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過梅嶺岡留題

                        元・伯顏

馬首經從庾嶺囘,
王師到處悉平夷。
擔頭不帶江南物,
只插梅花一兩枝。





    **********************


      梅嶺岡(ばいれいかう)を過ぎて 留題(りうだい)す 

馬首( ば しゅ) 庾嶺( ゆ れい)經從(けいしょう)して(かへ)り,
王師(わう し ) (いた)る處  (ことごと)平夷(へい い )す。
擔頭(たんとう) ()びず  江南(かうなん)の物,
()()す 梅花(ばいくゎ)   一兩(いちりゃう)()


            ******************



◎ 私感訳註:

※伯顔:バヤン。(=はくがん;Bo2yan2)。モンゴル(≒元)の総指揮官。フビライ(=)の侍臣で名宰相。1236年〜1295年。バーリン部の人。宋討伐軍の総指揮官に任命された。至元十一年(1274年)、モンゴル軍は襄陽より進発し、漢水を下り、長江に沿って東下した。至元十三年(1276年)には、建康を下し、三路に分かれて臨安に迫り、これを降ろした。(南宋の実質的な最後)。『中国軍事史略』中(軍事科学出版社)中の280ページ「南宋軍民抗蒙戦争」に詳しい。なお、この翌年(至元十四年(1277年))に、バヤンはカラコルムに派遣され、トゥルイ家諸王の反乱軍を撃破し、その後、至元二十四年(1287年)には、ハイドゥ(=カイドゥ (*ドゥ=ヅ=du))を撃退して、モンゴル高原の大半を元の勢力圏に取り戻して駐屯した。 帰朝したバヤンに対して、フビライ(=クビライ)は厚くこれを待遇し、中書省平章政事に任命し、禁衛軍の指揮官とした。

※過梅嶺岡留題:(大庾嶺(だいゆれい)にある(梅の名所の)梅関を通り過ぎた際に、感興を詠みこんだ詩(を作る)。 *作者は、「広南の南宋の地を征服したが、そこからは些かの財物をも私していない」と、公明さを訴えている。 ・過:通り過ぎる。 ・梅嶺岡:大庾嶺。五嶺の一で、江西省大庾県南と広東省南雄県北の境界にある山。その嶺に梅関がある。『中国歴史地図集』第六冊 宋・遼・金時期(中国地図出版社)65−66ページ「広南東路 広南西路」にある。現在の江西省南部の大余と広東省北端部の南雄との間にある小梅関。現代・陳毅に『梅嶺三章』 がある。江西省大庾県と広東省南雄県の境界の大庾嶺(だいゆれい)にある。 ・留題:名勝や古跡を訪ねた際、感興を詠んだ詩。

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※馬首経従庾嶺回:馬首は、大庾嶺を通って(もとの方へ)戻って来た。 ・馬首:馬の向かう方向。馬の向き。馬の首。 ・経従:…を経(へ)て。 ・庾嶺:大庾嶺のことで、前出・梅嶺岡のある山。 ・回:かえる。とってかえす。出たものがもとに戻って来たことを表す。

※王師到処悉平夷:帝王の軍隊(=大元ウルスの皇帝の軍隊)は、いたるところ、ことごとく平定した。 ・王師:帝王の軍隊。官軍。 ・到処:いたるところ。方々(ほうぼう)。 ・悉:ことごとく。 ・平夷:平定する。たいらげる。

※担頭不帯江南物:(南宋を滅ぼしたが、)江南の地(に栄えた南宋)の(宝物や産)物を持ち出すようなことは、していない。 ・担頭:〔dan4tou(0or2?)●○〕荷物。「-頭」は、名詞化を表す接尾字。 ・不帯:携帯する。持つ。帯びる。 ・江南物:江南の地(に栄えた南宋)の(宝物や産)物を謂う。 ・江南:長江下流地帯の南岸部。風光明媚なところ。ここでは南宋の地を謂う。

※只挿梅花一両枝:ただ、梅の花の枝一、二本をかんざしにしてさしているだけだ。 ・只:ただ…だけ。 ・挿:さす。(花をかんざしにして)さす。(物を両方の間に)さしこむ。さしはさむ。(花を)活(い)ける。なお、「挿花」は、花をかんざしにする意。蛇足になるが、我が国の「いけ花」や「花を活ける」意も、“挿花”。 ・一両枝。(枝の)一、二本。





◎ 構成について

韻式は「AAA」。韻脚は「回夷枝」で、平水韻上平十灰(回)・四支(夷枝)。次の平仄はこの作品のもの。

●●◎○●●○,
○○●●●○○。(韻)
●○●●○○●,
●●○○●●○。(韻)
2014.2.9
     2.10
     2.13
     2.14
                               
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