カクテルを飲むための知識


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 カクテルの選び方 

◆最初に:カクテルは種類も多く、バーなどでオーダーするとき迷う人もいるでしょう。カクテルをあまり飲んだことがないなら、いつも飲みなれた酒をベースにしたカクテルを選んでみましょう。ウイスキーならウイスキー・ベース、ジンが好きならジン・ベースのカクテルというように。ベースを決めたら強さの違いで好みのものを選びます。次に甘さや辛さの味を決めます。一般に、リキュールをベースにしたカクテルは甘口タイプが多いし、辛口のベースでも使用量が少なく甘味の強い材料と組み合わせれば甘口に近づきます。カクテルは、美しい色合いを楽しむという喜びもあります。その日の洋服に合わせた色のカクテルや、気分に合わせた色を楽しめるのもカクテルならばです。また、時間を気にしないでゆっくり飲みたいのならロング・ドリンクスを選ぶというように。

◆バー・カウンターで:バーなどで、どんなカクテルを選べば好いか分からないときは、バーテンダーに相談しましょう。その際には、どんなお酒が好きか、甘口か辛口か、そのときの自分の気分などを伝えます。例えば「ブランデーが好きだが、あまり辛くないものを」というように。バーテンダーは「酸味はどうですか」「どんな色が好きですか」などと話を聞きながら、希望にあったカクテルを選んでくれます。バーテンダーとやりとりしながら飲めるのもカクテルの楽しみです。バーでカウンターに座るということは、バーテンダーとの会話を楽しみながらカクテルを飲むということも含まれています。友達とのおしゃべりが目的ならわざわざカウンターに座る意味がありません。オーダーしたカクテルをいつまでも飲まないで、話に夢中になっているようお客は敬遠されてしまいます。最近では全般にドライ志向、ライト志向が浸透しているようです。カクテルにも影響があり、低アルコールで甘くないカクテルが好まれているようです。尚、カクテルは悪酔いすると思っている人も多いようだが、問題はカクテルでなく、飲みすぎが原因です。美しさや楽しさのために、ついつい飲みすぎてしまうことがからです。ほかの酒もそうですが自分の許容量を知っておくことが大切です。

◆人気カクテル:日本の最初のカクテル・ブームは、1945〜1960年代ですが、カクテルの好みはずいぶん変わってきています。マティーニの人気は相変わらずで、カクテルの王者の貫禄を示していますが、それ以外はかなり順位に変動があります。サイド・カーやマンハッタンなどスタンダード中のスタンダードといわれたカクテルに変わり、ウオッカ人気を反映して、モスコー・ミュールやソルティ・ドックが上位に進出。ジン・ライムやジン・トニックが上位に入っているのは、新鮮なライムが入手しやすくなったから。マルガリータは女性に圧倒的な人気があります。作り方のも変わってきました、最近は直接グラスに作るビルドタイプが多くなってきてランキングでもそれが分かります。ジン・ライム、ジン・トニック、モスコー・ミュール、ソルティ・ドッグ、カンパリ・ソーダと、半分近くがビルドタイプです。

1990年代

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1960年代

マティーニ

マティーニ

ギムレット

ダイキリ

ジンライム

ジントニック

ジンフィズ

モスコーミュール

サイドカー

マルガリータ

マンハッタン

ソルティドック

オールドファッションド

サイドカー

ブラッディメアリー

マンハッタン

ギムレット

シンガポールスリング

ブロンクス

10

カンパリソーダ

10

シンガポールスリング
" ダイキリ "

バー・カウンターの向こう側で

 カクテル作りのプロ 

 シェークされ、ステアされ、自分がオーダーしたカクテルが次第にできあがっていく。その様子を見ながら、「簡単そう」「私にもできそう」と思うかも。バー・カウンターのなかで行うプロの技は、案外やさしそうに見えるもの。実際2万種類以上あるカクテルの処方はプロといっても全て記憶することは無理、カクテル・ブックという虎の巻に頼ることが多々あります。ですから一般の方が本に紹介されているレシピをもとに、酒を購入し家庭のグラスやマドラーなどで作ることもできるでしょう。カクテルを作ることは、そんなに難しいことではないのです。カンのいい人ならシェーカーを振るのも数時間でマスターできるでしょう。基本的動作を守るなら、そこそこのカクテルはできるはずです。ただし、味でプロに一日の長があるのは当然のこと。その差は何かといえば、これを”こだわり”というわけ。

◆ カクテルへのこだわり 


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