戦記のお部屋(第四分室)

この部屋は、ヨーロッパにおける第二次世界大戦の、始まりから「英国の戦い」まで。

まやかし戦争まで:不況から弱腰になったヨーロッパ列強。調子に乗ったヒトラーはついにポーランドへ。英仏はポーランドとの条約からついにドイツに宣戦布告したものの、どうこぶしを振り上げていいのやら・・・一方でやる気満々のドイツ人は着々とパンチをくりだす準備をしていたのです。

アイテム 著者/出版社 内容
電撃戦 レン・デイトン/喜多迅鷹 訳/ハヤカワ文庫

1921年以来、15年をかけて蘇ったドイツ陸軍が、新しい牙、機甲部隊による大規模浸透迂回戦術〜電撃戦〜でフランスを打ち破るまでを解説しています。

小手はじめにポーランドを。

電撃戦 川畑英毅/コーエー 第二次大戦におけるマイナーな国の軍備の研究に情熱を注ぐ筆者によるヨーロッパ戦争の解説。その1939年編。ソフトウエア、ハードウエアともにていねいに解説されていて、とてもわかりやすいです。
ブリキの太鼓 ギュンター・グラス/集英社文庫 大人になるのがいやで、3歳にして自らの成長をやめた「ぼく」オスカルは、ポーランド郵便局の戦闘に巻き込まれます。母親の恋人ヤンは・・・続く。映画でもこの戦闘シーンは描かれていますね。
急降下爆撃 ハンス・ウルリヒ・ルデル/高木真太郎 訳/ソノラマ戦記文庫 パイロットになりたてで偵察隊に配属され、偵察で初陣を迎えます。
壮烈ドイツ海軍 /サンケイ出版 第三帝国ドイツ高海艦隊(この訳語、「大海艦隊」よりも響きが好き。)の生涯を描いています。
ヒトラーの戦艦 エドウイン・グレイ/都島惟男 訳/光人社文庫 シュペーの戦いを一章を裂いて解説。この本、政治も絡めて解説してるところがイイです。ぼくにも理解しやすい。
雷撃 ラム/ソノラマ文庫

「飛ぶズタ袋」ソードフィッシュを駆ってさまざまな戦場をかいくぐった著者の回想。おかしな戦争の前に、乗っている空母「カレイジアス」がユーボートに撃沈されてしまいます。長い夜をすごすハメに。

つづいて、後ろにタンクを積んで北海へ・・・

かれの冒険はこれでは終わりません。

潜水艦戦争 レオンス・ペイヤール//早川 イギリス潜水艦隊は日本海軍がうらやむような敵主力艦攻撃ばっかりやっていますが、けっこうひどい目にもあってます。
ラプラタ沖海戦 ダドリー・ホープ/内藤一郎 訳/早川文庫 「ポケット戦艦」グラフ・シュペー号が、大西洋で交通破壊を続けた揚げ句、補足されてウルグアイで自沈するまで。
Uボート出撃せよ A・コルガノフ/内藤一郎 訳/早川文庫 ギュンター・プリーン艦長のU-47がスカパフロー軍港を襲撃、戦艦「ロイヤル・オーク」を撃沈するまで。この本によると、このとき撃った魚雷の一本は、「リパルス」に命中したと書いてあるのですが、ほんとはどうだったのでしょう。
編隊飛行 J・E・ジョンソン/小出英一 訳/ソノラマ戦記文庫 英空軍トップエースの回想。かといって、傲慢な物言いはしないところが渋い。訓練生の時に、もう教官の言いなりならない(結局はそれで命が助かるのですが)頑固さも持っています。

電撃戦のニュースのかたわら、志願予備飛行隊から飛行訓練学校へ。

大空戦 E・H・シムズ/石川好美/ソノラマ戦記文庫 戦闘機パイロットたちへのインタビュー。

この期間ではビーモント、バード=ウイルソン、アル・ディーア。

単独飛行 ロアルト・ダール/永井淳 訳/早川文庫 ノルウェー系イギリス人の著者の回想。アフリカの石油会社で働くうちに戦争がはじまり、軍隊にとられます。

はじめは陸軍。臨時陸軍将校として、ケニア人の兵隊を連れてポルトガル領へ集団脱出を図ったダルエスサラームのドイツ民間人を全員捕虜にして収容所へ。

空軍に志願して、タイガーモスでの訓練、イラクのハバニアでハートにのって高等飛行訓練、グラディエータ部隊(80スコードロン)への配属、事故、

戦争以外での、人、動物に対する優しい視線とユーモラスなエピソードがいっぱい。

 

ノルウェー:中立国を名乗ったノルウェーもデンマークも、ひとたび大国の都合が悪くなれば蹂躙されるのは時間の問題でした。このことでわかるとおり、中立という立場を守るためには、自己陶酔的に「中立」を唱えるのではなく、周りの状況をよく分析したうえで方針をたてた外交、国際広報活動と、それにマッチした防衛力整備をしなければなりません。蹂躙されてからそれまでの怠惰を棚にあげて復讐に走るのでは、無駄な血が流れるではありませんか。レジスタンスとかは、映画とかではカッコよく見えるけれども、結局は平穏に生きたい他人の生活を巻き添えにし、無駄な血を流させます。(しかも、国のため!という口実で!)

やっぱり、あいてに最初から攻める気を起こさせないのが一番。

壮烈ドイツ海軍 /サンケイ出版 ドイツ海軍がノルウエーでひどい目にあうさま。ウォースパイト大活躍。
ストーミング・イーグルズ /大日本絵画 ドイツ第三帝国の降下猟兵史。ノルウエーでも活動してます。邦題は、なんも考えてなくて、ださい。
Uボートコマンダー ペーター・クレーマー/井坂清 訳/ハヤカワ文庫 旗色が悪くなる前に司令部づきになったので助かった幸運なUボートエースの回想。

このひと、ノルウエーでは駆逐艦乗りでした。

で、ヴィーキンゲル作戦で誤爆されて・・・ドイツの爆弾は、こういうときにはよくあたる。

ヒトラーの戦艦 エドウイン・グレイ/都島惟男 訳/光人社文庫 オスロの大失敗と、「姉妹」のウォースパイトや空母との戦い。

 

対フランス:シェリーフェンの夢をマンシュタインが手直しし、グデーリアンがかなえました。クレマンソーへの復讐?大モルトケの再現。

電激戦 レン・デイトン/喜多迅鷹 訳/ハヤカワ文庫

怠惰のうちに腐ってしまったフランス軍を、機械化兵力による浸透戦術を使って大迂回・包囲、壊乱させた電激戦の、立案者は誰なのか?

電激戦と定義できる戦争は、実はドイツ軍はこのフランス攻略戦のときしかやっていないという主張が目新しかったです。

かなりいい本。「八月の砲声」と併せて読むとおもしろいです。

電激戦 川畑英毅/コーエー 西方電撃戦を図解で解説。少ない言葉で的確に解説しています。イコールわかりやすい。いい本。
闘う操縦士 サンテグジュペリ/新潮文庫

サンテグジュペリはブロック174で実戦に参加しています。これはその体験記。写真偵察に出たときの模様を心理描写を中心に事細かにかいています。

できれば生き延びて、ライトニングでの飛行も書いてほしかった・・・

大空戦 E・H・シムズ/石川好美/ソノラマ戦記文庫 インタビュー。フレデリック・ロジアー卿。
編隊飛行 J・E・ジョンソン/小出英一 訳/ソノラマ戦記文庫 マイルズ・マスターにのって、いよいよスピットファイアへ!はじめて飛んだときの描写は、どの人もみなうきうきした調子で書いてますから、この飛行機は本当に名作だったのでしょう。でも初飛行は・・・!ああ、あぶねえ!

ところで、もう、このときのスピットファイアの色が緑と灰色だったと書いてありますが、興味深いですね。

 

マルタ・地中海:地中海の小さな島マルタ。枢軸側がこの島をおさえていたなら、地中海、さらにアフリカの情勢はどうなっていたんでしょうか・・・

雷撃 ラム/ソノラマ文庫 地中海では「イラストリアス」にのって、タラント港夜襲をします。ユンカース87と格闘します。途中引用しているドイツのホッツエル中佐の手記は興味深い。
戦うスピットファイア ホウルトン/ソノラマ文庫 空母でマルタに進出します。ここでは本人の空戦より、戦友のマッキ202とのしのぎあいの話の方がおもしろい。
目標、マルタ /ソノラマ戦記文庫 一隻のリバティ船が艱難辛苦の末マルタにたどり着くまで。ドイツファンにはイマイチ彼らの自己満足が鼻につく内容。
地中海の戦い 三野正洋/ソノラマ戦記文庫
死闘の駆逐艦 ロジャー・ヒル/雨倉孝之 訳/ソノラマ戦記文庫 PQ17護衛の不本意な結果を忘れようとばかりにマルタヘ。

いきなり空母を沈められちゃいます。そのあとはひたすら激しい対空対潜戦闘の連続。馬車馬のように働かされます。

で、ポーツマスへ戻ってこれました。

しかし神経が張りつめすぎていて・・・つぎの任務はU級嚮導駆逐艦グレンビル。魚雷発射管つき。

イギリス潜水艦隊の死闘 ジョン・ウインゲート/秋山信雄 訳/ハヤカワ文庫 小型潜水艦U級を装備して地中海で闘ったイギリス第十潜水戦隊の活躍。イギリスの船はいっぱいあるので頭文字だけあってるぞんざいな名前が多くて楽しい。

地中海では水が透明すぎて20メートルくらい潜っても上から見えちゃうし浅いしで、船を鮮やかな青に塗ったという情報が貴重でした。ポーランドのキットを作りたくなった。

ところで、海自出身の方なら「motor torpedo boat」と「torpedo boat」を「高速魚雷艇」と「大型水雷艇」に言葉をわけて訳してほしかったです。たぶん原文でも対応する言葉を分けてるはず。

 

バルカン作戦:ヒトラーの成功に嬉しくなっちゃったわれらがドゥーチェはフランコほど慎重ではなかったのでイタリア人らしい傲慢な無邪気さで弱そうなバルカン半島の国々へ。でも、イタリアの兵隊さんは戦争なんかやりたくなかったのでさあ大変。みんながめーわくしましたとさ。

単独飛行 ロアルト・ダール/永井淳 訳/早川文庫 ギリシアへ。こんな有名人が幻の撃墜王パトルとともにギリシアの空で闘っていたなんて、しりませんでした。
飛行士たちの話 ロアルト・ダール/早川文庫 ギリシアでの体験を元にかいた短編が入ってます。オチもなんにもないのが逆にリアルです。こういうスタイルは日本人にはなじみにくいかも・・・巻末に日本の作家が評を書いてるけど、少なくとも、あんたの小説よりはダールの方がいいと思うよ。
急降下爆撃 ハンス・ウルリヒ・ルデル/高木真太郎 訳/ソノラマ戦記文庫 スツーカの部隊に戻ってこれたものの、再訓練でくさるばかり。

悔しくて泣いた、なんて、日本人みたいです。

で、実戦の機会もなく・・・

雷撃 ラム/ソノラマ戦記文庫 アルバニアの「おとぎの国」の秘密基地からイタリア人を襲います。でも、ドイツ軍がやって来て、クレタを追われ・・・

この人の文章には、人間に対する優しさが溢れていて、引き付けられます。でも元ボクサー・・・

 

バトルオブブリテン:イギリスは、その先祖が、フランス人のいう「小ブルターニュ」に上陸して占領して以来、大陸に侵攻することこそあれ、自分たちの空の上に敵国人が攻め込んできた体験なぞ、20世紀に入るまでもっていませんでした。(オランダ人がテームズをさかのぼったことはあったかも・・・)いわば、最大の危機!乗り切った満足もひとしお・・・いまだにイギリスのパニックもの映画では、ニュースのシーンで「大空襲以来最大の危機・・・」などというセリフを使った演出が見られます。

空軍大戦略

リチャード・コリアー/内藤一郎 訳/

早川/早川文庫

英独の体験者からの聞き取りで構成したノンフィクション。同名の映画とちがって、独英分け隔てなく人間として、愛をもって書きつづられています。戦争なので悲しいエピソード、殺伐としたエピソードも多いんですが、そのなかに、ホッとするようなものも入っています。いい本です。
バトル・オブ・ブリテン イギリスを守った空の決戦

リチャード・ハウ&デニス・リチャーズ/河合裕 訳/新潮文庫 第一次大戦のロンドン空襲の経験を経て、様々な対抗勢力の妨害をかいくぐり空軍が独立し、防空システムを築き、バトルオブブリテンを乗り切るまでを述べた大作。情報てんこ盛り。
戦闘機(上・下) レン・デイトン/内藤一郎 訳/早川文庫 当時の戦闘機コマンドのえらい人、ヒュー・ダウディング卿とそのライバル キース・パーク卿とのドクトリンの相違を検証しつつ、結局バトルオブブリテンでの英国戦闘機コマンドの運用はあれでよかったという結論をだし、ダウディングは不遇だったとまとめてあります。悪くないでき。
編隊飛行 J・E・ジョンソン/小出英一 訳/ソノラマ戦記文庫 ファウルミアの十九中隊へ。彼は地上でもなかなか抜け目がありません。十九中隊には初期のイスパノ20ミリ砲を積んだスピットがいっぱいあったらしい。

でもすぐに戦技訓練のためにノーフォークの616中隊へたらい回し。これは幸運でした。更に、古傷の手術で12月まで出る幕ナシ。

この時点でのイギリス空軍の編隊空戦法がよく解説してあります。

「宿敵」バーダー登場。

小雀物語 クレア・キップス/大久保康雄 訳/小学館ライブラリー 40年の7月1日に警防団の防空監視の帰りに雀のヒナをひろって、12年間 愛情をもって育てた記録。当時のイギリスの銃後の様子とともに、あたたかく、しかし客観的に雀の「クラレンス」を観察しています。そのかわいいこと。鳥好きにはたまりません。また、小鳥のヒナは温めたミルクでも育つとは知りませんでした。イギリスでシジュウカラがひとのうちのミルクを勝手にフタ開けて飲んじゃう話は知ってましたけど。

著者は、動物にも心があると主張しますが、私も同感。一部の「動物には精神はなく、本能と機械的な反射しかない」とする学者の意見にはなっとくしかねます。しろうととして。どんな動物も、照れ隠しとかするし。

空襲下の監視哨に雀をつれてくるなんて、日本であったなら「国の大事に雀のヒナとは何事か!」と怒られてしまいそうな状況ですが、イギリスには精神に余裕があってうらやましい。

デ・ラ・メアが出てくるのは意外でした。

ダーク・ブルー ズディニエク。スヴィエラーク/山田清機 編訳/角川文庫 亡命チェコ空軍のバトルオブブリテンを題材にとった作品。脚本を編訳したらしい。プピットファイアの排気管が12本だったりキューベルワーゲンが緑だったりこの時期にケッテンクラートがいたりと考証資料としては寒い感じ。ただ、チェコ人の行き方を知りたいむきには参考になるかもしれません。
撃墜王 スティーブン・クーンツ 編/高野裕美子 訳/講談社文庫 アル・ディーアの手記。
スパイキャッチャー ピーター・ライト//朝日文庫

通商破壊作戦:持たざる海軍、ドイツのとった対イギリス海軍戦略は、海上ゲリラ戦でした。はるか昔、イギリスの私掠船がスペインにやってたことを、今度はイギリスがされることになったのです。
海の狩人アトランチス ゲルンハルト・ロッゲ/ソノラマ戦記文庫 ぺらぺらの貨物船に大砲と魚雷発射管を積んで、怪盗ルパンみたいにいろんな変装をし、イギリス海軍の網の目をかいくぐり、世界の海をまたにかけて荒らし回った武装商船「アトランティス」号の冒険。ロッゲさんはその艦長です。手に汗握ります。
ポケット戦艦 テオドール・クランケ、H・ブレネケ/早川文庫 もう1隻のポケット戦艦「アドミラル・シェーア」号が大西洋を舞台に相棒のシュペーをはるかにしのぐ戦績をあげ、しかも生還するまでの記録。この「シェーア」は、シュペーに比べて無名だけれど、それはさんざんしてやられたイギリスが宣伝されたくなかったためなのでしょう。シュペーの方がハデだし、結局イギリスが勝つので。

ところで、シュペーの成功の陰に、別動のドイッチュラント/リュッツオーがいて、この情報をうまく使ったことがイギリス側を混乱させる一因となっていたこともわすれてはなりません。

ヒトラーの戦艦 エドウイン・グレイ/都島惟男 訳/光人社文庫 グラフ・シュペーの闘い、シェーアの通商破壊、ヴィーゼル演習、ライン演習の流れをわかりやすく書いています。
戦艦ビスマルクの最後 ルードヴィック・ケネディ/内藤一郎訳/早川文庫 重巡洋艦「プリンツ・オイゲン」をひきつれて「ライン演習」作戦に出撃した超戦艦ビスマルク。それを追うイギリス海軍。たった1週間の追撃戦でしたけれど、戦艦が2隻沈むという密度の濃い1週間でした。

著者は敵味方、中立国にわたって取材して、最後のビスマルクが一方的に撃たれるシーンを語るイギリス側の回想には視覚的に胸をうつものがあります。

巨大戦艦ビスマルク B・フォン・ミュレンハイム=レッヒベルク/佐和誠 訳/ハヤカワ文庫 ビスマルクの少ない生存者のひとりで、後部射撃指揮所の指揮官だったひとの回想。

ビスマルクの最後の戦闘の模様をビスマルク側から描いているので、上の「戦艦ビスマルクの最後」と照らし合わせると非常に興味深い。舵をやられただけで戦闘力を喪失しちゃったということがわかります。

とかくノーナシ呼ばわりされがちなリンデマン艦長についての、意外に頭の柔らかい一面などが見えるのと、ライン演習でのビスマルクの塗装はノルウエーで迷彩を消しちゃってたりする情報などがおもしろいところです。

大漁で沈みそうな漁船を大戦艦がわざわざエスコートしてあげるなんてところはドイツ海軍にも人間的な余裕があってうらやましい。我が帝国海軍なら見捨てちゃってるかも。

爆沈するフッドですが、この名前のもとになったフッド提督は、ジュットランド沖海戦で旗艦が爆沈して戦死しいます。ゲンの悪い名前なのでしょうか。(戦艦のフッドはもっと昔のフッドのことらしいです。まちがえちゃった。)

戦艦ビスマルク発見 ロバート・D・バラード/文芸春秋 大判の写真集。探査船で沈没していたビスマルクを探し当てるまで。この本にもビスマルクの最後の模様が書いてあります。

海底のビスマルクは、上構こそないものの、大和とちがって船体は完璧で、溶接船体の堅牢さと、のっけただけという砲塔の装備方法が適切な考えであったということの証明になっているようです。いろんな意味で悲しい話多数。

商船戦記 大内建二/光人社文庫 戦時の商船たちの姿。地味だけどなくては戦争にならない。

これがわかってない国ははっきしいって戦争弱いといえます。

アセニア号、ランカストリア号、エンプレス・オブ・ブリテン号。

そして仮装巡洋艦トーアの横浜港沈没事故。

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