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 これは風散士雅兄の詩で、読みも風散士雅兄のものです。 
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小督悲戀

侍從奉勅訪邊荒、
C夜馬蹄停草堂。
室裡哀音流悄愴、
嵯峨秋色猗淒涼。
臣將吹笛傳宸旨、
姫以彈琴答聖皇。
追慕綿綿想夫戀、
中天月照涙痕長。



侍従 勅を奉じて 辺荒を訪ね、
清夜 馬蹄 草堂にとどまる。
室裡の哀音 悄愴せうさうと流れ、
嵯峨の秋色 淒涼せいりやうくはふ。
臣は吹笛を将って 宸旨しん じ を伝へ、
姫は弾琴を以って 聖皇に答ふ。  
追慕 綿々 想夫恋、  
中天の月は照らす 涙痕の長きを。  

                 *********

『小督(こごう)』高倉天皇の寵姫。中納言藤原成範(しげのり)の娘。建礼門院の推挙で入内するや、平清盛に忌まれて嵯峨野に隠れたが、源仲国が勅を奉じて宮中に連れ戻す。やがて清盛に捕らえられ尼にされた。時に23歳。平家物語に見える。(1157〜  )広辞苑より。

・侍従: 源仲国を指す。弾正・大弼(だんじょうおおひつ)弾正台の次官。偶然に仲国が宿直していた。
・辺荒: 当時の荒れ果てた辺地、現在の嵯峨野あたり。
・悄愴: さびしいさま。
・淒涼: 当時の嵯峨野あたりが物寂しいさま。
・猗:  =加。
・臣:  源仲国。
・姫:  小督。
・宸旨: 天子のおぼしめし。
・想夫恋:小督の局が弾いたと伝えられる。今様歌(黒田節など)の原形か?

※ 渡月橋の北詰に『琴きき橋の碑』があり、には仲国の吹笛の図があります。
  現在、橋畔に琴の音が流れています。別のHPの拙詩の第五句にその情景を入れました。
  作者わたくしは五十代に素謡「小督」を習いました。



2008.10.5




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