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次に紹介いたしますのは、補足齋主の詩です。
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  七律

半生漂泊在天陲
最怕月圓三五時
久別雙親身病老
新違妻女事難知
獨居總被柴鹽苦
勞命毎推菊酒期
但願今宵多雨霧
流光不照破紗緇


                                                               
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◎私感訳註

十五夜の月を見て、家族を憶う詩。

自分の半生は、天涯を漂泊するうちに過ぎ、
最も恐れるのは、(家族団円をいう)十五夜の満月(の宵)だ。
長く両親とも別れたままで、(自分の)体も年取り衰えて、
新たに妻や娘が、離れていき、いかんともしがたい。
独り暮らしは、だいたいいつも日々の生活苦でおわれていき、
辛い運命は、いつも(家族が揃って団欒する時である)菊酒の時期を、延しのばしにしてきた。
ただ、願わくば今宵は、空が曇って(くれて)、
月光が、みすぼらしくなった烏紗帽をかぶったわたしを照らさないように。

(月:家族を思うと言う意)


2002.9.着信
2002.9.24掲載
2003.5. 2訳註





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