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 これは井古綆先生の詩で、読みも井古綆先生のものです。 
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遊嵐山 (限韻)

嵐山再訪喜秋晴、
心先奔車熟路程。
慈叟尊顏沿水像、
周翁玉作帶霜清。
皇到處千株香A
白帝歸時萬樹赬。
惜殺旻天落輝急、
昏鐘殷殷釀餘情。




嵐山再訪して 秋晴を喜び、  
心は奔車に先んず 熟路の程。  
慈叟の尊顔 水に沿ふて像し、  
周翁の玉作 霜を帯びて清し。  
青皇到る処 千株緑に、 白帝帰る時 万樹あかし。
惜殺す 旻天びんてん 落輝急ぎ、
昏鐘 殷々 余情をかもす。

                 *********


・慈叟: 嵐峡に立つ「豪商角倉了以像」を指す
・周翁: 嵐山(亀山公園)に建てられている周恩来の「雨中嵐山」を指す
・旻天: 秋の空。

※第三句「沿水」は「沿坂」が正しいが、了以が河川を開削したため「沿水」とした。亀山公園には20数年前に訪れた。


2008.9.14




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