Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


詔取永豐坊柳植禁苑

唐・盧貞

一樹依依在永豐,
兩枝飛去杳無蹤。
玉皇曾採人間曲,
應逐歌聲入九重。







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詔して永豐坊の柳を取りて 禁苑に植ゑしむ

一樹 依依として  永豐えいほうに在り,
兩枝 飛び去りて  えうとしてあと 無し。
玉皇 かつて採る  人間じんかんの曲,
まさに 歌聲を ひて  九重きうちょうりたるべし。

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◎ 私感註釈

※盧貞:中唐の河南尹か。

※詔取永豐坊柳植禁苑:お詔によって、永豐坊にある柳を取り寄せて禁苑に植えた。 *この詩には物語がある。初め、白居易のは『楊柳枝詞』「一樹春風千萬枝,嫩於金色軟於絲。永豐西角荒園裏,盡日無人屬阿誰。」を作った。白居易のこの詩が唱われているのを帝が聞き、「この詩は誰が作った」と尋ねられ、更に永豊坊に人を派遣して柳の枝二本を採ってこさせて、宮中に挿し木させた。この風雅な天子のことばと振る舞いに感じた白居易は、更に『詔取永豐坊柳植禁苑感賦』「一樹衰殘委泥土,雙枝榮耀植天庭。定知玄象今春後,柳宿光中添兩星。」を作った。本ホームページの廬貞の詩は、この故事を詠った。なお、この詩題は『萬首唐人絶句』(巻十九)のもの。『全唐詩』では『和白尚書賦永豐柳』とする。

※一樹依依在永豐:一本の(柳の)木が、しなやかに(洛陽の街の)永豊坊にあり。 ・一樹:一本の(柳の)木。白居易の『楊柳枝詞』「
一樹春風千萬枝」に基づく。 ・依依:〔いい;yi1yi1○○〕(枝の)しなやかなさま。細々と絶え間ないさま。名残惜しく離れにくいさま。遠くてぼんやりしているさま。恋い慕うさま。離れるに忍びないさま。ほのかなさま。ここは前者の意。白居易の『楊柳枝』其三に「依依嫋嫋復青青,勾引清風無限情。白雪花繁空撲地,阪N條弱不勝鶯。」 とあり、温庭筠は『渭上題三首之三』で「煙水何曾息世機,暫時相向亦依依。所嗟白首磻谿叟,一下漁舟更不歸。」と使う。なお、東晉・陶潛の『歸園田居』五首其四「久去山澤游,浪莽林野娯。試攜子姪輩,披榛歩荒墟。徘徊丘壟間,依依昔人居。井竈有遺處,桑竹殘朽株。借問採薪者,此人皆焉如。薪者向我言,死沒無復餘。一世異朝市,此語眞不虚。人生似幻化,終當歸空無。」での用例は後者の意。 ・在:…にある。 ・永豐:永豊坊のこと。洛陽の街の名。洛陽城中央の南よりのところにある。伊水の支流と支流の間で、現在の地図と照らし合わせて見るに、相当南よりの郊外になる。『唐代的長安與洛陽地圖』上海古籍出版社(1991年上海)平岡武夫(原・日本の京都大学平岡武夫氏による出版の中国での復刻唐代研究地図集)の「圖版二六 第四〇圖 洛陽城圖」にあり、それに拠る。

※兩枝飛去杳無蹤:その二本の(柳の)枝は飛び去ってあとが遥かに無くなった。(宣宗皇帝が永豊坊に人を派遣して、その柳の)枝二本を採ってこさせて、宮中に持って行かせた。 ・兩枝:帝(宣宗)が永豊坊に人を派遣して柳の枝二本を採ってこさせて、宮中に挿し木させたことを暗に謂う。 ・飛去:飛んで行く。 ・杳:〔えう;yao3●〕(日の出前や日没後の)暗く。深く。奥深く。遥かに。また、暗い。深く。奥深い。遥か。『古詩十九首之十三』「驅車上東門,遙望郭北墓。白楊何蕭蕭,松柏夾廣路。下有陳死人,杳杳即長暮。」、李白に『山中問答』「問余何意棲碧山,笑而不答心自閑。桃花流水杳然,別有天地非人間。」、寇準の『江南春』「杳杳煙波隔千里,白蘋香散東風起。日落汀洲一望時,柔情不斷如春水。」 があり、唐・李白に『山中問答』「問余何意棲碧山,笑而不答心自閑。桃花流水杳然去,別有天地非人間。」がある。 ・蹤:〔しょう;zong1○〕あと。あしあと。

※玉皇曾採人間曲:天帝は、かつて、人の住む世界の歌曲を採録したことがあったが。 ・玉皇:道教での天帝。暗に宣宗を指す。 ・曾:…たことがある。かつて。 ・採:とる。採集する。 ・人間:〔じんかん;ren2jian1○○〕現世。世間。人の住む世界。⇔天上。前出・・李白に『山中問答』「問余何意棲碧山,笑而不答心自閑。桃花流水杳然去,別有天地非
人間。」があり、北宋・蘇軾に『水調歌頭』丙辰中秋,歡飮達旦,大醉,作此篇,兼懷子由。「明月幾時有?把酒問天。不知天上宮闕,今夕是何年。我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不勝寒。起舞弄C影,何似在人間!   轉朱閣,低綺戸,照無眠。不應有恨,何事長向別時圓?人有悲歡離合,月有陰晴圓缺,此事古難全。但願人長久,千里共嬋娟。」がある。 ・曲:漢の樂府を指そう。

※應逐歌聲入九重:おそらく(その樂府の)歌声を追いかけて、九重の天(宮中)に入ったのだろう。 ・應:きっと…だろう。まさに…べし。 ・逐:おいかける。 ・入:宮中に挿し木させたことを指す。 ・九重:宮中。宮廷。表の意は、「九重天」の意で、天のもっとも高い所。九天のこと。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「豐蹤重」で、平水韻上平二冬。この作品の平仄は、次の通り。

●●○○●●○,(韻)
●○○●●○○。(韻)
●○○●○○●,
○●○○●●○。(韻)
2010.3.6
     3.7
     3.8
     3.9



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