答えは、NOです。確かに腹筋運動を行う事によって、腹筋を鍛えることは可能ですが、筋肉を鍛えることと脂肪を消費することは別です。既に痩せていて脂肪が少ない人ならば、腹筋を鍛えることによって、筋肉が大きくなってお腹が割れる可能性は有りますが、それは言ってみれば、部分痩せならぬ部分盛り。一部分の筋肉を強化することは可能ですが、特定の部位の脂肪を減らす方法は脂肪吸引ぐらいしかないのではないかと思います。

さらに言えば、腹筋運動は無酸素運動ですので、ウォーキングなどの有酸素運動と比べると脂肪を消費しません。もちろん筋肉が鍛えられれば基礎代謝が上がるので、自然に消費されるカロリーの量が増えます。効果が無いわけでは有りませんが、やはり脂肪を消費するにはウォーキングなど有酸素運動有るのみなのです。

ウォーキングで脂肪を全体的に減らせば良いんじゃない？

部分痩せにこだわるには、皆さん恐らく理由があって、バストのサイズは減らさずにウエストだけ減らしたい女性人や、太ってるけどマズはお腹だよなといった要望があるのでしょう。正直な話、ウォーキングを行った結果、女性のバストは萎むのかどうかは知りませんが、恐らくそれほどの変化は無いのではないかと思います。むしろ、全体的に皮下脂肪を減らして、ボリュームが欲しい部分は筋トレなどによって鍛える方が科学的な気がします。部分盛りで行きましょう。

お腹だけへこませたい男性人はもう一度冷静に鏡を見てみましょう。恐らく脂肪がついているのはお腹だけでは無いはずです。問題はもっと根本的ですから、諦めて私と一緒にウォーキングしましょう。運動強度をしっかり調整して、速いペースで毎日ウオーキングすれば絶対に効果が出ます。これに多少の筋トレを加えれば、基礎代謝を上げることも可能ですし、そうすれば、ますます一日で消費できるカロリーが増えるわけです。

筋トレするなら面積の大きな筋肉が狙い目です

腹筋するのは、無駄かと言えばそんなことは有りません。人間は年齢と共に筋肉が衰え特に腹筋が衰えると体脂肪とは別にお腹が出っ張りやすくなります。これを抑えるのには腹筋が必用です。腹筋以外の筋肉で重点を置きたいのは、太ももの大腿四頭筋や大胸筋、これらは体の中でも大きな筋肉なので、鍛えると基礎代謝が増えやすいのです。スクワットや、腕立て伏せによってこれらの筋肉を鍛えられるので、お手軽でも有ります。

ただし、筋トレにはバランスも大事です。腰痛の原因は背筋と腹筋のバランスの崩れが原因のひとつとも言われ、必要な筋肉だけを鍛えていると筋力のバランスを崩してしまう可能性も有ります。

結局のところ、筋肉もある程度バランスを取って鍛えなければならないって事ですね。

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