の友は得難いもので、
(その友が)贈ってくれた新しい酒壺に入った古い酒。
独りで秋の夜に飲んでいると、
いつ、一緒になることができようかと思い、
枕をそばだてて月を見つめ続ける。



2002.9.着信
2002.9.24掲載
2003.5. 2訳註





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