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曾山送別 
                                                  

     唐・ 皇甫冉

淒淒遊子若飄蓬,
明月清樽祗暫同。
南望千山如黛色,
愁君客路在其中。



                      
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曾山送別 

淒淒(せいせい)たる 遊子(いう し )  飄蓬(へうほう)(ごと)く,
明月 清樽(せいそん)  ()(しばら)く同じうす。
南のかた 千山を望めば  黛色(たいしょく)の如く,
(うれ)ふ 君が客路(かく ろ )  ()(うち)()るを。

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◎ 私感註釈

※皇甫冉:〔くゎうほ ぜん;Huang2fu3 Ran3〕。盛唐の詩人。開元五年(717年)頃〜大暦五年(770年)。皇甫(くゎうほ)が姓。複姓。字は茂政。潤州(現・鎮江)丹陽の人。天寶十五年、状元(第一位)で進士となり、無錫尉、左金吾兵曹、左拾遺、右補闕等を歴任する。安史の乱に際しては、義興(現・宜興)に住み、難を避け、丹陽に没した。

※曾山送別:曾山での送別。 *劉長卿の詩ともする。 ・曾山:高い山。また、山の名称で、浙江省の麗水市遂昌県西山にある。或いは、浙江省の嘉興市桐郷市甑山のことなのか。広西チワン族自治区の桂林市平楽県甑山のことなのか。 ・送別:見送る。送別のための酒宴を開く。

※淒淒遊子若飄蓬:もの寂しげな(他郷にいる)旅人である(あなたは、)風に吹かれて転がり行く蓬のように(流浪して居所の定まらなく)。 ・淒淒:〔せいせい;qi1qi1○○〕ものさびしいさま。わびしく悲しいさま。寒く冷ややかなさま。寒く厳しいさま。ぞっとする。漢・卓文君の『白頭吟』に「皚如山上雪,皎若雲間月。聞君有兩意,故來相決絶。今日斗酒會,明旦溝水頭。躞蹀御溝上,溝水東西流。
淒淒淒淒,嫁娶不須啼。願得一心人,白頭不相離。竹竿何嫋嫋,魚尾何簁簁。男兒重意氣,何用錢刀爲。」とあり、魏・曹丕の『寡婦』に「霜露紛兮交下,木葉落兮淒淒。候鴈叫兮雲中,歸燕翩兮徘徊。妾心感兮惆悵,白日忽兮西頽。守長夜兮思君,魂一夕兮九乖。悵延佇兮仰視,星月隨兮天廻。徒引領兮入房,竊自憐兮孤栖。願從君兮終沒,愁何可兮久懷。」とあり、後世、明・李攀龍の『於郡城送明卿之江西』で、「青楓颯颯雨凄凄,秋色遙看入楚迷。誰向孤舟憐逐客,白雲相送大江西。」とする。 ・遊子:旅人。家を離れて他郷にいる人。旅行者。中唐・孟郊の『遊子吟』に「慈母手中線,遊子身上衣。臨行密密縫,意恐遲遲歸。誰言寸草心,報得三春暉。」とある。 ・若:…のようだ。ごとし。●(仄)。 ・飄蓬:〔へうほう;piao1peng2○○〕風に吹かれて転がり行く蓬。流浪して居所の定まらない譬え。=転蓬。曹植の『吁嗟篇』に「吁嗟此轉蓬,居世何獨然。長去本根逝,宿夜無休閑。東西經七陌,南北越九阡。卒遇回風起,吹我入雲間。自謂終天路,忽然下沈泉。驚飆接我出,故歸彼中田。當南而更北,謂東而反西。宕宕當何依,忽亡而復存。飄周八澤,連翩歴五山。流轉無恆處,誰知吾苦艱。願爲中林草,秋隨野火燔。糜滅豈不痛,願與根連。」とあり、李白の『送友人』に「青山北郭,白水遶東城。此地一爲別,孤蓬萬里征。浮雲遊子意,落日故人情。揮手自茲去,蕭蕭班馬鳴。」とあり、盛唐・王之渙の『九日送別』に「薊庭蕭瑟故人稀,何處登高且送歸。今日暫同芳菊酒,明朝應作斷蓬飛。」とある。後世、南唐・李Uの『浣溪沙』「轉燭飄蓬一夢歸,欲尋陳跡悵人非,天ヘ心願與身違。   待月池臺空逝水,蔭花樓閣漫斜暉,登臨不惜更沾衣。」や南宋・陸游『貧甚戲作絶句』其六に「行遍天涯等斷蓬,作詩博得一生窮。可憐老境蕭蕭夢,常在荒山破驛中。」とある。趣が異なったものに、李白の『妾薄命』に「昔日芙蓉花,今成斷根草。以色事他人,能得幾時好。」がある。

※明月清樽祗暫同:澄みわたった満月の下、清らかな酒を容れた徳利でもって、ただしばらくは共にし(たい)。 ・明月:澄みわたった満月。 ・清樽:清らかな酒を容れた酒器。清らかな酒の入った徳利の意。 ・祗:ただ。=「只」。 ・暫:しばらく。 ・同:同じくする。ともにする。動詞。

※南望千山如黛色:南の方をながめれば、多くの山々が(夕靄に包まれて、女性の化粧である)まゆずみ(を刷いた)ようで。 ・南望:南の方をながめる。 ・千山:多くの山々。 ・如:…のようだ。ごとし。○(平)。蛇足になるが、「如」は「ごとし」と読み、前出・「若」も「ごとし」と読むが、その使い分けについて:「淒淒遊子
飄蓬」の句は「○○○●○○」となっており、「南望千山黛色」は「○◎○○●●」となっている。なお「若」は「●」で、「如」は「○」。もしもこれらの句の「若」「如」を入れ換えて、「淒淒遊子飄蓬」「南望千山黛色」とすれば「○○○●○○○」と「○◎○○●●●」となる。その場合、句の末尾が「…●●●。」或いは「…○○○。」となる。近体詩では、一般的にこのように句の最後の三字(語)が平だけ(/仄だけ)連なることを忌む。そのために「如」や「若」などを使い分けて表現する。 ・黛色:〔たいしょく;dai4se4●●〕:(女性の化粧である)まゆずみ(を刷いた)ような色。遠い山の色を謂う。

※愁君客路在其中:(あなたの今後の)旅路がその中にある(と思えば)あなたを悲しく思う。 ・愁:悲しく思う。うれえる。 ・客路:〔かくろ;ke4lu4●●〕旅路。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「蓬同中」で、平水韻上平一東。この作品の平仄は、次の通り。

○○○●●○○,(韻)
○●○○●●○。(韻)
○◎○○○●●,
○○●●●○○。(韻)
2013. 8.5
      8.6
      8.7
2020.10.3




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