風散士麻生内閣誕生　碇豊長の詩詞　来信・投稿

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　これは風散士雅兄の詩で、読みも風散士雅兄のものです。　 ******************

麻生内閣誕生
新舟進水號麻生、式遇霜秋浪不平。鮫望沈船計穿穴、長衝乘客示航程。桀王政貶汚君極、堯帝仁爲惻隠情。徒吐巧言終短命、須憐弱者盡丹誠。

新舟の進水　号は麻生、
式は霜秋に遇ひ　浪平らかならず。　　
鮫は沈船を望み　穿穴せんけつを計り、
長ちゃうは乗客に衝むかって　航程を示す。
桀王けつわうの政まつりごとは　汚君をくんの極みと貶へんせられ、
尭帝げうていの仁は　惻隠の情を為す。
徒いたづらに巧言を吐けば　短命に終はる、
須すべからく弱者を憐れみて　丹誠を尽くすべし。

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・霜秋：　課題韻「霜秋風光」の庚韻のため。季節を表す語のみならず、野党の反対の意味も含む。『秋霜烈日』
・鮫：　　野党の意思のたとえ。
・長：　　船長。
・桀王：　夏（か）の最後の君主、暴君の典型。
・尭帝：　中国の伝説で、徳をもって天下を治めた古代の理想的帝王、舜（しゅん）と共に並称される。
・巧言：　巧言令色鮮（すくなし）矣仁。

２００８．９．２５