Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


除夜自石湖歸苕溪
南宋・姜夔



細草穿沙雪半銷,
呉宮烟冷水迢迢。
梅花竹裏無人見,
一夜吹香過石橋。




                                                          

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除夜 石湖より苕溪(てうけい)に歸る
細草(さうさう) (すな)穿(うが)ちて  雪 半ば()え,
呉宮(ごきゅう) (けむり) 冷やかにして  (みづ) 迢迢(てうてう)たり。
梅花(ばいくゎ) 竹裏(ちく り )  人の見る無く,
一夜(いち や ) (かをり)を吹きて  石橋(せきけう)()ぎる。

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◎ 私感註釈

※姜夔:〔きゃうき(きょうき;Jiang1Kui2)〕南宋の詞人。紹興二十五年(1155年)〜嘉定十四年(1221年)。鄱陽(現・江西省内)の人。字は堯章。号して白石道人。詩詞、書画、音楽など広く文学・芸術に通じ、無官のまま范成大、楊万里など、有名な官僚文人たちと親交があった。詞では、洗練された表現、「清空」と評される典雅な風格で、四大家の一とされる。

※除夜自石湖歸苕溪:おおみそかの夜に、石湖(の范成大の隠居の地)から、(太湖東岸から南南西の方へ渡って、作者・姜夔(きょうき)の家の自宅のある)苕溪(ちょうけい)に帰ってきた。 ・除夜:おおみそかの夜。一年の終わりで、(陰暦)十二月三十日。 ・自:…より。 ・石湖:地名。現・江蘇省の蘇州の西南5キロメートルのところ。太湖の東岸で、范成大の隠居の地。 ・歸:本来の居場所(自宅・故郷・母国・墓所)にかえる。 ・苕溪:〔てうけい(ちょうけい)tiao2xi1○○〕浙江省の呉興県の別称。湖州。太湖の南岸にある。苕溪(ちょうけい)はその地を流れる川の名でもある。『中国歴史地図集』第六冊 宋・遼・金時期(中国地図出版社)59−60ページ「南宋 両浙西路 両浙東路 江南東路」にある。作者・姜夔(きょうき)の家のあるところ。

※細草穿沙雪半銷:こまかい草が砂を突き破って(芽を出して)、雪は半(なか)ば消えて。 ・細草:こまかい草。小さい草。 ・穿:うがつ。 ・沙:(粒の小さい)砂。 ・銷:〔せう;xiao1○〕とける。きえる。

※呉宮烟冷水迢迢:呉王(・夫差)の宮殿(があった蘇州)には靄(もや)が冷たげにかかって、(太湖の湖)水は、遥かに続いている。 ・呉宮:呉王・夫差が西施を住まわせた宮殿。館娃宮:〔くゎんあ(い)きゅう;Guan3wa2gong1●○○〕蘇州の西、硯石山(霊巌山)上に築かれた。また、呉の宮殿があった蘇州を指す。なお、春秋の呉宮と三国の呉宮とは異なる。(三国の呉の孫権は建業(金陵、建 、建康、南京)に都を置いた)。ここでは、(帰途の出発点である范成大の隠居所のある)石湖(≒蘇州)を指す。中唐・白居易の『憶江南』三に「江南憶,其次憶
呉宮。呉酒一杯春竹葉,呉娃雙舞醉芙蓉。早晩復相逢。」とある。 ・烟:靄(もや)や霞(かすみ)や煙。烟=煙。 ・迢迢:〔てうてう;tiao2tiao2○○〕道が遠いさま。はるばると。遥かに遠い道程。北宋・秦觀の『鵲橋仙』に「纖雲弄巧,飛星傳恨,銀漢迢迢暗度。金風玉露一相逢,便勝卻人間無數。   柔情似水,佳期如夢,忍顧鵲橋歸路。兩情若是長久時,又豈在朝朝暮暮。」とあり、南宋・陸游の『秋夜將曉出籬門迎涼有感』に「迢迢天漢西南落,喔喔鄰鷄一再鳴。壯志病來消欲盡,出門搔首愴平生。」とある。

※梅花竹裏無人見:(新春を象徴する)梅の花が竹藪の中に(咲いているが)、だれの目にも触れることはなく。 ・竹裏:竹藪の中、の意。 ・無人見:だれの目にも入らない、の意。「見」は:目に入る。

※一夜吹香過石橋:この夜、(梅の)香りが石橋まで流れてきた。(明日は、新春なのだ!) ・一夜:一晩(ひとばん)。とある夜。この夜。北宋・張詠の『雨夜』に「簾幕蕭蕭竹院深,客懷孤寂伴燈吟。無端
一夜空階雨,滴碎思ク萬里心。」とある。 ・吹:吹きつける。 ・石橋:太湖中の余山島まで、現在では幾つかの橋で繋がっているが、当時のそのようなものであろうか。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「銷迢橋」で、平水韻下平二蕭。この作品の平仄は、次の通り。


●●○○●●○,(韻)
○○○●●○○。(韻)
○○●●○○●,
●●○○◎●○。(韻)
2017.12. 8
     12. 9完
2020. 6.13補





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