ボクの『野望とシカト(無視もしくは失望)の日々』なのら、『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典7 ま〜わ』。

 
 

   謹 賀 新 年                                                              『イーハトーヴのオノマトペ』 完結編なので、                        忍者ハッタリ半蔵として、大ボラ吹いて                             読者の失笑を買いたいと存じます。(^ ^;                                                ♪馬鹿なギャグほどかわいい♪
      『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子作画) 読んだ?


    イーハトーヴオノマトペ(擬音語・擬声語・擬態語)   .
 迎 春!
     ♪猪突ギャグ進♪
 のだめ「でも峰くんは ”気持ちよかった” って――」
 千 秋「……ああ そ―ゆ―のは いわゆる……」
 のだめ「オナニ―プレイってゆ―んだよ!デスよ
      意味は ひとりよがり
      それから――峰くんは
      アンサンブルがわかってねぇ!デス!
      ピアノの音 ちっとも聴いてないだろ !?
      ひとりで 気持ちよく走ってどうする !?デスヨ 
      それから〜〜〜
      テクニックにばっか 気をとられるな!
      ふい〜〜〜 以上4つ!
      のだめからの アドバイス でした―――」
               ♪Lesson6♪162p
                『のだめカンタービレ』 読んだ?                 『ボクの小さな野望』から語らせていただこう、                        調子に乗ったら                                                      『ボクの大きな野望』まで語りたいなぁと、                            かように思う次第でありますまんねん。(^ ^;             A Happy New Year!                                                                    ♪喉元過ぎればギャグを忘れる♪
    谷岡先生「ブラボ― ブラボ―!
          よかったねえ千秋くん
          なんか壁  超えたみたいで」
      千 秋「え?
          オレのための
          レッスンだったのか―――」
                ♪Lesson3♪93p
                 『のだめカンタービレ』 読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだ?                                                          読んだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ?
宮沢賢治童話の私設ファンコーナー34です。

               ★宮沢賢治童話を是非ぜひゼヒ読んでネ★


 
******* オノマトペ・文例辞典 ******* .
                           ま〜わ
               onomatopёe
          まんまるまるるるん:                                                               【「おつきさんおつきさん、まんまるまるるるん」】                                              by『かしわばやしの夜』      みっしり:【「さあ、あべじゃ。                                                      医者さんもあんまり、がおれなぃで、                                折角みっしりやったらいがべ。」】                                                                      by『植物医師』       むっくり:【蛙はそれを聞くと、                                                    むっくりと起きあがってあぐらをかいて、                              かばんのような大きな口を一ぱいにあけて                          笑いました。】                                                                       by『蜘蛛となめくじと狸』       めきめき:【「むすこも大学を終ったし、                                            めきめき立派になったから」】                                                      by『ざしき童子(ぼっこ)のはなし』       もかもか:【やまなしは横になって                                                 木の枝にひっかかってとまり、                                        その上には月光の虹が                                              もかもか集まりました。】                                                                       by『やまなし』       やっき:【狸がやっきとなって                                                    腹鼓を叩いて狐を責めました。】                                                                    by『月夜のけだもの』      ゆさゆさ:【樹はゆさゆさとゆすれ                                                大へんにむしあつくどうやら                                           雨が降って来そうなのでした。】                                                    by『学者アラムハラドの見た着物』
               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典 あ〜き』 → → → 28ページです。

               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典2 く〜さ』 → → → 29ページです。

               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典3 し〜そ』→ → → 30ページです。

               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典4 た〜と』→ → → 31ページです。

               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典5 な〜ひ』→ → → 32ページです。

               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典6 ふ〜ほ』→ → → 33ページです。

               『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典7 ま〜わ』
       よぼよぼ:【足は、まるでよぼよぼで、                                             一間とも歩けません。】                                                                       by『よだかの星』  
     『ら』、ありましぇ〜ん。           リウリウ:【ねずみとりの方も、                                                   痛いやら、しゃくにさわるやら、                                       ガタガタ、ブルブル、                                                  リウリウとふるえました。】                                                                       by『ツェねずみ』      ルルルルルル:                                                              【はちすずめのめぐりは                                                  あまり速くてただ                                                       ルルルルルルと鳴るぼんやりした                                     青い光の輪にしか見えませんでした。】                                  by『十力(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)』        『れ』、ない、んだなす。             『ろ』、もありましぇ〜ん。          わくわく:【その空からは青びかりが波になって                                 わくわくと降り、雪狼(ゆきおいの)どもは、                         ずうっと遠くで焔(ほのお)のように                                   赤い舌をべろべろ吐いています。】                                                                    by『水仙月の四日』


 
   ボクの『野望とシカト(無視もしくは失望)の日々』なのら、『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典7 ま〜わ』

 えー、最終回なので、忍者ハッタリ半蔵として、大ボラ吹いて読者の失笑を買いたいと存じます。
***  (*は手裏剣のつもり (^ ^; )
 大ボラ、って云っても、語ってもいい『ボクの本音』のほんの一部ですから、たいしたこたぁありゃしま
せん、だなす。なんてったって、馬鹿にされたい症候群なボクでやんすから。(^ ^;
 ま、ひま〜〜〜な人だけ読んでくなさい。云っとくけど、たいした話に発展なんぞしませんし、ギャグも
たぶんしらけるだけです、ずら。(ま、いつものことだぃね。)
 まず初めに、『ボクの小さな野望』から語らせていただこう、調子に乗ったら『ボクの大きな野望』まで
語りたいなぁと、かように思う次第でありますまんねん。

 『ボクの小さな野望』、もう少し正確に云うと、『ボクのせこい欲望』っつーか、『みみっちい希望』につい
て、スルドイ分析と考察を展開したい、できれば読者の失笑を買いたいと、かように存じます、ぞなもし。
 ボクをスルドク自己分析すると、『挫折した完全主義者』、もう少し厳密に云うと、『妥協してる完全主義
者』『いいかげんな完全主義者』『排他的博愛主義者』『ずぼらな潔癖性』『厭きっぽい未練たらたら男』
『薄っぺらな執着心』『あっさりテイストな粘着質』『意外と出歩く引きこもり』『明るいうつ病』『目立ちたが
りの引っ込み思案』『消極的うぬぼれクン』『傲慢な照れ屋さん』『駄洒落とオヤジギャグ大好き男』『ずる
ずるだらだら羅列好き人間』『単純な複雑屈折男』『ご都合主義的ミッド・フィルダー』(いい加減にしなさ
い!)っつーとこかな、なのら。

 そんなボクがホムペ作りにハマッたのは、2000年8月某日、管理者S原クンの誘いに乗ったためなの
ら。S原クンはボクの承諾も得ずに勝手に適当に『アイドル』っつーこっぱずかしいニックネームをボクに
つけたのら。さすがにムカッとしたけど、ジェントルマンで心の広いボクは、いわゆる『人畜無害の変態』
っつーか、『すこぉし変な人』と友達に思われてるかも知んないにゃぁ、っつー自覚症状のできつつあった
ボクは、じっと涙をこらえ、明るくほほえんだのら。エライなぁ、ボクって。
 んで、ボクのホムペ第1作が、
『アイドル簡単製造法』なのら。
 間髪を入れず、第2作、
『イベントごっこ★メリコの法則の巻』
           第3作、
『イベント仮面ごっこ★サタンの爪の垢』と、矢継ぎ早に傑作を紡ぎ出したボク
は、すっかりジブンイレブンいい気分なのらった。  ↑
ひま〜な人はクリックして読んでね。(^ ^;
 「これでもうダイジョブ。読者はどんどんふえて行き、おたよりなんかもどしどし送られて来るにちがいな
 い、むふふ。」

 ところが、いくら待っても、おたよりは来なかった。読者数も1日平均1.75人しかカウントされなかった。
 ボクはめんくらった。
 どうして、おたより来ないの? なぜ、読者はふえないの? こんなに面白いホムペなのに。

 待っても待っても、おたよりは来なかったし、カウントもじぇんじぇんふえなかった。
 (ちなみに、トップページを開かないと、カウントはふえません。)
 どうして? なぜ? こんなに面白いのに。

 ここなんですねぇ、ここで目覚めれば、ここであきらめれば、ボクの天才的傑作は単なる幻想なんだと、
ここで気付きさえすれば、ボクも真人間
(まにんげん=フツーの人)に戻れたかも知れないんですねぇ。

 やっぱしボクは、『すこぉし変な人』なのかも知んないにゃぁ。
 (作者註:現代用語ではこれを『キモイ』と称するかも知んないにゃぁ。)

 懲りないボクは、傑作
『アタイの鍋奉行日記1〜11』2000.11月某日〜2001.4.9.
           傑作
『アタイの鍋奉行日記12』2001.1.9.〜2002.1.9.
           駄作
『ハンニバル』(映画『ハンニバル』の私設ファンコーナー)2001.3.21.〜2001.9.1.
           駄作
『陰陽師』(NHK23:00ドラマDモード)の私設ファンコーナー 2001.4.3.〜2002.7.2.
           自信作
『立体キリコクラブ』「美の巨人たち」(テレビ東京土曜22:00)2001.5.8.〜更新中
           傑作
『忍者映画「RED SHADOW 赤影」』の私設ファンコーナー 2001.5.24.〜2002.9.10.
           傑作
『忍法帖シリーズ』山田風太郎の私設ファンコーナー 2003.8.12.〜2005.5.22.
等々、自称傑作4本、自信作1本と、数え切れぬ駄作失敗作ホムペを作ってきましたまんねん。

 「おたよりちゃぶだい!(^ ^; 」 とか、
 「トホホなおたよりには、大歓迎を15%も増量中です。by トホホの遁兵衛 (^ ^; 」 とか、
 しょぼいギャグ入りで、ほんのわずかな読者の皆様に、ほぼ毎回お願いをして来ました。
 イラストもいっぱい使って、見やすく読みやすく明るく楽しいホムペを心がけて来ましたまんねん。

 新作を作り始めるたびに、
 「これでもうダイジョブ。読者はどんどんふえて行き、おたよりなんかもどしどし送られて来るにちがいな
 い、むふふ。」と、ほくそ笑むボクでしたまんねん。

  2001年が明けて、おたよりは来なかった。
  2002年が明けて、おたよりは来なかった。
  2003年が明けて、おたよりは来なかった。

 いつまで待っても、やっぱしおたよりは来なかったし、カウントもじぇんじぇんふえなかった。
 どうして? なぜ? こんなに楽しいのに。
 来ました!来ました!おたより!来ました!   お待たせしました。おたより、だなす。(^ ^;   

 こ、こ、こ、ここで(どもっちゃってるよぉ。)、ここでその記念すべき、『おたより第1号』を、ご紹介させて
いただきます。ごっくん。

 えー、作者はかなり興奮しておりますので、ここで一旦、コマーシャルをはさみまして、続きは、
 『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典7 ま〜わ』が、終わってから、ということにさせていただきます。(^ ^;
 (バカだねぇ。)

 っつーことで、第7ページ、『イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典7 ま〜わ』、だなす。     
2006.12.17.

 
                まんまろ:【みなさんは瞬(またた)きや                                            くしゃみをしないで                                                   目をまんまろに開いて                                                見ていて下さい。】                                                                         by『雪渡り』
4301. まだまだ:【野原は今は練兵場や粟の畑や苗圃(なえばたけ)などになってそれでも騎兵の馬が光った
        り、白いシャツの人が働いたり、汽車で通ってもなかなか奇麗ですけれども、前はまだまだ
        立派でした。】
             by『二人の役人』
4302. まぶしまんぶし:【「お日さんは はんの木の向
(もご)さ、降りでても すすぎ、ぎんがぎが まぶしまん
        ぶし」】
             by『鹿
(しし)踊りのはじまり』
4303. まるっきり:【「いいえ、まるでちらばってますよ、それに研究室兼用ですからね、あっちの隅には顕
        微鏡、こっちにはロンドンタイムズ、大理石のシィザアがころがったりまるっきりごったごた
        です。」】
             by『土神ときつね』
4304. まんまる:【「僕は、まんまる大将のお日さんと一しょに、パチンと割られるよ。」】
             by『気のいい火山弾』
4305. まんまるまるるるん:【「おつきさんおつきさん、まんまるまるるるん」】
             by『かしわばやしの夜』
4306. まんまろ:【みなさんは瞬
(またた)きやくしゃみをしないで目をまんまろに開いて見ていて下さい。】
             by『雪渡り』
 
                 みりみり:【「お前もこの頃は                                                       頭でみりみり私を押しつけようとするよ。」】                                      by『楢(なら)ノ木大学士の野宿』
4307. ミィミィ:【生きてたときはミィミィとなき蝶のように花の蜜をたべるあの小さなかあいらしい蜂雀です。】
             by『黄いろのトマト』
4308. ミインミイン:【それからしばらく空がミインミインと鳴りました。】
             by『種山ヶ原』
4309. みしみし:【象が地面をみしみし云わせて走って来ましたので獅子が又ステッキを突き出して叫びま
        した。】
             by『月夜のけだもの』
4310. みしみし:【そこで銀色のなめくじはかたつむりを殻ごとみしみし喰べてしまいました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4311. みしみし:【「旦那さん。百八十両やって下さい。俥
(くるま)はもうみしみし云っていますし私はこれから
        病院へはいります。」】
             by『紫紺染
(しこんぞめ)について』
4312. みしみし:【六七本の病気の木を、けとばしたりはねとばしたりみしみし枝を折ったりする。】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4313. ミシミシ:【「まるで身体が壊れそうになってミシミシ云うんだ。」】
             by『双子の星』
4314. みっしり:【「さあ、あべじゃ。医者さんもあんまり、がおれなぃで、折角みっしりやったらいがべ。」】
             by『植物医師』
4315. みりみり:【「お前もこの頃は頭でみりみり私を押しつけようとするよ。」】
             by『楢
(なら)ノ木大学士の野宿』
4316. ミリミリ:【「ツェねずみさん。もうじき冬になるね。ぼくらは又乾いてミリミリ云わなくちゃならない。」】
             by『ツェねずみ』
4317. みるみる:【さあ、たいへん、みるみる陳のあたまがめらあっと延びて、いままでの倍になり、せいが
        めきめき高くなりました。】
             by『山男の四月』
4318. みんみん:【稀薄な空気がみんみん鳴っていましたがそれは多分は白磁器の雲の向うをさびしく渡
        った日輪がもう高原の西を劃
(かぎ)る黒い尖尖(とげとげ)の山稜の向うに落ちて薄明が来たた
        めにそんなに軋
(きし)んでいたのだろうとおもいます。】
             by『インドラの網』
 
                むちゃむちゃむちゃっ:                                                             【むちゃむちゃむちゃっと半ぺんをたべて、                             又プイッと外へ出て云いました。                                    「おいしかったよ。ありがとう。」】                                                                       by『ツェねずみ』
4319. むくっ:【水はむくっと盛りあがり、それからしばらく、そこらあたりがきぃんと鳴った。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4320. むくっ:【水はむくっと盛りあがり、それからしばらく、そこらあたりがきぃんと鳴りました。】
             by『風の又三郎』
4321. むくむく:【今日なら、もうほんとうに立派な雲の峰が、東でむくむく盛りあがり、みみずくの頭の形を
        した鳥ヶ森も、ぎらぎら青く光って見えた。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4322. むくむく:【そして二人はどこまでもどこまでも、むくむくの苔やひかげのかつらをふんで森の奥の方
        へはいって行きました。】
             by『十力
(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)
4323. むくむく:【「むくむく虹が湧いてるようだよ。」】
             by『十力
(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)
4324. むくむく:【ある日ブドリが老技師とならんで仕事をして居りますと、俄かにサンムトリという南の方の
        海岸にある火山が、むくむく器械に感じ出してきました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4325. むくむく:【おまけに水平線の上のむくむくした雲の向うから鉛いろの空のこっちから口のむくれた三
        疋
(びき)の大きな白犬に横っちょにまたがって黄いろの髪をばさばささせ大きな口をあけたり
        立てたりし歯をがちがち鳴らす恐ろしいばけものがだんだんせり出して昇って来ました。】
             by『サガレンと八月』
4326. むくむく:【すっかり夏のような立派な雲の峰が、東でむくむく盛りあがり、さいかちの木は青く光って
        見えました。】
             by『風の又三郎』
4327. むくむく:【顔がむくむく膨
(ふく)れていて、おまけにあんな冠(かぶ)らなくてもいいような穴のあいたつ
        ばの下った土方しゃっぽをかぶってその上からまた頬かぶりをしているのだ。】
             by『或る農学生の日誌』
4328. むくむく:【[あの、黒い山がむくむく重なり、その向うには定めない雲が翔
(か)け、渓(たに)の水は風
        より軽く幾本の木は険しい崖からからだを曲げて空に向う、あの景色が石の滑らかな面に
        描いてあるのか。]】
             by『チュウリップの幻術』
4329. むしゃくしゃ:【その日はわたくしは役所で死んだ北極熊を剥製にするかどうかについてひどく仲間
        と議論をして大へんむしゃくしゃしていましたから少し気を直すつもりで酒石酸をつめたい水
        に入れて呑んでいましたらずうっと遠くですきとおった口笛が聞えました。】
             by『ポラーノの広場』
4330. むしゃくしゃ:【いなびかりは、まるでこんな憐れな旅のものなどを漂白してしまいそう、並木の青い
        葉がむしゃくしゃにむしられて、雨のつぶと一諸に堅いみちを叩き、枝までがガリガリ引き
        裂かれて降りかかりました。】
             by『ガドルフの百合』
4331. むしゃくしゃ:【私は暑いやら疲れたやら、すっかりむしゃくしゃしてしまいましたので、今のうち一寸
        
(ちょっと)床屋へでも行って来ようと思って室(へや)を出ました。】
             by『毒蛾』
4332. むしゃくしゃ:【いきなり本線シグナル附きの電信ばしらが、むしゃくしゃまぎれにごうごうの音の中
        
(うち)を途方もない声でどなったもんですから、シグナルは勿論(もちろん)シグナレスもまっ青
        になってぴたっとこっちへまげていたからだをまっすぐに直しました。】
             by『シグナルとシグナレス』
4333. むしゃくしゃ:【ゴーシュはひるからのむしゃくしゃを一ぺんにどなりつけました。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4334. むしゃくしゃ:【ゴーシュははじめはむしゃくしゃしていましたがいつまでもつづけて弾いているうちに
        ふっと何だかこれは鳥の方がほんとうのドレミファにはまっているかなという気がしてきまし
        た。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4335. むしゃむしゃ:【ジョバンニは窓のところからトマトの皿をとってパンといっしょにしばらくむしゃむしゃ
        たべました。】
             by『銀河鉄道の夜』
4336. むしゃむしゃ:【ネネムは飛んで行ってそれをむしゃむしゃたべました。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4337. むしゃむしゃ:【ブドリはもうやけになって、だまってその男のよこした蒸しパンをむしゃむしゃたべ
        て、またまりを十ばかり投げました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4338. ムシャムシャムシャムシャ:【二人はまるで籠を引ったくるようにして、ムシャムシャムシャムシャ、
        沢山喰べてから、やっと、「おじさんありがとう。ほんとうにありがとうよ。」なんて云ったの
        でした。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4339. むずむず:【清作はもうとびだしてみんなかたっぱしからぶんなぐってやりたくてむずむずしました
        が、画
(え)かきがちゃんと前へ立ちふさがっていますので、どうしても出られませんでした。】
             by『かしわばやしの夜』
4340. むずむず:【けれどもカン蛙は、その立派なゴム靴を見ては、もう嬉しくて嬉しくて、口がむずむず
        云うのでした。】
             by『蛙のゴム靴』
4341. むちゃくちゃ:【豚は心に思いながら、もうたまらなくなり前の柵を、むちゃくちゃに鼻で突
(つ)っ突い
        た。】
             by『フランドン農学校の豚』
4342. むちゃむちゃむちゃっ:【むちゃむちゃむちゃっと半ぺんをたべて、又プイッと外へ出て云いました。
        「おいしかったよ。ありがとう。」】
             by『ツェねずみ』
4343. むっ:【ぼくらは、蝉が雨のように鳴いているいつもの松林を通って、それから、祭のときの瓦斯
(ガス)
        のような匂
(におい)のむっとする、ねむの河原を急いで抜けて、いつものさいかち淵に行った。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4344. むっ:【なるほど向うの黒い草むらのなかに小さな円いぼんぼりのような白いつめくさの花があっち
        にもこっちにもならびそこらはむっとした蜂蜜のかおりでいっぱいでした。】
             by『ポラーノの広場』
4345. むっ:【わたくしはすこしむっとしてふり返りましたら給仕はまた威張って云いました。】
             by『ポラーノの広場』
4346. むっ:【鼠とりは少しむっとしましたが、無理にこらえて、「さあ、たべなさい。」とだけ云いました。】
             by『ツェねずみ』
4347. むっ:【獅子がむっと口を閉じてまた云いました。】
             by『月夜のけだもの』
4348. むっ:【私はむっとしてしまいました。】
             by『サガレンと八月』
4349. むっ:【ぼくもむっとした。】
             by『或る農学生の日誌』
4350. むっ:【「おれが医者などやれるもんか。」ゴーシュはすこしむっとして云いました。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4351. むっくり:【蛙はそれを聞くと、むっくりと起きあがってあぐらをかいて、かばんのような大きな口を一
        ぱいにあけて笑いました。】
             by『蜘蛛となめくじと狸』
4352. むっくり:【蛙はそれを聞くと、むっくり起きあがってあぐらをかいて、かばんのような大きな口を一ぱ
        いにあけて笑いました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4353. むっくり:【すると主人が俄かに元気になってむっくり起きあがりました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4354. むにゃむにゃ:【狸はむにゃむにゃ兎の耳をかみながら、「なまねこ、なまねこ、みんな山猫さまの
        おぼしめしどおり。なまねこ。」と云いながら、とうとう兎の両方の耳をたべてしまいました。】
             by『蜘蛛となめくじと狸』
4355. むにゃむにゃ:【狸はむにゃむにゃ兎の耳をかみながら、「なまねこ、なまねこ、世の中のことはな、
        みんな山猫さまのおぼしめしのとおりじゃ。おまえの耳があんまり大きいのでそれをわしに
        噛って直せというのは何というありがたいことじゃ。なまねこ。」と云いながら、とうとう兎の両
        方の耳をたべてしまいました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4356. むにゃむにゃ:【カン蛙は何とも言えないうらめしそうな顔をして、口をむにゃむにゃやりました。】
             by『蛙のゴム靴』
4357. むにゃむにゃむにゃっ:【ホークに刺して、むにゃむにゃむにゃっと喰
(く)ってしまいました。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4358. むらむらっ:【土神はむらむらっと怒
(おこ)りました。】
             by『土神ときつね』
4359. むんず:【蜘蛛はまるできちがいのように、葉のかげから飛び出してむんずと蚊に食いつきました。】
             by『蜘蛛となめくじと狸』
4360. むんず:【蜘蛛はまるできちがいのように、枝のかげから駆け出してむんずとあぶに食いついた。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
 
               めらあっ:【みるみる陳のあたまがめらあっと延びて、                           いままでの倍になり、                                                 せいがめきめき高くなりました。】                                                                       by『山男の四月』
4361. めきめき:【「むすこも大学を終ったし、めきめき立派になったから」】
             by『ざしき童子
(ぼっこ)のはなし』
4362. めきめき:【いままでの倍になり、せいがめきめき高くなりました。】
             by『山男の四月』
4363. めちゃくちゃ:【白い火山灰層のひとところが、平らに水で剥がされて、浅い幅の広い谷のようにな
        っていましたが、その底に二つづつ蹄
(ひづめ)の痕のある大さ五寸ばかりの足あとが、幾つ
        か続いたりぐるっとまわったり、大きいのや小さいのや、実にめちゃくちゃについているで
        はありませんか。】
             by『イギリス海岸』
4364. めちゃくちゃ:【ファゼーロは動かなくなる、デストゥパーゴがそれをまためちゃくちゃにふみつける】
             by『ポラーノの広場』
4365. めちゃくちゃ:【(何もかもめちゃくちゃだ。これで、も一度きちんと空がみがかれて、星座がめぐる
        ことなどはまあ夢だ。夢でなけぁ霧だ。みずけむりさ。)】
             by『ガドルフの百合』
4366. めちゃくちゃ:【「こんなやつは野原の松毛虫だ。おれが介添えをやろう。めちゃくちゃにぶん撲
(なぐ)
        ってしまえ。」】
             by『ポランの広場』
4367. めちゃくちゃ:【それからめちゃくちゃにその丘をのぼった。】
             by『税務署長の冒険』
4368. めちゃくちゃ:【馬は塀を超えサラバアユウ先生のけしの花壇をめちゃくちゃに踏みつけながら立っ
        ていた。】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4369. めちゃくちゃ:【馬は土塀をはね越えて、となりのリンプー先生の、けしのはたけをめちゃくちゃに、
        踏みつけながら立っていた。】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4370. めちゃめちゃ:【すると異教席はもうめちゃめちゃでした。】
             by『ビジテリアン大祭』
4371. めちゃめちゃ:【小さな木などは根こぎになり、藪や何かもめちゃめちゃだ。】
             by『オツベルと象』
4372. めちゃめちゃ:【「するとあいつのゴム靴がめちゃめちゃになるだろう。」】
             by『蛙のゴム靴』
4373. めちゃめちゃ:【「糧食はなし 四月の寒さ 胃時計
(ストマクウォッチ)も、もうめちゃめちゃだ。」】
             by『饑餓陣営』
4374. めっちゃめちゃ:【「それからおなか中をめっちゃめちゃにこわしちまうんだよ。」】
             by『いちょうの実』
4375. めっちゃめちゃ:【「丘を通るときは草も花もめっちゃめちゃにたたきつけたんだ、そしてその夕方ま
        でに上海から八十里も南西の方の山の中に行ったんだ。」】
             by『風野又三郎』
4376. めらあっ:【みるみる陳のあたまがめらあっと延びて、いままでの倍になり、せいがめきめき高くなり
        ました。】
             by『山男の四月』
4377. めらめら:【麦稈
(むぎわら)は青いほのおをあげてめらめらと燃え、あとには黄色な麦粒の小山が残り
        ました。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4378. めりめりめりめりっ:【すると、めりめりめりめりっ。山男はすっかりもとのような、赤髪の立派なから
        だになりました。】
             by『山男の四月』
 
                   もちゃもちゃ:【小猿が、バラバラ、その辺から出て来て、     草原一杯もちゃもちゃはせ廻り、        間もなく四つの長い列をつくりました。】           by『さるのこしかけ』
4379. もうもう:【たばこばたけからもうもうとあがる湯気の向うで、その家はしいんとして誰も居たようでは
        ありませんでした。】
             by『風の又三郎』
4380. もかもか:【やまなしは横になって木の枝にひっかかってとまり、その上には月光の虹がもかもか集
        まりました。】
             by『やまなし』
4381. もがもが:【「も少しよく嘗
(な)めないとあとで大変ですよ。今度又来てももう直してあげませんよ。ハ
        ッハハ。」となめくじはもがもが返事をしながらやはりとかげを嘗めつづけました。】
             by『蜘蛛となめくじと狸』
4382. もがもが:【「も少しよく嘗
(な)めないとあとで大変ですよ。今度又来てももう直してあげませんよ。ハ
        ッハハ。」となめくじはもがもが返事をしながらやはりとかげを嘗めつづけました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4383. もがもが:【タネリは、もがもがつぶやきました。】
             by『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』
4384. もくもく:【そのあとから二十人ばかりのすさまじい顔つきをした人がどうもそれは人というよりは白
        熊といった方がいいような、いや、白熊というよりは雪狐と云った方がいいようなすてきに
        もくもくした毛皮を着た、いや、着たというよりは毛皮で皮ができてるというた方がいいよう
        なものが変な仮面をかぶったりえり巻を眼まで上げたりしてまっ白ないきをふうふう吐きな
        がら大きなピストルをみんな握って車室の中にはいって来ました。】
             by『氷河鼠の毛皮』
4385. もくもく:【製板所の構内だということはもくもくした新らしい鋸屑
(おがくず)が敷かれ、鋸(のこぎり)の音
        が気まぐれにそこを飛んでいたのでわかりました。】
             by『イギリス海岸』
4386. もくもく:【みんなは萱の間の小さなみちを山の方へ少しのぼりますと、その南側に向いた窪みに
        栗の木があちこち立って、下には葡萄がもくもくした大きな藪になっていました。】
             by『風の又三郎』
4387. もくもく:【「おや、おや、おや、火がもくもく湧いている。」】
             by『貝の火』
4388. もくもく:【すると足の下が何だかもくもくしました。】
             by『貝の火』
4389. もくもく:【野原は何だかもくもくして、ゴムのようでした。】
             by『種山ヶ原』
4390. もくもく:【もう誰だって胸中からもくもく湧いてくるうれしさに笑い出さないでいられるでしょうか。】
             by『イーハトーボ農学校の春』
4391. もさもさ:【みんな不思議に灰いろや鼠がかってもさもさして天まで続いているようだ。】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4392. もじもじ:【兄弟の穂吉という梟
(ふくろうは、そこで大へんきまり悪く思ってもじもじしながら頭だけはじ
        っと垂れていました。】
             by『二十六夜』
4393. もじもじ:【するとあんなに元気に手をあげたカムパネルラが、もじもじ立ち上ったままやはり答えが
        できませんでした。】
             by『銀河鉄道の夜』
4394. もじもじ:【虔十
(けんじゅう)はきまり悪そうにもじもじして下を向いてしまいました。】
             by『虔十
(けんじゅう)公園林』
4395. もじもじ:【大臣の子はすこしもじもじしました。】
             by『十力
(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)
4396. もじもじ:【「さあ、」ジョバンニは困って、もじもじしていましたら、カムパネルラは、わけもないという
        風で、小さな鼠いろの切符を出しました。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4397. もじもじ:【そのとき慶助は顔をまっ赤にして半分立ったまま自分の席でもじもじしていました。】
             by『みじかい木ペン』
4398. もじもじ:【チュンセは困ってしばらくもじもじしていましたが思い切ってもう一ぺん云いました。】
             by『手紙』
4399. もじもじ:【その人はブドリの挨拶になれないでもじもじしているのを見ると、重ねて親切に云いまし
        た。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4400. もじもじ:【本線のシグナルはきまり悪そうにもじもじしてだまってしまいました。】
             by『シグナルとシグナレス』
4401. もじもじ:【するとその子はちゃんと前へならえでもなんでも知ってるらしく平気で両腕を前へ出して
        指さきを嘉助のせなかへやっと届くくらいにしていたものですから嘉助は何だかせなかがか
        ゆいかくすぐったいかという風にもじもじしていました。】
             by『風の又三郎』
4402. もじもじ:【も一つの黄色なダァリヤが、もじもじしながら云いました。】
             by『まなづるとダァリヤ』
4403. もじもじ:【すると梟
(ふくろう)が、少しきまり悪そうにもじもじしました。】
             by『林の底』
4404. もじもじ:【若者は率直に立って「ああそうすか。」と云って名刺を受けとったがあとは何も云わない
        でもじもじしていた。】
             by『税務署長の冒険』
4405. もじもじ:【僕がもじもじしているとこれは新らしい高価
(たか)い種類だよ。君にだけやるから来春植
        えて見たまえと云った。】
             by『或る農学生の日誌』
4406. もしゃもしゃ:【それからまっくらなとこで もしゃもしゃビスケットを喰べた。】
             by『楢
(なら)ノ木大学士の野宿』
4407. もしゃもしゃ:【「君、だめだよ。とどかないよ。」と事務長の黒猫が、もしゃもしゃパンを喰べながら
        笑って云いました。】
             by『寓話 猫の事務所』
4408. もじゃもじゃ:【実にそれはロバートとでも名の附きそうなもじゃもじゃした大きな犬でした。】
             by『イギリス海岸』
4409. もじゃもじゃ:【まるで蕈
(きのこ)とあすなろとの 合の子みたいな変な木が 崖にもじゃもじゃ生えて
        いた。】
             by『楢
(なら)ノ木大学士の野宿』
4410. もじゃもじゃ:【おしまいにはとのさまがえるは、十一疋
(ぴき)のあまがえるを、もじゃもじゃ堅めて、
        ぺちゃんと投げつけました。】
             by『カイロ団長』
4411. もじゃもじゃ:【山吹の青いえだや何かもじゃもじゃしている。】
             by『台川
(だいかわ)
4412. もじゃもじゃ:【するとさっきの大きな男が、髪をもじゃもじゃして、しきりに村の若い者にいじめられ
        ているのでした。】
             by『祭の晩』
4413. もじゃもじゃ:【赤ひげのもじゃもじゃ生えた、第一等の探偵を呼びました。】
             by『毒もみのすきな署長さん』
4414. もじゃもじゃ:【いちめんのきら星の下を、もじゃもじゃのまなづるがあわただしく飛んで過ぎました。】
             by『まなづるとダァリヤ』
4415. もじゃもじゃ:【うす黒いもじゃもじゃした鳥のような形のものが、ばたばたばたばたもがきながら、
        流れて参りました。】by『貝の火』
4416. もじゃもじゃ:【頭も肩ももじゃもじゃだ。】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4417. もじゃもじゃ:【「そんならわしの顔から生えた、このもじゃもじゃはどうじゃろう。」】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4418. もそもそ:【大学士はマッチをすって 火をたき、それからビスケットを出し もそもそ喰
(た)べたり手
        帳に何か書きつけたりしばらくの間していたが、おしまいに火をどんどん燃して ごろりと藁
        
(わら)にねころんだ。】
             by『楢
(なら)ノ木大学士の野宿』
4419. もちゃもちゃ:【小猿が、バラバラ、その辺から出て来て、草原一杯もちゃもちゃはせ廻り、間もなく
        四つの長い列をつくりました。】
             by『さるのこしかけ』
4420. もちゃもちゃ:【「正直を云いますと、実は何だか頭がもちゃもちゃしましたのです。」】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4421. もっ:【今日こそ、ただの一言でも、虹とことばをかわしたい、丘の上の小さなめくらぶどうの木が、
        よるのそらに燃える青いほのおよりも、もっと強い、もっとかなしいおもいを、はるかの美し
        い虹に捧げると、ただこれだけを伝えたい、ああ、それからならば、それからならば、実や
        葉が風にちぎられて、あの明るいつめたいまっ白の冬の眠りにはいっても、あるいはその
        まま枯れてしまってもいいのでした。】
             by『めくらぶどうと虹』
4422. もっ:【「ザウエルという犬がいるよ。しっぽがまるで箒のようだ。ぼくが行くと鼻を鳴らしてついてく
        るよ。ずうっと町の角までついてくる。もっとついてくることもあるよ。」】
             by『銀河鉄道の夜』
4423. もっ:【「もっと正々堂々とやらなくちゃいけない。」】
             by『饑餓陣営』
4424. もっ:【さてこんな工合で、あまがえるはお代りお代りで、沢山お酒を呑みましたが、呑めば呑むほ
        どもっと呑みたくなります。】
             by『カイロ団長』
4425. もっ:【おれのはもっとずっと上流の北上川から遠くの東の山地まで見はらせるようにあの小桜山
        の下の新らしく墾
(ひら)いた広い畑を云ったんだ。】
             by『台川
(だいかわ)
4426. もっ:【「こら、裁判というのはいかん。裁判というのはもっとえらい人がするのだ。」】
             by『月夜のけだもの』
4427. もっ:【「僕はこんど、もっといいのをさがしに行くんだ。お前も一諸に行かないか。」】
             by『十力
(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)
4428. もっ:【けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりももっとすきとおっていたのです。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4429. もっ:【「どうして、どうして。五六円や、十円ぐらいじゃ、とても買えない。もっと高いよ。そして、東京
        でなくちゃ売ってまい。」】
             by『馬の頭巾』
4430. もっ:【そしてしきりに、頭の工合のよくなって息のはあはあや、からだのだるいのが治ってそしても
        っと物を沢山おいしくたべるような薬をさがしていましたがなかなか容易に見つかりません
        でした。】
             by『よく利く薬とえらい薬』
4431. もっ:【「男というものは、もっとゆっくり、もっと大股にあるくものだ。」】
             by『鳥箱先生とフウねずみ』
4432. もっ:【「そんなことおれよりおまえたちがもっとよくわかってそうなもんじゃないか。」】
             by『サガレンと八月』
4433. もっ:【「僕ね、もっと早く来るつもりだったんだよ。」】
             by『風野又三郎』
4434. もっ:【「もっとおあがりなさい。あなたと私とは云わば兄弟。ハッハハ。」】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4435. もっ:【もっとちいさなおしゃべりの鳥などは、いつでもよだかのまっこうから悪口をしました。】
             by『よだかの星』
4436. もっ:【やはりどうしても家らしかったので、こわごわもっと近寄って見ますと、それは冷たい大きな
        黒い岩でした。】
             by『種山ヶ原』
4437. もっ:【イギリス海岸には、青白い凝灰質の泥岩が、川に沿ってずいぶん広く露出し、その南のはじ
        に立ちますと、北のはずれに居る人は、小指の先よりもっと小さく見えました。】
             by『イギリス海岸』
4438. もっ:【今日こそ、ただの一言でも天の才ありうるわしく尊敬されるこの人とことばをかわしたい、丘
        の小さなぶどうの木が、よぞらに燃えるほのおより、もっとあかるく、もっとかなしいおもいを
        ば、はるかの美しい虹に捧げると、ただこれだけを伝えたい、それからならば、それからな
        らば、あの……〔以下数行分空白〕】
             by『マリヴロンと少女』
4439. もっともっと:【珠
(たま)は一昨日(おととい)の晩よりももっともっと赤くもっともっと速く燃えているのです。】
             by『貝の火』
4440. もにゃもにゃ:【男は首を垂れ、手をきちんと膝まで下げて、一生けん命口の中で何かもにゃもにゃ
        云っていました。】
             by『祭の晩』
4441. もにゃもにゃっ:【それはみんなは先生にはいつでも「お早うございます」というように習っていたの
        でしたがお互いに「お早う」なんて云ったことがなかったのに又三郎にそう云われても一郎
        や嘉助はあんまりにわかで又勢
(いきおい)がいいのでとうとう臆(おく)せてしまって一郎も嘉助
        も口の中でお早うというかわりにもにゃもにゃっと云ってしまったのでした。】
             by『風の又三郎』
4442. もにゃもにゃもにゃっ:【そこでテジマアは、ナイフをとり上げて皿の上のばけものを、もにゃもにゃ
        もにゃっと切って、ホークに刺して、むにゃむにゃむにゃっと喰
(く)ってしまいました。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4443. もやもや:【海の底はやわらかな泥で大きな黒いものが寝ていたりもやもやの藻がゆれたりしまし
        た。】
             by『双子の星』
4444. もりもり:【馬はもりもりかいばをたべてそのたてがみは茶色でばさばさしその眼は大きくて眼の中
        にはさまざまのおかしな器械が見えて大へんに気の毒に思われました。】
             by『ひかりの素足』
 
              やっ:【みんなの手前もありますので、                                       やっと一声切り込んで行きました。】                                                                       by『とっこべとら子』
4445. やっ:【下の方の四五人などは上の人につかまるようにして、やっと川へすべり落ちるのをふせい
        でいた。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4446. やっ:【その火山灰は西の二列か三列の石英粗面岩の火山が、やっとしずまった処
(ところ)ではあり
        ましたが、やっぱり時々噴火をやったり爆発をしたりしていましたので、そこから降って来た
        のでした。】
             by『イギリス海岸』
4447. やっ:【やっと青みがかったアカシヤの列を見ました。】
             by『ポラーノの広場』
4448. やっ:【さて、みんなはひろってひろってひろって、夕方までにやっと一万つぶずつあつめて、カイロ
        団長のところへ帰って来ました。】
             by『カイロ団長』
4449. やっ:【河原まで行ってやっととまった。】
             by『台川
(だいかわ)
4450. やっ:【それからやっと笑うのをやめて云いました。】
             by『月夜のけだもの』
4451. やっ:【ただその梢のところどころ物凄いほど碧いそらが一きれ二きれやっとのぞいて見えるきり、
        そんなに林がしげっていればそれほどみんなはよろこびました。】
             by『学者アラムハラドの見た着物』
4452. やっ:【みちはやっと車が通るぐらい、おおばこが二列にみちの中に生え 何べんも日が照ったり
        蔭ったりしてその黄いろのみちの土は明るくなったり暗くなったりしました。】
             by『車』
4453. やっ:【二人はやっと馳けるのをやめて、いきをせかせかしながら、草をばたりばたりと踏んで行き
        ました。】
             by『十力
(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)
4454. やっ:【ポウセ童子はやっと気がついて、びっくりして笛を置いて云いました。】
             by『双子の星』
4455. やっ:【「あなた方はどちらからいらっしゃったのですか。どうなすったのですか。」さっきの燈台看守
        がやっと少しわかったように青年にたずねました。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4456. やっ:【やっとそれは馬が着物を着たのだということがわかると、もう大笑いをしてしまいました。】
             by『馬の頭巾』
4457. やっ:【長老はやっと気を取り直したらしく、大きく手を三度ふって、何か叫びかけましたけれども、
        今度だってやっぱりその通り、崩れるように泣いてしまったのです。】
             by『ビジテリアン大祭』
4458. やっ:【タネリはおもわず、やっと柔らかになりかけた藤蔓
(ふじつる)を、そこらへふっと吐いてしまっ
        て、その西風のゴスケといっしょに、大きな声で云いました。】
             by『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』
4459. やっ:【「雨雪とってきてやろうか。」「うん」ポーセがやっと答えました。】
             by『手紙』
4460. やっ:【みんなの手前もありますので、やっと一声切り込んで行きました。】
             by『とっこべとら子』
4461. やっ:【みんながやっとその栗の木の下まで行ったときはその変な子はもう見えませんでした。】
             by『風野又三郎』
4462. やっ:【けれども蜘蛛は、「いまに見ろ、いまに見ろ」と云いながら、一生けん命糸をたぐり出して、
        やっと小さな二銭銅貨位の網をかけた。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4463. やっ:【それを聞いたとき、とかげはやっと安心しました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4464. やっ:【それからやっと眼をあいて、少し声を低くして云いました。】
             by『林の底』
4465. やっ:【私はやっと云いました。「だって蜂雀がもう私に話さないんだもの。」】
             by『黄いろのトマト』
4466. やっ:【ホトランカン先生はさっきからの病人をやっと診察してしまい〔この間原稿数枚なし〕】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4467. やっ:【北守
(ほくしゆ)将軍ソンバーユーは いま塞外(さいがい)の砂漠から やっとのことで戻ってきた。】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4468. やっ:【よだかは泣きそうになって、よろよろと落ちて、それからやっとふみとまって、もう一ぺんと
        びめぐりました。】
             by『よだかの星』
4469. やっ:【爾薩待
(にさったい)(汗を拭いてやっと安心という風)】
             by『植物医師』
4470. やっ:【私が折鞄を下げて、マリオの停車場に下りたのは、丁度いまごろ、灯がやっとついた所で
        したが、ホテルへ着いて見ると、この暑いのに、窓がすっかり閉めてあるのです。】
             by『毒蛾』
4471. やっ:【そのはりがねの綱は大きく水に垂れ舟はいま六七人の村人を乗せてやっと向うへ着く処
        
(ところ)でした。】
             by『革トランク』
4472. やっ:【やっと仕付かった所も少しも分蘖
(ぶんけつ)せず赤くなって実のはいらない稲がそのまま刈り
        とられずに立っていた。】
             by『或る農学生の日誌』
4473. やっき:【狸がやっきとなって腹鼓を叩いて狐を責めました。】
             by『月夜のけだもの』
4474. やっぱし:【「テーモ、やっぱし何だか聞いたような名だなあ。」】
             by『ポラーノの広場』
4475. やっぱり:【けれどもやっぱり、魚は一ぴきも浮いて来なかった。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4476. やっぱり:【やっぱり時々噴火をやったり爆発をしたりしていましたので、そこから降って来たのでし
        た。】by『イギリス海岸』
4477. やっぱり:【慶次郎の顔を見ましたらやっぱりまっ青で唇まで乾いて白くなっていました。】
             by『二人の役人』
4478. やっぱり:【やっぱり星だとジョバンニは思いましたがこんどもすぐに答えることができませんでした。】
             by『銀河鉄道の夜』
4479. やっぱり:【うまやを一まわりしてみましたがやっぱりどこにも居ませんでした。】
             by『ポラーノの広場』
4480. やっぱり:【そのまどろみの中から、二人はかわるがわる、やっぱり夢の中のように眼をあいて子供
        を見ていました。】
             by『氷と後光(習作)』
4481. やっぱり:【器械はやっぱり凍ったはたけや牧草地の雪をふるわせてまわっています。】
             by『耕耘部
(こううんぶ)の時計』
4482. やっぱり:【それよりはやっぱり水を渉(わた)って向うへ行くんだ。】
             by『台川
(だいかわ)
4483. やっぱり:【「焔
(ほのお)というものはよく見ていると奇体なものだ。それはいつでも動いている。動いて
        いるがやっぱり形もきまっている。」】
             by『学者アラムハラドの見た着物』
4484. やっぱり:【子供は思ったよりも車ががたがたするので唇をまげてやっぱり少し怖いようでした。】
             by『車』
4485. やっぱり:【(それともやっぱりこの家の人たちが帰って来たのだろうか。)】
             by『ガドルフの百合』
4486. やっぱり:【(そうだ。やっぱりあれは、ほんとうの三角標だ。)】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4487. やっぱり:【なまずのつぎに多いのはやっぱり鯉と鮒
(ふな)でした。】
             by『毒もみのすきな署長さん』
4488. やっぱり:【「ではあれはやっぱりあのまんまにして置きましょう。」という声とステッキのカチッと鳴る
        音がして誰か二三人はしご段をのぼって来るようでした。】
             by『黒ぶどう』
4489. やっぱり:【ネネムはそこでまた投げました。やっぱりなんにもありません。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4490. やっぱり:【「しかし、あしたは、私は麦を入れに畑の方へ出ますから、やっぱりお前さん、序
(ついで)
        に買って来て下さい。」】
             by『馬の頭巾』
4491. やっぱり:【「しかしどっかやっぱり調子が変だね。」】
             by『ビジテリアン大祭』
4492. やっぱり:【「やっぱり今でも化物だって云いますか。」】
             by『化物丁場
(ばけものちょうば)
4493. やっぱり:【それでもやっぱりキッコはにかにか笑って書いていました。】
             by『みじかい木ペン』
4494. やっぱり:【「おやおやおや、これは一体大きな皮の袋だろうか、それともやっぱり人間だろうか、愕
        
(おどろ)いたもんだねえ、愕いたもんだねえ。」】
             by『よく利く薬とえらい薬』
4495. やっぱり:【マリオは、ここから三百里も北ですから、よほど涼しい訳ですが、やっぱり仲々蒸し暑い
        ですからね、私は給仕に、「おいどうしたんだ。窓をあけたらいいじゃないか。」と云ったんで
        す。】
             by『毒蛾』
4496. やっぱり:【大学校は、やっぱり大学校で、教授たちも、巡回視学官の私などが行ったからと云っ
        て、あんまり緊張をするでもなし、少し失敬ではありましたが、まあ私はがまんをしました。】
             by『毒蛾』
4497. やっぱり:【やっぱり栗の木は青いからのいがばかりでしたし、みんなでふだんたべるいちばんた
        いせつなオリザという穀物も、一つぶもできませんでした。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4498. やっぱり:【「やっぱり古い狐だな。まるで眼玉は火のようだったぞ」】
             by『とっこべとら子』
4499. やっぱり:【「まあそう云えばそうだがそれでもやっぱりわからんな。」】
             by『土神ときつね』
4500. やっぱり:【『ガタンコガタンコ、シュウフッフッ、やっぱりかけると あったかだ 僕はほうほう 汗が
        出る。もう七、八里 はせたいな、今日も、一日 霜ぐもり。ガタンガタン、ギー、シュウシュ
        ウ。』】
             by『シグナルとシグナレス』
4501. やっぱり:【ところがオツベルはやっぱりえらい。眼をぱっちりとあいたときは、もう何もかもわかっ
        ていた。】
             by『オツベルと象』
4502. やっぱり:【とうもろこしはさやをなくして大変さびしくなりましたがやっぱり穂をひらひら空にうごかし
        ていました。】
             by『畑のへり』
4503. やっぱり:【けれどもそのこどもはきょろきょろ室
(へや)の中やみんなの方を見るばかりでやっぱりち
        ゃんとひざに手をおいて腰掛に座っていました。】
             by『風野又三郎』
4504. やっぱり:【何べんもばらがかきねのようになった所を抜けたり、すすきが栽
(う)え込みのように見え
        る間を通ったりして、私は歩きつづけましたが、野原はやっぱり今まで通り、小流れなどは
        なかったのです。】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4505. やっぱり:【丁度蜘蛛が林の入口の楢の木に、二銭銅貨位の巣をかけた時、じぶんのうちのお寺
        へ帰っていたけれども、やっぱりすっかりお腹が空いて一本の松の木によりかかって目を
        つぶっていました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4506. やっぱり:【私はやっぱりとんびの染屋のことだったと思わず笑ってしまいました。】
             by『林の底』
4507. やっぱり:【そのひなげしのうしろの方で、やっぱり風に髪もからだも、いちめんもまれて立ちながら
        若いひのきが云いました。】
             by『ひのきとひなげし』
4508. やっぱり:【どうしてかと云うともし山男が洋行したとするとやっぱり船に乗らなければならない、山
        男が船に乗って上海に寄ったりするのはあんまりおかしいと会長さんは考えたのでした。】
             by『紫紺染
(しこんぞめ)について』
4509. やっぱり:【けれども蜂雀はやっぱりじっとその細いくちばしを尖
(とが)らしたまま、向うの四十雀(しじゅ
        
うから)の方を見たっきり二度と私に答えようともしませんでした。】
             by『黄いろのトマト』
4510. やっぱり:【ところがやっぱり面白そうに笑います。】
             by『税務署長の冒険』
4511. やっぱり:【そうして見ればどうだやっぱり凱旋だろう。】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4512. やっぱり:【そうしてみればどうだやっぱり凱旋だろう。】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4513. やっぱり:【やっぱり夢でした。】
             by『種山ヶ原』
4514. やっぱり:【もしもほんの少しのはり合で霧を泳いで行くことができたら一つの峯から次の巌へずい
        ぶん雑作もなく行けるのだが私はやっぱりこの意地悪い大きな彫刻の表面に沿ってけわし
        い処
(ところ)ではからだが燃えるようになり少しの平らなところではほっと息をつきながら地面
        を這わなければならないと諒安は思いました。】
             by『マグノリアの木』
4515. やっぱり:【さあ、ではみんなでこいつを下台
(しただい)の麦ばたけまで持って行こう、こっちの崖はあ
        んまり急ですからやっぱり女学校の裏をまわって楊
(やなぎ)の木のあるとこの坂をおりて行き
        ましょう。】
             by『イーハトーボ農学校の春』
4516. やっぱり:【「バキチをご存じなんですか。小学校でご一諸ですか、中学校でご一諸ですか。いいや
        あいつは中学校なんど入りやしない。やっぱり小学校ですか。」】
             by『バキチの仕事』
4517. やっぱり:【それでもやっぱり私は急ぎました。】by『インドラの網』
4518. やっぱり:【教科書がまだ来ないので明日もやっぱり実習だという。】
             by『或る農学生の日誌』
4519. やっぱり:【「やっぱり巴丹杏
(はたんきょう)やまるめろの歌は上手です。」】
             by『チュウリップの幻術』
4520. やはり:【するとあんなに元気に手をあげたカムパネルラが、もじもじ立ち上ったままやはり答えが
        できませんでした。】
             by『銀河鉄道の夜』
4521. やはり:【「さあ、どうかね、お客さまのお顎
(あご)が白くて、それに円くて、大へん温和しくいらっしゃ
        るんだから、やはりオールバックよりはネオグリークの方が調和がいいじゃないかな。」】
             by『毒蛾』
4522. やはり:【なめくじはもがもが返事をしながらやはりとかげを嘗めつづけました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
4523. やれやれ:【かげろうはやれやれというように、巣へ腰をかけました。】
             by『蜘蛛となめくじと狸』
4524. やれやれ:【おばあさんはやれやれと腰をのばして、手の甲で額を一寸こすりながら、二人の方を
        見て云いました。】
             by『十月の末』
4525. やれやれ:【かげろうはやれやれというように、巣へ腰をかけました。】
             by『寓話 洞熊学校を卒業した三人』
 
                ゆるり:【「みなの衆しばらくゆるりとやすみなされ。」】                                                       by『二十六夜』
4526. ゆさゆさ:【樹はゆさゆさとゆすれ大へんにむしあつくどうやら雨が降って来そうなのでした。】
             by『学者アラムハラドの見た着物』
4527. ゆっくり:【それからゆっくり、腰からたばこ入れをとって、きせるをくわいて、ぱくぱく煙をふきだした。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4528. ゆっくり:【そこを小十郎が、まるで自分の座敷の中を歩いているという風でゆっくりのっしのっしとや
        って行く。】
             by『なめとこ山の熊』
4529. ゆっくり:【なぜなら生徒より前に、もう校長が飛び込んでいてごくゆっくり泳いで行くのでしたから。】
             by『イギリス海岸』
4530. ゆっくり:【「心暫くも安らかなることなしと、どうじゃ、みなの衆、ただの一時でもゆっくりと何の心配
        もなく落ち着いたことがあるかの。」】
             by『二十六夜』
4531. ゆっくり:【「ああ、あたしはゆっくりでいいんだからお前さきにおあがり。姉さんがね、トマトで何かこ
        しらえてそこへ置いて行ったよ。」】
             by『銀河鉄道の夜』
4532. ゆっくり:【そのお魚がまた上流
(かみ)から戻って来ました。今度はゆっくり落ちついて、ひれも尾も動
        かさずただ水にだけ流されながらお口を環
(わ)のように円くしてやって来ました。】
             by『やまなし』
4533. ゆっくり:【カイロ団長は丁度この時うちの中でいびきをかいて寝て居りましたがやっと目をさまして、
        ゆっくりと外へ出て見ました。】
             by『カイロ団長』
4534. ゆっくり:【「まっすぐにかえる位ゆっくりカーブを切るときだ。」】
             by『双子の星』
4535. ゆっくり:【また向う側から、銅の人馬がゆっくりこっちへまわって来たりするのでした。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4536. ゆっくり:【「どうぞシカゴ畜産組合の事務所でゆっくり御計算を願います。」】
             by『ビジテリアン大祭』
4537. ゆっくり:【鳥は、あたりまえさというように、ゆっくり丘の向うへ飛んで、まもなく見えなくなりました。】
             by『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』
4538. ゆっくり:【「家まで丁度一時間半かがらはんてゆっくり行っても三時半にあ戻れる。のどぁ乾ぃでも
        雪たべなやぃ。」】
             by『ひかりの素足』
4539. ゆっくり:【通りをゆっくり歩いて行きました。】
             by『毒蛾』
4540. ゆっくり:【「男というものは、もっとゆっくり、もっと大股にあるくものだ。」】
             by『鳥箱先生とフウねずみ』
4541. ゆっくり:【見るとクーボー大博士も老技師もしゃがんで岩へしがみついていましたし、飛行船も大き
        な波に乗った船のようにゆっくりゆれて居りました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4542. ゆっくり:【一郎はまるでおとなのようにゆっくり大股にやってきてみんなを見て「何
(な)した」とききま
        した。】
             by『風の又三郎』
4543. ゆっくり:【一郎はまるで坑夫のようにゆっくり大股にやってきて、みんなを見て「何
(な)した」とききま
        した。】
             by『風野又三郎』
4544. ゆっくり:【そいつが小屋の入口に、ゆっくり顔を出したとき、百姓どもはぎょっとした。】
             by『オツベルと象』
4545. ゆっくり:【「あなたの方の狩猟は私の方の護身にはいり、私の方の狩猟は、さあ、狩猟前業はあな
        たの方の畜産にでも入りますかな、まあとにかくその時々でゆっくりご説明いたしましょう。」】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4546. ゆっくり:【しかし又そんな用のない晩に、銀いろの月光を吸いながら、そんな大きな梟
(ふくろう)が、ど
        んなことを云い出すか、事によるといまの話のもようでは名高いとんびの染屋のことを私に
        聞かせようとしているらしいのでした、そんなはなしをよく辻褄
(つじつま)のあうように、ぼろを出
        さないように云えるかどうか、ゆっくり聴いてみることも、決して悪くはないと思いましたから、
        私はなるべくまじめな顔で云いました。】
             by『林の底』
4547. ゆっくり:【するとゆっくりと俥
(くるま)から降りて来たのは黄金(きん)色目玉あかつらの西根山の山男で
        した。】
             by『紫紺染
(しこんぞめ)について』
4548. ゆっくり:【「まもなくみんなは向うの丘をまわって見えなくなったが、左の方から又誰かゆっくりやって
        来るのだ。」】
             by『黄いろのトマト』
4549. ゆっくり:【向うに枯草の三角な丘が見えてそこを雲の影がゆっくりはせた。】
             by『税務署長の冒険』
4550. ゆっくり:【そこを、バーユー将軍は、馬から下りて、ゆっくりと、ポー先生の前へ行く。】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4551. ゆっくり:【助手はのんきにうしろから、チッペラリーの口笛を吹いてゆっくりやって来る。】
             by『フランドン農学校の豚』
4552. ゆっくり:【虔十
(けんじゅう)はいつも縄の帯をしめてわらって杜(もり)の中や畑の間をゆっくりあるいてい
        るのでした。】
             by『虔十
(けんじゅう)公園林』
4553. ゆっくり:【アラムハラドは長い白い着物を着て学者のしるしの垂れ布のついた帽子をかぶり低い椅
        子に腰掛け右手には長い鞭をもち左手には本を支えながらゆっくりと教えて行くのでした。】
             by『学者アラムハラドの見た着物』
4554. ゆっくり:【もっともこのみちばたの青いいろの寄宿舎はゆっくりして爽かでよかったが。】
             by『台川
(だいかわ)
4555. ゆっくりゆっくり:【熊はもう小十郎がいきなりうしろから鉄砲を射ったり決してしないことがよくわかっ
        てるという風でうしろも見ないでゆっくりゆっくり歩いて行った。】
             by『なめとこ山の熊』
4556. ゆっくりゆっくり:【そらでは、毎日甘くすっぱいような雲が、ゆっくりゆっくりながれていて、それがじ
        つにうらやましそうに見えました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4557. ゆっくりゆっくり:【その東北のほうから溶
(と)けた銅の汁をからだ中に被(かぶ)ったように朝日をいっ
        ぱいに浴びて土神がゆっくりゆっくりやって来ました。】
             by『土神ときつね』
4558. ゆっくりゆっくり:【水がこぼこぼ裂目のところで泡を吹きながらインクのようにゆっくりゆっくりひろが
        って行ったのだ。】
             by『或る農学生の日誌』
4559. ゆっくりゆっくり:【糧
(かて)と味噌と鍋とをしょって、もう銀いろの穂を出したすすきの野原をすこしび
        っこをひきながら、ゆっくりゆっくり歩いて行ったのです。】
             by『鹿
(しし)踊りのはじまり』
4560. ゆらゆら:【見えない天の川の水もそのときはゆらゆらと青い炎のように波をあげるのでした。】
             by『銀河鉄道の夜』
4561. ゆらゆら:【波から来る光の網が、底の白い磐
(いわ)の上で美しくゆらゆらのびたりちぢんだりしまし
        た。】
             by『やまなし』
4562. ゆらゆら:【光の黄金
(きん)の網はゆらゆらゆれ、泡はつぶつぶ流れました。】
             by『やまなし』
4563. ゆらゆら:【波はいよいよ青じろい焔
(ほのお)をゆらゆらとあげました。】
             by『やまなし』
4564. ゆらゆら:【光が網になってゆらゆらする。】
             by『台川
(だいかわ)
4565. ゆらゆら:【「大烏さん。それはいけないでしょう。王様がご存じですよ。」という間もなくもう赤い眼の
        蠍
(さそり)星が向うから二つの大きな鋏をゆらゆら動かし長い尾をカラカラ引いてやって来る
        のです。】
             by『双子の星』
4566. ゆらゆら:【画
(え)かきは、赤いしゃっぽもゆらゆら燃えて見え、まっすぐに立って手帳をもち鉛筆を
        なめました。】
             by『かしわばやしの夜』
4567. ゆらゆら:【向うの野はらや丘が、あんまり立派で明るくて、それにかげろうが、「さあ行こう、さあ行
        こう。」というように、そこらいちめん、ゆらゆらのぼっているのです。】
             by『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』
4568. ゆらゆら:【かたくりの花は、その足もとで、たびたびゆらゆら燃えましたし、空はぐらぐらゆれまし
        た。】
             by『タネリはたしかにいちにち噛んでいたようだった』
4569. ゆらゆら:【そして八月のなかばになると、オリザの株はみんなそろって穂を出し、その穂の一枝ご
        とに小さな白い花が咲き、花はだんだん水いろの籾
(もみ)にかわって、風にゆらゆら波をた
        てるようになりました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4570. ゆらゆら:【雪狼
(ゆきおいの)は起きあがって大きく口をあき、その口からは青い焔(ほのお)がゆらゆらと
        燃えました。】
             by『水仙月の四日』
4571. ゆらゆら:【馬は俄かに荷がなくなって、さも見当がつかないらしく、せなかをゆらゆらゆすぶった。】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4572. ゆらゆら:【河原からはもうかげろうがゆらゆら立って向うの水などは何だか風のように見えた。】
             by『或る農学生の日誌』
4573. ユラユラ:【『それからあのユラユラ青びかりの棘
(とげ)を動かしているのは、雲丹(うに)ですね。』】
             by『シグナルとシグナレス』
4574. ゆらゆらゆらゆら:【そこには桜草がいちめん咲いてその中から桃色のかげろうのような火がゆら
        ゆらゆらゆら燃えてのぼって居りました。】
             by『若い木霊
(こだま)
4575. ユラユラユラユラ:【「すきとおる蒸気が丁度水へ砂糖を溶
(とか)したときのようにユラユラユラユラ空
        へ昇って行くでしょう。」】
             by『チュウリップの幻術』
4576. ゆらりゆらり:【その木の一番高い枝にとまりからだ中銀いろで大きく頬をふくらせ今の講義のやす
        みのひまを水銀のような月光をあびてゆらりゆらりといねむりしているのはたしかに梟
(ふくろ
        
う)のおじいさんでした。】
             by『二十六夜』
4577. ユラリユラリ:【東の空が白く燃え、ユラリユラリと揺れはじめました。】
             by『いちょうの実』
4578. ゆるゆる:【「さあ、ゆるゆる歩いて明るいうちに早くおうちへお帰りなさい。」】
             by『双子の星』
4579. ゆるり:【「みなの衆しばらくゆるりとやすみなされ。」】
             by『二十六夜』
 
                よぼよぼ:【赤鬚(ひげ)の男は                                                   ぐいぐいハーシュの手を引っぱって                                   一台のよぼよぼの車のとこまで                                      連れて行きました。】                                                                       by『車』
4580. ようよう:【豚はまるで潰れそうになり、それでもようよう畜舎の外まで出たら、そこに大きな木の鉢
        に湯が入ったのが置いてあった。】
             by『フランドン農学校の豚』
4581. ようよう:【「さあこれで許してやるぞ」と云いながらようようやめました。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4582. よくよく:【兎のおっかさんも、玉を手にとってよくよく眺めました。】
             by『貝の火』
4583. よくよく:【兎のお父さんはそれを受けとって眼鏡
(めがね)を外して、よくよく調べてから云いました。】
             by『貝の火』
4584. よちよち:【ネネムは何をするのかと思ってもっと見ていますと、そのいやなものはマッチを持ってよ
        ちよち歩き出しました。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4585. よちよち:【うしろはまるで暗くみえましたから楢夫はほんとうに声を立てないで泣くばかりよちよち兄
        に追い付いて進んだのです。】
             by『ひかりの素足』
4586. よっしょい。よっしょい。よっしょい。:【「よっしょい。よっしょい。よっしょい。」】
             by『さるのこしかけ』
4587. よぼよぼ:【赤鬚
(ひげ)の男はぐいぐいハーシュの手を引っぱって一台のよぼよぼの車のとこまで連
        れて行きました。】
             by『車』
4588. よぼよぼ:【足は、まるでよぼよぼで、一間とも歩けません。】
             by『よだかの星』
4589. よろよろ:【じいさんは額を押えてよろよろしました。】
             by『ポラーノの広場』
4590. よろよろ:【うろこぐもはみんな、もう月のひかりがはらわたの底までもしみとおってよろよろするとい
        うふうでした。】
             by『月夜のでんしんばしら』
4591. よろよろ:【よろよろ倒れそうになりました。】
             by『月夜のでんしんばしら』
4592. よろよろ:【二人はしかたなくよろよろあるきだし、つぎからつぎとはしらがどんどんやってきます。】
             by『月夜のでんしんばしら』
4593. よろよろ:【虔十
(けんじゅう)は手を頬にあてながら黙ってなぐられていましたがとうとうまわりがみんな
        まっ青に見えてよろよろしてしまいました。】
             by『虔十
(けんじゅう)公園林』
4594. よろよろ:【大烏はよろよろ立ちあがって蠍を見て又身体をふるわせて云いました。】
             by『双子の星』
4595. よろよろ:【拍手は天幕もひるがえるばかり、この間デビスはただよろよろと感激して頭をふるばか
        りでありました。】
             by『ビジテリアン大祭』
4596. よろよろ:【「うん、鷹か何か来るといいねえ。木の上を飛んでいて、きっとよろよろしてしまうと僕は
        おもうよ。」】
             by『鳥をとるやなぎ』
4597. よろよろ:【そしたら土の中から一ぴきのうすい緑いろの小さな蛙がよろよろと這って出て来ました。】
             by『手紙』
4598. よろよろ:【楢夫
(ならお)ぐらいの髪のちぢれた子が列の中に居ましたがあんまり足が痛むと見えて
        とうとうよろよろつまづきました。】
             by『ひかりの素足』
4599. よろよろ:【「おれは森へ行って遊んでくるぞ。」と云いながら、よろよろ家を出て行きましたが、まっ
        くらになっても帰って来ませんでした。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4600. よろよろ:【六平は十の千両ばこをよろよろしょって、もうお月さまが照ってるやら、路
(みち)がどう曲
        ってどう上ってるやら、まるで夢中で自分んの家までやってまいりました。】
             by『とっこべとら子』
4601. よろよろ:【ところがその強い足なみもいつかよろよろしてしまい土神はまるで頭から青い色のかな
        しみを浴びてつっ立たなければなりませんでした。】
             by『土神ときつね』
4602. よろよろ:【「僕はしばらく見てたねえ、どうしてもその技手の人はかなわない、まるっきり汗だらけに
        なってよろよろしているんだ。」】
             by『風野又三郎』
4603. よろよろ:【私は全くよろよろして泣き出そうとしました。】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4604. よろよろ:【ホモイも疲れてよろよろしましたが、無理にこらえて、楊
(やなぎ)の白い花をむしって来て、
        ひばりの子に被
(かぶ)せてやりました。】
             by『貝の火』
4605. よろよろ:【「待てこら。」とホモイのお父さんがガラスの箱を押えたので狐はよろよろしてとうとう函
        
(はこ)を置いたまま逃げて行ってしまいました。】
             by『貝の火』
4606. よろよろ:【俥屋
(くるまや)はもう疲れてよろよろ倒れそうになっていましたがやっとのことで斯う云いま
        した。】
             by『紫紺染
(しこんぞめ)について』
4607. よろよろ:【よだかは泣きそうになって、よろよろと落ちて、それからやっとふみとまって、もう一ぺん
        とびめぐりました。】
             by『よだかの星』
4608. よろよろ:【豚はあんまり悲しくて、辛くてよろよろしてしまう。】
             by『フランドン農学校の豚』
4609. よろよろ:【私はそれをあんまり永く見て眼も眩
(まぶ)しくなりよろよろしました。】
             by『インドラの網』
4610. よろよろ:【よろよろとしてまた戻って来てどんとぶっつかってはよろよろまた戻って来てまたぶっつ
        かってはよろよろにげみちをこさえようとしました。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4611. よろよろ:【「おれは森へ行って何かさがして来るぞ。」と云いながら、よろよろ家を出て行きました
        が、それなりもういつまで待っても帰って来ませんでした。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4612. よろよろ:【その証拠には、頭も耳も眼もみんなそっちへ向いて、おまけにたびたび、いかにも引っ
        張られるように、よろよろと二足三足、環からはなれてそっちへ寄って行きそうにするので
        した。】
             by『鹿
(しし)踊りのはじまり』
4613. よろよろ:【洋傘直しは荷物へよろよろ歩いて行き、有平糖の広告つきのその荷物を肩にし、もう
        一度あのあやしい花をちらっと見てそれからすももの垣根の入口にまっすぐに歩いて行き
        ます。】
             by『チュウリップの幻術』
4614. よろよろっ:【鳥はびっくりしてよろよろっと落ちそうになりそれからまるではねも何もしびれたように
        だんだん低く落ちながら向うへ遁
(に)げて行きました。】
             by『土神ときつね』
4615. よろよろっ:【山烏
(やまがらす)はよろよろっとなって地面に落ちかかりました。】
             by『烏の北斗七星』
4616. よろりよろり:【よろりよろりとあるくのです。】
             by『双子の星』
 
                 『ら』、ありましぇん。     
 
                  りうりう:【ねずみとりは、思わず、                                               はり金をりうりうと鳴らす位、                                         怒ってしまいました。】                                                                       by『ツェねずみ』
4617. りいんりいん:【俄かにどこからか甲(かぶと)虫の鋼の翅(はね)がりいんりいんと空中に張るような音が
        たくさん聞えてきました。】
             by『ポラーノの広場』
4618. りうりう:【ねずみとりは、思わず、はり金をりうりうと鳴らす位、怒ってしまいました。】
             by『ツェねずみ』
4619. リウリウ:【ねずみとりの方も、痛いやら、しゃくにさわるやら、ガタガタ、ブルブル、リウリウとふるえ
        ました。】
             by『ツェねずみ』
4620. りん:【そこは茂りあった枝のかげで、まっくらでしたが、二疋
(ひき)はどっちもあらんかぎりりんと眼を
        開いていましたので、ぎらぎら燐を燃したように青く光りました。】
             by『二十六夜』
4621. りん:【俄にからだをりんとして言いました。】
             by『二十六夜』
4622. りん:【それはだんだんはっきりして、とうとうりんとうごかないようになり、濃い鋼青のそらの野原に
        たちました。】
             by『銀河鉄道の夜』
4623. りん:【処々
(ところどころ)にはせいの高い赤いあかりもりんと灯(とも)りその柄の所には緑いろのしゃん
        とした葉もついていたのです。】
             by『ポラーノの広場』
4624. りん:【(しかしまたこんな桔梗いろの背景に、楊の舎利がりんと立つのは悪くない。)】
             by『ガドルフの百合』
4625. りん:【とうとうりんとうごかないようになって、濃い鋼青のそらの野原にたちました。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4626. りん:【その大きな瞳は青い蓮のはなびらのようにりんとみんなを見ました。】
             by『ひかりの素足』
4627. りん:【もひとりの子ももう半分泣きかけていましたが、それでもむりやり眼をりんと張ってそっちの方
        をにらめていましたら、ちょうどそのとき川上から、「ちょうはあかぐり、ちょうはあかぐり」と高
        く叫ぶ声がしてそれからまるで大きな烏のように嘉助
(かすけ)が、かばんをかかえてわらって
        運動場へかけて来ました。】
             by『風の又三郎』
4628. りん:【その人はまたていねいに礼をして眼で三郎に合図すると自分は玄関の方へまわって外へ出
        て待っていますと三郎はみんなの見ている中を眼をりんとはってだまって昇降口から出て行
        って追いつき二人は運動場を通って川下の方へ歩いて行きました。】
             by『風の又三郎』
4629. りん:【もひとりの子ももう半分泣きかけていましたが、それでもむりやり眼をりんと張ってそっちの方
        をにらめていましたら、ちょうどそのとき川上から、「ちょうあぶどり、ちょうあぶどり」と高く叫
        ぶ声がしてそれからいなづまのように嘉助
(かすけ)が、かばんをかかえてわらって運動場へか
        けて来ました。】
             by『風野又三郎』
4630. りん:【そのりんと張った胸には波形のうつくしい紋もありました。】by『黄いろのトマト』
4631. りん:【りんとした声が云った。】by『税務署長の冒険』
4632. りん:【「砂漠の中に居ました間、どこから敵が見ているか、あなどられまいと考えて、いつでもりんと
        胸を張り、眼を見開いて居りましたのが、いま王様のお前に出て、おほめの詞
(ことば)をいた
        だきますと、俄
(にわか)に眼さえ見えぬよう。背骨も曲ってしまいます。」】
             by『北守将軍と三人兄弟の医者』
4633. りん:【青ぞらいっぱい鳴っているあのりんとした太陽マジックの歌をお聴きなさい。】
             by『イーハトーボ農学校の春』
4634. りん:【ゴーシュも口をりんと結んで眼を皿のようにして楽譜を見つめながらもう一心に弾いていま
        す。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4635. りん:【このとき鹿はみな首を垂れていましたが、六番目がにわかに首をりんとあげてうたいました。】
             by『鹿
(しし)踊りのはじまり』
 
              る、る、る、る、る、る、る、る、る、る、る:                                 【る、る、る、る、る、る、る、る、る、る、る。                         脱殻器は小屋やそこら中の雪、                                    それからすきとおったつめたい空気を                                ふるわせてまわりつづけました。】                                                          by『耕耘部(こううんぶ)の時計』
4636. る、る、る、る、る、る、る、る、る、る、る:【る、る、る、る、る、る、る、る、る、る、る。脱殻器は小屋
        やそこら中の雪、それからすきとおったつめたい空気をふるわせてまわりつづけました。】
             by『耕耘部
(こううんぶ)の時計』
4637. ルルルルルル:【はちすずめのめぐりはあまり速くてただルルルルルルと鳴るぼんやりした青い光
        の輪にしか見えませんでした。】
             by『十力
(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)
 
                   『れ』、ありましぇん。     
 
                 『ろ』、もありましぇん、だなす。     
 
                わくわく:【すると向う岸についた一郎が                                         髪をあざらしのようにして                                             唇を紫にしてわくわくふるえながら、                                 「わあ又三郎、何(な)してわらった。」                                と云いました。】                                                                       by『風の又三郎』
4638. わあ:【学生たちはわあと叫んで、みんなばたばたノートをとじました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4639. わあ:【するとその子もわあと泣いてしまいました。】
             by『風の又三郎』
4640. わあ:【するとその子もわあと泣いてしまいました。】
             by『風野又三郎』
4641. わあ:【けれどもいかにも無邪気な子供らしい声が、呼んだり答えたり、勝手にひとり叫んだり、わあ
        と笑ったり、その間には太い底力のある大人の声もまじって聞こえて来たのです。】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4642. わあ:【わあと叫んだものもあるようでした。】
             by『セロ弾きのゴーシュ』
4643. わああ:【すると耳に手をあてて、わああと云いながら片足でぴょんぴょん跳
(と)んでいた小さな子供
        らは、ジョバンニが面白くてかけるのだと思ってわあいと叫びました。】
             by『銀河鉄道の夜』
4644. わああ:【すると耳に手をあてて、わああと云いながら片足でぴょんぴょん跳
(と)んでいた小さな子供
        らは、ジョバンニが面白くてかけるのだと思ってわあいと叫びました。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4645. わあい:【ジョバンニが面白くてかけるのだと思ってわあいと叫びました。】
             by『銀河鉄道の夜』
4646. わあい:【ジョバンニが面白くてかけるのだと思ってわあいと叫びました。】
             by『銀河鉄道の夜〔初期型第三次稿〕』
4647. わあい:【一人の小さな子が手をあげて、「あかるくなった、わあい。」と叫んで行きました。】
             by『月夜のでんしんばしら』
4648. わあっ:【みんなもわあっと遁
(に)げました。】
             by『ざしき童子
(ぼっこ)のはなし』
4649. ワーッ:【狐の生徒はみんな感動して両手をあげたりワーッと立ちあがりました。】
             by『雪渡り』
4650. ワーッ:【「ワーッ。」とねずみはみんなちりぢり四方に逃げました。】
             by『クンねずみ』
4651. わあわあ:【みんなは、わあわあ叫んで、吉郎をはねこえたり、水に入ったりして、上流の青い粘土
        の根に上ってしまった。】
             by『さいかち淵
(ぶち)
4652. わあわあ:【そしてわあわあ叫びながら呑みほしています。】
             by『ポラーノの広場』
4653. わあわあ:【「いいテノールだねえ、いいテノールだねえ、うまいねえ、うまいねえ、わあわあ。」】
             by『かしわばやしの夜』
4654. わあわあ:【それは六寸ぐらいある鮒をとって、顔をまっ赤にしてよろこんでいたのです。それからみ
        んなとってわあわあよろこびました。】
             by『風の又三郎』
4655. わあわあ:【それからわあわあはやすのです。】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4656. わあわあ:【狐の生徒たちが、わあわあ叫び、先生たちのそれをとめる太い声がはっきり後ろで聞
        えました。】
             by『茨海
(ばらうみ)小学校』
4657. わあわあわあわあ:【赤いずぼんをはいたどんぐりで、もうその数ときたら、三百でも利かないようで
        した。わあわあわあわあ、みんななにか云っているのです。】
             by『どんぐりと山猫』
4658. わいわい:【すぐ改札のベルが鳴りみんなはわいわい切符を切ってもらってトランクや袋を車の中に
        かつぎ込みました。】
             by『氷河鼠の毛皮』
4659. わいわい:【赤山のようなばけものの見物は、わいわいそれについて行きます。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4660. わいわい:【五つ六つより下の子供が九人、わいわい云いながら走ってついて来るのでした。】
             by『狼
(おいの)森と笊(ざる)森、盗(ぬすと)森』
4661. わくわく:【小十郎はこの頃はもううれしくてわくわくしてる。】
             by『なめとこ山の熊』
4662. わくわく:【空さえ高くなったり低くなったりわくわくゆれているよう、みんなの声も、ただぼんやりと水
        の中からでも聞くようです。】
             by『二十六夜』
4663. わくわく:【それからわくわくする足をふみしめふみしめ網を引き寄せて見ましたが中にはなんにも
        はいっていませんでした。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4664. わくわく:【ブドリは胸がわくわくしました。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4665. わくわく:【その空からは青びかりが波になってわくわくと降り、雪狼
(ゆきおいの)どもは、ずうっと遠くで
        焔
(ほのお)のように赤い舌をべろべろ吐いています。】
             by『水仙月の四日』
4666. わくわく:【すると向う岸についた一郎が髪をあざらしのようにして唇を紫にしてわくわくふるえながら、
        「わあ又三郎、何
(な)してわらった。」と云いました。】
             by『風の又三郎』
4667. わくわく:【ホモイは嬉しさにわくわくしました。】
             by『貝の火』
4668. わくわく:【デンドウイ属はもう胸がわくわくしました。】
             by『税務署長の冒険』
4669. わくわく:【けれども今日は、こんなにそらがまっ青で、見ているとまるでわくわくするよう、かれくさも
        桑ばやしの黄いろの脚もまばゆいくらいです。】
             by『イーハトーボ農学校の春』
4670. わくわくわくわく:【ジョバンニはわくわくわくわく足がふるえました。】
             by『銀河鉄道の夜』
4671. わざわざ:【「ミーロ、おまえの歌は上手だよ。わざわざポラーノの広場まで習いに行かなくてもいい
        や。」】
             by『ポラーノの広場』
4672. わざわざ:【「いや、わざわざご苦労です。大へん結構にできました。さあさあおなかにおはいりくだ
        さい。」と書いてありました。】
             by『注文の多い料理店』
4673. わっ:【戸口を出てからはじめてわっと泣き出しネネムは、「どろぼう、どろぼう。」と泣きながら叫ん
        で追いかけましたがもう男は森を抜けてずうっと向うの黄色な野原を走って行くのがちらっと
        見えるだけでした。】
             by『ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記』
4674. わっ:【ネリはおもてではじめてわっと泣き出し、ブドリは、「どろぼう、どろぼう。」と泣きながら叫んで
        追いかけましたが、男はもう森の横を通ってずうっと向うの草原
(くさはら)を走っていて、そこか
        らネリの泣き声が、かすかにふるえて聞えるだけでした。】
             by『グスコーブドリの伝記』
4675. わっ:【ホモイはわっと泣きだしました。】
             by『貝の火』
4676. わっ:【「その一つはひどくネリの耳にあたり、ネリはわっと泣き出し、みんなはどっと笑ったんだ。」】
             by『黄いろのトマト』
4677. わっ:【兵隊たちはよろこんで又もやわっと歓呼する。】
             by『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』
4678. ワッハッハ。:【さてだんだん夜も更けましたので会長さんが立って、「やあこれで解散だ。諸君めで
        たしめでたし。ワッハッハ。」とやって会は終わりました。】
             by『紫紺染
(しこんぞめ)について』
4679. わっはっはっは、わっはっはっは:【「わっはっはっは、わっはっはっは、ホッホウ、ホッホウ、ホッホ
        ウ。がやがやがやがや……。」】
             by『かしわばやしの夜』
4680. ワッハハ、アッハハ:【もうみんな大よろこび、ワッハハ、アッハハ、よう、おらおととい町さ行ったら
        魚屋の店で章魚
(たこ)といかとが立ちあがって喧嘩した、ワッハハ、アッハハ、それはほん
        とか、それがらどうした、うん、かつおぶしが仲裁に入った、ワッハハ、アッハハ、それから
        どうした、ウン、するとかつおぶしがウウゥイ、ころは元禄十四年んん、おいおい、それは
        何だい、うん、なにさ、かつおぶしだもふしばかり、ワッハハアッハハ、まあのめ、さあ一杯、
        なんて大さわぎでした。】
             by『とっこべとら子』
4681. わははわはは:【柏の木大王が機嫌を直してわははわははと笑いました。】
             by『かしわばやしの夜』
4682. わん:【また一声「わん。」と高く吠えて、いきなり次の扉に飛びつきました。】
             by『注文の多い料理店』
4683. わん、わん、ぐゎあ:【「わん、わん、ぐゎあ。」という声がして、あの白熊のような犬が二疋
(ひき)、扉
        
(と)をつきやぶって室(へや)の中に飛び込んできました。】
             by『注文の多い料理店』

イーハトーヴ・オノマトペ・文例辞典7 ま〜わ』、これでおすめえ、だなや。まんず、えがっだなす。(^ ^;
 
 
 さて、お待たせしました、ボクの『野望とシカト
(無視もしくは失望)の日々』 後編、だなす。

 2001年が明けて、おたよりは来なかった。
 2002年が明けて、おたよりは来なかった。
 2003年が明けて、おたよりは来なかった。

 いつまで待っても、やっぱしおたよりは来なかったし、カウントもじぇんじぇんふえなかった。
 どうして? なぜ? こんなに面白いのに。
 来ました!来ました!おたより!来ました!   お待たせしました。おたより、だなす。(^ ^;   

 こ、こ、こ、ここで(どもっちゃってるよぉ。)、ここでその記念すべき、『おたより第1号』を、ご紹介させて
いただきます。ごっくん。(ハイ、深呼吸して。そうそうそう、もう一度、ゆっくり深呼吸しましょうね、ハイッ。)

   けん(暇人)さん、ありがとう!        けん(暇人)さん、凄い!          けん(暇人)さん、大正解!          けん(暇人)さん、賢い!          けん(暇人)さん、律儀!          けん(暇人)さん、スルドイ!          けん(暇人)さん、ありがとうございました!

【No.3 Re.2】鍋奉行日記12の一番大きな数

Name けん (暇人) Sex

どこに書き込めばいいのかわからないくらい充実したページに面食らってしまいましたが
ここに書き込ませていただきます
不適切な場合は削除してください

一番大きな数字は千載とのことでしたが、
載の右にある漢字 極があるのをみてスクロールして探しました
ありました 一極集中
千万より一億が大きいのなら千載より一極の方が大きいはず(^_^)

どこかに書き込まれていて見過ごしていたらごめんなさい

一富士二鷹三なすびの続きを探していて迷い込んだ けん でした
                2003.12.29. 17:35
じゃんじゃじゃ〜〜〜ん!!!
 けん(暇人)さん!大感謝!大感激!大感涙!です!
 あなたは、ちゃんと読んで、ちゃんと正解してくれた最初の読者です!
 『
一極集中』は意味が違うんじゃないの、っつーような異論の方もありましょうが、文字的に
は大正解です。
 『
千載より一極の方が大きい』これ大正解です!
 おろかなアタイは全然気づきませんでした。
 けん(暇人)さん、ありがとうございました。
 おまけに、『
充実したページに面食らってしまいました』なんておせじまでおっしゃってくださっ
て、♪うれしいなったらうれしいな♪、♪るんるん♪。
 暇があったら、ぜひまた遊びに来てくださいませ。
 掲示板にもまた何か書いてくだされば、うれしいです。

 おかげでアタイも『ほぼ読者ゼロ』から『ほぼ読者1名』へとバージョンアップできました。
 けん(暇人)さん、ありがとうございました!大感謝!大感激!大感涙!です!再見!
                          2004.01.09. 21:25 鍋奉行
鰹節守助左衛門大喰
けん(暇人)さん、大感謝!けん(暇人)さん、ありがとう!けん(暇人)さん、グレート!けん(暇人)さん、また遊びに来てください!けん(暇人)さん、ビッグ!けん(暇人)さん、また掲示板になにか書いてネ!けん(暇人)さん、大感激!けん(暇人)さん、ありがとうございました!

 えー、これは傑作
『アタイの鍋奉行日記12』の2001年2月19日分のおたより、だなす。
             ↑ひま〜な人はクリックして読んでね。(^ ^;

 けん(暇人)さん、ありがとうございました!あの感動が、まるで昨日のようにあざやかによみがえります。
 読者の皆様、どうです、ボクのはしゃぎようがヒシヒシと伝わって来るでしょ? え? じぇんじぇん来ない?
 そういう感受性のない人はしばらくあっち行ってなさい。しっしっ。

 このけん(暇人)さん、文章がうまい!ですねぇ。ちゃんとボクにおせじ使って、更にスルドイご指摘までな
さっちゃって、けん(暇人)さん、アンタはエライ!
 おたよりは、こうあるべきだ!っつー見本のような文章じゃありませんか。

 「むふふ。むほほほ。むはははは。ぐゎっはっはっはぁぁぁ!わっはっはっはっはぁぁぁぁぁ!(^ ^;
  わぁいわぁい、るんるんるん。(^ ^;
  これでもうダイジョブ。読者はどんどんふえて行き、おたよりなんかもどしどし送られて来るにちがいない、
  えがっだえがっだ。(^ ^; 」

  どないやねんどないやねん?
  2004年が明けて、おたよりは来なかった。
  2005年が明けて、おたよりは来なかった。
  2006年が明けて、おたよりは来なかった。
  そんなアホなぁ〜〜〜! なんでやねん?

 あれから3年、おたよりは来なかった。今日は2006年12月23日。

 また2005年3月からの目次には、
 M呂山町のM野クンからのおたよりを待ってる今日このごろです。(バカだねえ。(^ ^; )
 っつー、旧友へのおたよりお願い文も、毎回掲載して、おたよりを待った。
 彼への年賀状にも、ホムペおたよりをお願いした。

 待っても待っても、おたよりは来なかった。カウントもじぇんじぇんふえなかった。
 なんでやねん? こんなにオモロイのに。

 がぁぁぁぁぁん!

 ボクのホムペは、もしかして、傑作ではないのかも知んない。チョー駄作なのかも知んない。
 ボクのホムペは、もしかして、つまんないのかも知んない。チョーキモイのかも知んない。
 ボクのホムペは、日本中からシカト
(無視)されてるんだにゃぁ。大ショック!
 ボクのホムペは、R会長からもメンバーからもシカト
(無視)されてるんだにゃぁ。大大ショック!!
 ボクのホムペは、M呂山町の旧友M野クンからもシカト
(無視)されてるんだにゃぁ。大大大ショック!!!

 人っ子一人いないじゃん、おたよりくれる人、それも3年以上も。(アンタに問題あるんかも知んない。)
 これって、もしかして、かなりカンペキに、孤独、じゃん?
 「青年は荒野をめざす(by五木寛之)」けど、ボクのホムペはめざしてないのに、荒野のどまん中じゃん。

 がくっ。

 って、落ち込まないのが、ボクのエライとこなのら。(^ ^; (懲りない人だねぇ、アンタも。)

 
「『画面の隅でも数秒の出番でもだれかが見てくれる』という彼の言葉こそ、まさにいぶし銀。昔ながらの
殺陣に斬られ役のだいご味があると実感」(埼玉県・無職・北田満之進さん66)

                          斬られ役一筋40年の大部屋俳優福本清三へのファンレター。
                        by
『忍者映画「RED SHADOW 赤影」』の私設ファンコーナー
                              ↑ひま〜な人はクリックして読んでね。(^ ^;
 そうだ、そうだ、そうなんですよ。    『画面の隅でも数秒の出番でも                                      だれかが見てくれる』という彼の言葉こそ、                          まさにいぶし銀。                                                                       by(埼玉県・無職・北田満之進さん66)
 ボクのホムペも、『だれかが見てくれる』、んですよ。1日平均1.75人の読者がいてくれるんですよ。
 そっかぁ、ボクのホムペも、いぶし銀、だったのら。(オイオイそんなこと誰も云ってないってば。)

 かと云って、ボクは、決してマイナー志向じゃぁありません、ずら。

 ホムペの大ヒット、『生協の白石さん』『鬼嫁日記』をめざしてがんばるにゃん、なのら。応援してね。(^ ^;
 そして、『ボクの大きな野望』を、ついに語らねばならなくなったようだ。(^ ^; (聞きたくないっつーの!)

 『ほぼ日刊イトイ新聞』は毎日30万件のアクセスがあるそうだが、
 ボクのホムペは毎日30万1.75件のアクセスを目標に頑張って行きたい、と、かように思う次第であり
ますまんねん。(^ ^; (あ、そう? ま、ガンバッテねぇ。)

 となると、おたよりも1日平均十通、いや数十通、いいや数百通も届けられ、ボクのホムペはボク一人で
は、じぇんじぇん対応できなくなり、アルバイト2名雇うことにしたら、職場にそれが知れ渡り、ボクは、羨望
と嫉妬と根も葉もないスキャンダルに巻き込まれ、すったもんだのあげくリストラされ、路頭に迷う。茫然自
失も覚めやらぬうち、出版社からホムペ出版のオファーがあり、詐欺まがいの自費出版セールスかと思っ
たらそうでもなくて、んじゃぁ渡りに舟とホイホイ承諾し、某出版社から一冊1,050円で発売され、1ヶ月後
に10万部、2ヶ月後には20万部のベストセラーとなり、TV局からドラマ化の話があり、あれよあれよという
間に陣内智則主演で某TV局の金曜夜9時の連続ドラマ、視聴率18%を稼ぐ大ヒット。ボクは徹子の部屋
の出演依頼を受け、銭のためじゃと割り切ってにかにかと出演したら、あがりっぱなしのしどろもどろで赤っ
恥をかき、出演料が意外と安いのにがっかり。雑誌の取材は銭にはならんが宣伝のためと、笑顔でいい人
を演じる。3ヶ月後TVドラマも終わり、やれやれやっと静かになった、と思ったら、あっという間にブームは
去り、マスコミ芸能界からのお呼びもプツッと途絶えた。ボクは以前のようにホムペ作りに励んだが、一度
味わった有名人の蜜の味に浸りっぱなし。ああ、なんとしたこと、変に気取ったダサイ文章しか浮かばなく
て、自分で云うのもなんだが、あの頃のスルドイ文章が書けない、超スランプ。おたよりもじぇんじぇん来な
いので、アルバイト2名を馘首
(くび)にして、ロマノ・コンティだナポレオンだレミー・マルタンだトリュフだキャ
ビアだフォアグラだ北京ダックだフカヒレだ上海蟹だツバメの巣だ蚊の目玉だ満漢全席だぁ(どれも食べた
ことないけど)の放蕩三昧、あっという間に稼いだ金は底をつき、コンビニ弁当とカップメンの日々。ぶさい
くでやかましい妻は、頭がバーコードな男とかけおちし、友人たちもいつの間にかいなくなり、ブータラブー
タラ泣き言繰り言世迷い言ばっかし云ってる寝たきりオヤジのオムツ替えを済ませたボクは、老人虐待の
衝動をこらえ、三段腹をなでながら、売れなかったあの頃が楽しかったにゃぁと、ため息をつく、かも知ん
にゃいにゃぁ。(^ ^;

 ボクの『野望とシカト
(無視もしくは失望)の日々』 前後編 おしまい。(^ ^;

 こうして、ボクは、『ボクの小さな野望』から『ボクの大きな野望』まで、壮大なスケールのホムペ完結編を
語り終え、スキャンダルで消えてしまった芸能人たちに想いを馳せながら、今、新たな構想を胸に、瞑想に
ふけるのであった、だなす。(^ ^; (つまり、『壮大なスケール』ってのは、『せこくてみみっちい』ってことで、
『瞑想にふける』ってのは、『ボケーっとしてる』ってことざんすね。)
 はたして、読者の失笑を買えたかどうか、それが、ちと自信にゃいにゃぁ。(^ ^;
 ボクのホムペがいくらか自由になれたとしたら、それは、宮沢賢治クンのおかげだにゃぁ。
 ありがとう、イーハトーヴ。いそいそだなや、オノマトペ。グッバイ、宮沢賢治クン。
 うれしいとね、メガネが曇るんですよ。(^ ^; (大村昆のギャグ???  だ〜〜〜れも知らんぞぉ。)


             ボクの『宮沢賢治童話』が、終わった。


 っつーことで、『イーハトーヴのオノマトペ』、これにて全巻の終了、とさせていただきますまんねん。


 1日平均1.75人の読者の皆様、ご愛読 ありがとう ございました。 スネオ 拝 (^ ^;
  2006.12.24.
                            
Merry X’mas!
 ps.「スネオ」、っつーのは何じゃぁ? と素朴な疑問をお持ちの方は、
           
『イベント仮面ごっこ★サタンの爪の垢』をクリックして見てくなさい。 スネオ 拝 (^ ^;
                      (いつものコマーシャルだね、スネオ君。ったく、懲りない人だねぇ。)

    『楢ノ木大学士の野宿』                                                                     =(インディ・ジョーンズ                                                   +ジュラシック・パーク                                                 +ほら男爵)÷3だにゃぁ。(^ ^;         楢ノ木大学士は宝石学の専門だ。                                                                 ♪頭隠してギャグ隠さず♪
           ある晩大学士の小さな家(うち)へ、                               「貝の火兄弟(けいてい)商会」の、                                  赤鼻の支配人がやって来た。                                                                         ♪ギャグの耳に念仏♪          「先生、ごく上等の蛋白石(オパール)の                            注文があるのですがどうでしょう、                                    お探しねがえませんでしょうか。」                                                                       ♪眉にギャグをつける♪                                           ご愛読 感謝!       「もっともごくごく上等のやつがほしいのです。                         何せ相手がグリーンランドの途方もない成金ですから、          ありふれたものじゃなかなか承知しないんです。」                      ♪ギャグからウロコが落ちる♪                      ps.イラストは、H野Uらら画伯に描いてもらいました。               感 謝! 誰がデブやねん? (^ ^;
             大学士は葉巻を横にくわえ、                                        雲母紙(うんもし)を張った天井を、                                斜めに見上げて聴いていた。                                                                       ♪奥歯にギャグがはさまる♪ 
     「たびたびご迷惑で、まことに恐れ入りますが、                      いかがなもんでございましょう。」                                                                        ♪のれんにギャグ押し♪       そこで楢ノ木大学士は、                                            にやっと笑って葉巻をとった。                                                 ♪肩こりギャグ痛♪                                     by 『Rock The 七福神!』(アマチュア)
 全編七五調、音読すると心地ええ、(^ ^;    むかしラユ−という首都に、兄弟三人の医者がいた。    『北守将軍と三人兄弟の医者』でんがな。
     いちばん上のリンパ−は、普通の人の医者だった。           その弟のリンプ−は、馬や羊の医者だった。        いちばん末のリンポ−は、草だの木だのの医者だった。        そして兄弟三人は、                                                 町のいちばん南にあたる、                                           黄いろな崖のとっぱなへ、                                           青い瓦の病院を、                                                   三つならべて建てていて、                                            てんでに白や朱の旗を、                                             風にぱたぱた云わせていた。                                                 ご愛読 ありがとう ございます。      さて三人は三人とも、実に医術もよくできて、                     また仁心も相当あって、                                             たしかにもはや名医の類であったのだが、                          まだいい機会がなかったために                                      別に位もなかったし、遠くへ名前も聞えなかった。                          ps.イラストは,T胡画伯に描いてもらいました。                    感 謝!
 
おたよりちゃぶだい!(^ ^;
  「うまい、じつにうまい。                                                  どうです、                                                              すこし林のなかをあるこうじゃありませんか。」                                                          by『かしわばやしの夜』                       ♪ギャグの恥は掻き捨て♪   「そうそう、どちらもまだ挨拶を忘れていた。                           ぼくからさきにやろう。                                                 いいか、いや今晩は、                                                野はらには小さく切った影法師がばら播(ま)きですね、           と。 ぼくのあいさつはこうだ。わかるかい。                           こんどは君だよ。えへん、えへん。」                                                                        ♪ギャグの上塗り♪     清作はすっかりどぎまぎしましたが、                                ちょうど夕がたでおなかが空(す)いて、                             雲が団子のように見えていましたからあわてて、                                ♪ギャグより団子♪                                  by 『あんさんぶる・七福神!』(アマチュア)   「えっ、今晩は、よいお晩でございます。えっ。                        お空はこれから銀のきな粉でまぶされます。                        ごめんなさい。」 と言いました。                                         ♪ギャグからぼたもち♪                          ps.イラストは、H野Uらら画伯に描いてもらいました。              感 謝! 誰がデブやねん? ( ^ ^ ;
   ところが画(え)かきはもうすっかりよろこんで、                      手をぱちぱち叩いて、それからはねあがって言いました。                                             ♪絵に描いたギャグ♪     「おい君、行こう。林へ行こう。                                       おれは柏の木大王のお客さまになって来ているんだ。            おもしろいものを見せてやるぞ。」                                                                       ♪ギャグ吹けど踊らず♪      そして二人はずうっと木の間を通って、                             柏の木大王のところに来ました。                                                          ♪ギャグ女の深情け♪                                        ご愛読 感謝!

 トホホなおたよりには、大歓迎を15%も増量中です。 (^ ^;
      イギリスの大学の試験では牛(オックス)でさえ                     酒を呑ませると目方が増すと云います。                           又これは実に人間エネルギ−の根元です。                                                          by『税務署長の冒険』      酒は圧縮せる液体のパン                                            と云うのは実に名言です。      堀部安兵衛が高田の馬場で                                      三十人の仇討ちさえ出来たのも実に        酒の為にエネルギ−が沢山あったからです。                                                       ご愛読 ありがとう ございます。    みなさん、国家のため世界のため                                  大いに酒を呑んで下さい。                                                       ps.イラストは,T胡画伯に描いてもらいました。                    感 謝!
 リクエストもないのにアンコール、『イラスト・キャラクター・オールスター・オン・パレード』、だなや。(^ ^;
     おかしなはがきが、ある土曜日の夕がた、                         一郎のうちにきました。                                                                                  by『どんぐりと山猫』    かねた一郎さま 九月十九日                                    あなたは、ごきげんよろしほで、けっこです。                        あした、めんどなさいばんしますから、おいで           んなさい。とびどぐもたないでくなさい。                                山ねこ 拝                                                                by『どんぐりと山猫』       字はまるでへたで、                                                   墨もがさがさして指につくくらいでした。                                                                       by『どんぐりと山猫』      「ここへ畑起してもいいかあ。」                                              by『狼(おいの)森と笊(ざる)森、盗(ぬすと)森』  そして玄関には                                                                         RESTAURANT                                                   西 洋 料 理 店                                                 WILDCAT HOUSE                                                   山  猫  軒                                                                            という札がでていました。                                             by『注文の多い料理店』    からすの大監督は、もうずいぶんの年寄りです。                                                            by『烏の北斗七星』    そこで山男は、のどの遠くの方を、                                  ごろごろならしながら、また考えました。                                                                       by『山男の四月』    「えっ、今晩は、よいお晩でございます。えっ。                        お空はこれから銀のきな粉でまぶされます。                        ごめんなさい。」 と言いました。                                                                       by『かしわばやしの夜』   「あだまもゆぐわがらないがったな。」                                                                by『鹿(しし)踊りのはじまり』       「凍(し)み雪しん子、堅(かた)雪かん子、                          野原のおそばはホッホッホッホ。」                                                                        by『雪渡り』
      映画 『バンデッドQ』 を思い出したにゃぁ。                                                                  by『さるのこしかけ』   しばらくたって子熊が云った。                                       「雪でなけぁ霜だねぇ。きっとそうだ。」                                                                        by『なめとこ山の熊』    『クラムボンはわらったよ。』                                                                        by『やまなし』      『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』                                                                        by『やまなし』   「りすさん。お早う。」                                                                        by『貝の火』      「山猫大明神さまのおぼしめしどおりじゃ。な。                     なまねこ。なまねこ。」                                                                        by『蜘蛛となめくじと狸』      「いたちさん、ずいぶんお前もひどい人だね。                        私のような弱いものをだますなんて。」                                                                        by『ツェねずみ』      全体ねずみにはいろいろ                                             くしゃくしゃな名前があるのですから                                 いちいちそれをおぼえたらとてももう大へんです。                   一生ねずみの名前だけのことで                                    頭が一杯になってしまいますから                                    みなさんはどうか                                                      クンという名前のほかは                                              どんなのが出て来てもおぼえないで下さい。                                                                    by『クンねずみ』   「カン君、カン君、もう雲見の時間だよ。」                                                                       by『蛙のゴム靴』       まず疾翔大力とは、いかなるお方じゃか、                         それを話さなければならんじゃ。                                                                       by『二十六夜』
     豚はこれをすっかり聴いた。                                                                       by『フランドン農学校の豚』      その杉の列には、                                                     東京街道ロシヤ街道それから西洋街道というように              ずんずん名前がついて行きました。                                                               by『虔十(けんじゅう)公園林』       ゴ−シュは町の活動写真館で                                     セロを弾く係りでした。                                               けれどもあんまり上手でないという評判でした。                                                      by『セロ弾きのゴーシュ』   上手でないどころではなく実は                                      仲間の楽手のなかではいちばん下手でしたから、                いつでも楽長にいじめられるのでした。                                                                 by『セロ弾きのゴーシュ』      いきなり扉ががたっと開き                                            朝日はビールのように流れ込みました。                                                                   by『氷河鼠の毛皮』      白象(はくぞう)がやって来た。                                       白い象だぜ、ペンキを塗ったのでないぜ。                                                                     by『オツベルと象』     「おい、大変だ。おい。おまえたちはこどもだけれども、               こういうときには立派に                                                みんなのお役に立つだろうなあ。」                                                             by『朝に就いての童話的構図』       おとら狐(ぎつね)のはなしは、                                      どなたもよくご存じでしょう。                                                                       by『とっこべとら子』
      イギリスの大学の試験では牛(オックス)でさえ                     酒を呑ませると目方が増すと云います。                           又これは実に人間エネルギ−の根元です。                                                           by『税務署長の冒険』       「◎偏狭非学術的なるビジテリアンを排せ。」                                                           by『ビジテリアン大祭』   どうせぼくは字も文章も下手だ。                                                                  by『或る農学生の日誌』      さあ、キッコのよろこんだこと                                          こんないい鉛筆をもっていたらもう勉強も何もいらない。                                               by 『みじかい木ぺん』      「ね、あたしどんな所へ行くのかしら。」                                一人のいちょうの女の子が                                           空を見あげて呟やくように云いました。                                                                       by『いちょうの実』      山山にパラフィンの雲が白く澱み、夜が明けました。              黄色なダァリヤはびっくりして、叫びました。                        「まあ、あなたの美しくなったこと。                                     あなたのまわりは桃色の後光よ。」                                                                       by『まなづるとダァリヤ』      王子は霧の中で、はあはあ笑って立ちどまり、                    一寸そっちを向きましたが、又すぐ向き直って                      音をたてないように剣のさやをにぎりながら、                         どんどんどんどん大臣の家の方へかけました。                              by『十力(じゅうりき)の金剛石(こんごうせき)』
   〔誰が許して誰が許されるのであろう。                               われらがひとしく風でまた雲で水であるというのに。〕                                                        by『竜と詩人』    そして思い切って西のそらの                                         あの美しいオリオンの星の方に、                                    まっすぐに飛びながら叫びました。                                                                    by『よだかの星』      オリオンは勇ましい歌をつづけながら                                よだかなどはてんで相手にしませんでした。                                                                 by『よだかの星』      「ではみなさんは、                                                      そういうふうに川だと云われたり、                                    乳の流れたあとだと云われたりしていた                             このぼんやりと白いものが                                            ほんとうは何かご承知ですか。」                                                                by『銀河鉄道の夜』      先生は、黒板に吊した大きな黒い星座の図の、                 上から下へ白くけぶった                                              銀河帯のようなところを指しながら、                                みんなに問いをかけました。      カムパネルラが手をあげました。                                     それから四五人手をあげました。      ジョバンニも手をあげようとして、                                     急いでそのままやめました。      たしかにあれがみんな星だと、                                       いつか雑誌で読んだのでしたが、                                   このごろはジョバンニはまるで毎日教室でもねむく、               本を読むひまも読む本もないので、                                なんだかどんなこともよくわからない                                  という気持ちがするのでした。      「あの人どこへ行ったろう。」                                            カムパネルラもぼんやりそう云っていました。                                                        by『銀河鉄道の夜』       するとひとでが怒って云いました。                                  「何だと。星だって。ひとではもとはみんな星さ。」                                                             by『双子の星』
   これら三つの劇は、                                                    『種山が原の夜』とともに                                           大正十三年八月、                                                  花巻農学校の生徒により上演。                                   同年十二月、                                                        童話集『注文の多い料理店』自費出版。                                     花巻農学校教師:宮沢賢治28歳 (^ ^;   黄いろな藁(わら)の酒は尽きようが、                              もっときれいな、すきとおった露は、                                 一晩そらから降りてくる。                                                                    by『ポランの広場』 人物 バナナン大将                                                    特務曹長                                                          曹長                                                                   兵士一、二、三、四、五、六、七、八、九、十……                                                    by『飢餓陣営』   場 処  不明なるも劇中マルトン原と呼ばれたり       時  不 明         幕 あく。           砲弾にて破損せる古き穀倉の内部、                              辛くも全滅を免れしバナナン軍団、                                マルトン原の臨時幕営。    右手より曹長先頭にて兵士一、二、三、四、五、登場、       一列壁に沿いて行進。     曹長 「一時半なのにどういうのだろう                                       バナナン大将はまだやってこない                                    胃時計(ストマクウォッチ)はもう十時なのに                        バナナン大将は帰らない。」   正面壁に沿い左向き足踏み。                                     (銅鑼の音)                                                            by『饑餓陣営』   「虹さん。どうか、ちょっとこっちを見て下さい。」                                                       by『めくらぶどうと虹』       みんなはまるでこどものように                                        いそいそしてしまいました。                                                                  by『四又(よまた)の百合』
    「申しあげます。                                                        町はもうすっかり掃除ができてございます。                         人民どもはもう大悦びで                                             お布令を待たずきれいに掃除をいたしました。」
                  by『四又(よまた)の百合』       「うう。」王さまはうなるようにしました。                               「なお参ってよく粗匆(そそう)のないよう注意いたせ。               それから千人の食事の支度を申し伝えて呉れ。」       「畏(かしこ)まりました。                                              大膳職はさっきからそのご命を待ち兼ねて                         うろうろうろうろ厨(くりや)の中を                                     歩きまわって居ります。」       「ふう。そうか。」王さまはしばらく考えていられました。              「すると次は精舎(しょうじゃ)だ。                                     城外の柏林に千人の宿をつくるよう                                工作のものへ云って呉れないか。」       「畏(かしこ)まりました。                                                ありがたい思召(おぼしめし)でございます。                        工作の方のものどもはもう万一ご命令もあるかと                 柏林の測量にとりかかって居ります。」        「ふう。                                                                  正遍知のお徳は風のようにみんなの胸に充ちる。                 あしたの朝はヒームキャの河の岸まで                               わしがお迎えに出よう。みなにそう伝えて呉れ。                    お前は夜明の五時に参れ。」 
     べいびー!

     はぴー?     

     おけー?
  
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
            せんきゅー・きーぼー!
                 りふれいん!
           by『四又(よまた)の百合』  
   仔牛が厭きて頭をぶらぶら振っていましたら                        向うの丘の上を通りかかった赤狐が                                風のように走って来ました。                                                                                       by 『黒ぶどう』    「おい、散歩に出ようじゃないか。                                    僕がこの柵を持ちあげているから                                    早くくぐっておしまい。」                                                                        by 『黒ぶどう』       斉藤平太は、その春、楢岡の町に出て、                          中学校と農学校、工学校の入学試験を受けました。                                                       by 『革トランク』       「ウーイうまいね。どうも。」                                                                       by 『カイロ団長』       「ふんふん、そんならお尋ねします。                                  百と百とを加えると答がいくらになりますか。」                     「百八十だ。」                                                                   by 『三人兄弟の医者と北守将軍[韻文形]』    「かかれっ。」 獅子が叫びました。                                                                     by 『けだものの運動会』       虎の手はもうぶるぶるぶるとふるえて来て                            とうとうばたりと落ちました。                                                                      by 『けだものの運動会』    「おや、エステルだって、合成だって、                                 そいつは素敵だ。                                                     あなたはどこかの化学大学校を出た方ですね。」                                                   by 『チュウリップの幻術』    ひとことで云えば、杜撰(ずさん)です。   
     ぼんやりしてて、見逃したオノマトペも多分あります。   
ご愛読 ありがとう ございました。   1日平均1.75人の読者の皆様                                              よいお年を!
 
 
















 
 
       なぬぅ、いぶし銀?       
 











<♪聖者が町にやって来る♪ 
     へい!

     はぴー?     

     おけー?
あんこーる・おん・すてーじ!> (^ ^;


THE ISOISO SWING ORCHESTRA


 
        いぇいー!
  『おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー』  
        れっつ・しんが・そんぐ!
        れでぃ?

       ♪んっばっばっばっ♪  
       ♪んっばっばっばっ♪  
 
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ♪ 
       とらんぺっと!
  
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ♪ 
         さっくす!
 
 ♪ごー・まーちにー♪ 
        ぎたー!

 ♪ごー・まーちにー♪ 
        べーす!
   
 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
                    どらむ!
  
 ♪あぃ・うぉんな・びー・いんざっ・なんばー♪ 
               へい・ばんじょー!

 ♪おぇん・ざ・せぃんつ・ごー・まーちにー♪ 
            せんきゅー・きーぼー!
                 りふれいん!
 


















     うるうる:【まわりの山は、みんな                                                たったいまできたばかりのように                                       うるうるもりあがって、                                                 まっ青なそらのしたにならんでいました。】                                                 by『どんぐりと山猫』                                          ご愛読 ありがとう ございました。 再 見       『クラムボンはかぷかぷわらったよ。』                                                                        by『やまなし』                                          ご愛読 ありがとう ございました。
     

 


 トップページは周章狼狽だなす。                                     ♪ギャグの耳に念仏♪

    (貴重な1日平均1.75人の読者の方々へ)
トップページのみんなの掲示板に、ご意見ご感想おたより等お寄せくなさい。 (^ ^;
         トホホなおたよりには、大歓迎を15%も増量中です。 スネオ 拝 (^ ^;
   
 


オノマトペ・文例辞典6

 
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    ご愛読 ありがとう ございました。    

    はたして、読者の失笑を買えたかどうか、    

    それが、ちと自信にゃいにゃぁ。(^ ^;    

    おたより等お寄せくなさい。 (^ ^;    
 
  トホホなおたよりには、  
  大歓迎を15%も増量中です。 (^ ^;  

  ps. むずかしい漢字にはふりがなを振ってネ。 (^ ^;  
 
  ありがとう、イーハトーヴ。  
 
  いそいそだなや、オノマトペ。  

  グッバイ、宮沢賢治クン。    
 
    うれしいとね、メガネが曇るんですよ。(^ ^;    
 
    みんなはまるで子供のように    
    いそいそしてしまいました。   
                                 by『四又の百合』    
                                ♪ギャグは友を呼ぶ♪    
 
    ご愛読 ありがとう ございました。