huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye




花間集
浣溪沙

            韋荘
                    唐・蜀 韋莊

               浣渓沙
夜夜相思更漏殘。
傷心明月凭欄干
想君思我錦衾寒


咫尺畫堂深似海,
憶來唯把舊書看。
幾時攜手入長安。


    **********************


      浣溪沙

                         すた
夜夜 相ひ思ひて  更漏 殘れ。
                         
明月に 傷心して  欄干に凭る。
                             しとね
君を想ふに 我を思ひて  錦の衾 寒からん。



 しせき
咫尺の 畫堂  深きこと 海に似,
                          (ふみ)   と
憶ひ來って 唯だ  舊き書を 把りて 看る。
いづ
幾れの時か 手を攜へて  長安に入らん。



             ******************
◎ 私感訳注:

※韋莊:韋荘。唐末、蜀の詞人。

※浣溪沙:詞牌の一。詞の形式名。双調 四十二字。平韻一韻到底。詳しくは 「構成について」を参照。 *この詞は花間集 韋荘の『浣溪沙 其五』。

※夜夜相思更漏殘:夜毎(ごと)、思い遣っては、夜明け近くになり。 ・夜夜:よごと。よよ。やや。 ・相思:(大事な人)を思いしのぶ。…に思いを致す。(「相」は、相互にの意味は、ここでは無い。「相思相愛」の「相思」とは異なる。現代語に“単相思”(片思い)がある。但し、「想君思我錦衾寒」の意のとり方によっては、「相互に」の意味になるが。) ・相-:動作が対象に及んでくる時に使う。「…てくる」「…ていく」の意。「相互に」の意味はここではない。白居易の『勸酒』「昨與美人對尊酒,朱顏如花腰似柳。今與美人傾一杯,秋風颯颯頭上來。年光似水向東去,兩鬢不禁白日催。東鄰起樓高百尺,題照日光
。」 李白に『把酒問月』「天有月來幾時,我今停杯一問之。人攀明月不可得,月行卻與人。皎如飛鏡臨丹闕,拷喧ナ盡C輝發。但見宵從海上來,寧知曉向雲陝刀B白兔搗藥秋復春,娥孤棲與誰鄰。今人不見古時月,今月曾經照古人。古人今人若流水,共看明月皆如此。唯願當歌對酒時,月光長照金樽裏。」や、陶潜の『飮酒二十首』其一「衰榮無定在,彼此更共之。邵生瓜田中,寧似東陵時。寒暑有代謝,人道毎如茲。達人解其會,逝將不復疑。忽與一觴酒,日夕歡。」、陶淵明の『雜詩十二首』其七の「日月不肯遲,四時催迫。寒風拂枯條,落葉掩長陌。弱質與運頽,玄鬢早已白。素標插人頭,前途漸就窄。家爲逆旅舍,我如當去客。去去欲何之,南山有舊宅。」や張説の『蜀道後期』「客心爭日月,來往預期程。秋風不,先至洛陽城。」杜甫の『州歌十絶句』其五に「西一萬家,江北江南春冬花。背飛鶴子遺瓊蕊,趁鳧雛入蒋牙。」とある。李U『柳枝詞』「風情漸老見春羞,到處消魂感舊遊。多謝長條似,強垂煙穗拂人頭。」 、范仲淹の『蘇幕遮』「碧雲天,黄葉地,秋色連波,波上寒煙翠。山映斜陽天接水,芳草無情,更在斜陽外。   黯ク魂,追旅思,夜夜除非,好夢留人睡。明月樓高休獨倚,酒入愁腸,化作思涙。」など、下図のように一方の動作がもう一方の対象に及んでいく時に使われている。
B
もっとも、李白の『古風』「龍虎相啖食,兵戈逮狂秦」、『遠別離』の「九疑聯綿相似,重瞳孤墳竟何是。」や『長相思』「相思,在長安」や王維の「入鳥不相亂,見獸相親。」などは、下図のような相互の働きがある。
B
勿論、これらとは別に言葉のリズムを整える働きのために使っていることも詩では重要な要素に挙げられる。 ・更漏:水時計。転じて時間。 ・殘:(使われて減った結果、缺乏して)のこりすくない。残更(夜更け、深更、五更(午前四時頃))になる。「残」は「残暑」、「残更」の「残」(=缺けてのこっている意)。

※傷心明月凭欄干:澄みわたった月に(あなたのことを思い浮かべ)心を傷(いた)めながら、窓辺の手すりに倚(よ)りそう。 ・傷心:心をいためる。悲しむ。悲しくなる。 ・凭欄干:高殿の手すりに寄り添う。 *景色を眺めながら、物思いに耽ることで、填詞では想いに耽るという場面では屡々見かける表現。≒「倚欄干」、「憑欄干」等。

※想君思我錦衾寒:あなたを想えば、(あなたは)きっと私のことを思って、寂しく独り寝でいることでしょう。 ・想君思我:君に想いを馳せば、きっと私のことを思っていることでしょう。 *句中の対になった一種の連動文で、「想君思我」は「想君・君思我」の意。節奏に従ってみると想君・思我となり、「君に想いを馳せば、きっと私のことを思っていることでしょう」となる。「想(君思我)」(君が我を思うのを 想う)のように見る。「想君+君思我」と表してもいいだろうか。君が目的語であって、主語にもなっている兼語式連動文ともとれる。思我である。もっとも、このようにとろうとすれば、想+君思我となり、「想」が領字でなければならない。しかし、韋荘の『浣渓沙』は、ここを領字としていない。また、韋莊の一連の『浣渓沙』もここの部分は、「想君+思我」のように、句中の対の如くしている。『浣渓沙』其三では、「小楼高閣」となっている。もっとも、兼語式とみても、読む(/うたう/朗詠する)際は、「想君(ポーズ)思我」となるので、これでも可。 ・錦衾:錦(にしき)の掛け布団。 ・寒:錦の掛け布団が寒い。 *独り寝で夜を過ごしていることを、主人公は想像している

※咫尺畫堂深似海:小さな美しい部屋は、海のように深く。 ・咫尺:〔しせき;zhi3chi3●●〕距離がきわめて近いこと。1咫=8寸。ここでは、画堂が小さいことを謂う。 ・畫堂:麗しく彩色を施した建物。晩唐・温庭筠の『更漏子』に「玉爐香、紅蝋涙。偏照
畫堂秋思。眉翠薄、鬢雲殘。夜長衾枕寒。   梧桐樹。三更雨。不道離情正苦。一葉葉、一聲聲。空階滴到明。」とある。 ・深似海:狭い画堂が海のように深く感じられることを謂う。 *画堂に住む主人公の孤独感、寂寥感を表す。

※憶來唯把舊書看:思い出しては、古い手紙を出してきて、手に取り持って見る。 ・憶來:おもいだしては。思い起こして。 ・-来:動詞の後につけてその行動を回想することを表す。…したっけ。動詞に附く助動詞のような働きをする。 ・把(把-):手に取り持つ。手に持つ。握る。また、…をとって、…もって。(蛇足になるが、現代語では介詞として、「…を」「…をもって」「…を(…した)」の意。古語の「将」「以」に似た働きがあり、「把+対象物(目的語)+動詞」と並ぶ。(もっとも、この場合の動詞には制限があり、普通、「看」はこない。) ・舊書:昔の手紙。

※幾時攜手入長安:いつになったら、(あなたと)手を繋いで、長安に入れようか。 ・攜手:手を持つ。手をつなぐ。相手方は異性。攜=携。南斉・謝脁の『遊東田』に「戚戚苦無悰,
攜手共行樂。尋雲陟累榭,隨山望菌閣。遠樹曖仟仟,生煙紛漠漠。魚戲新荷動,鳥散餘花落。不對芳春酒,還望山郭。」とあり、南唐・馮延巳は『 三臺令』で「南浦,南浦,翠鬢離人何處。當時攜手高樓,依舊樓前水流。流水,流水,中有傷心雙涙。」とする。

        **********



◎ 構成について

双調 四十二字。平韻一韻到底。節奏は近体七言詩に同じ。


   ●○○●●○,(韻)
   ●●○○。(韻)
   ●●○○。(韻)


   ○○●●,
   ●●○○。(韻)
   ●●○○。(韻)

となる。
 
 平声韻一韻到底。韻式は「AAA AA」。
韻脚:「殘干寒看安」は第十四部平声。
 
2000.10.23
     10.24
     10.25
     10.26完
     10.28
2014. 4.30
      5. 1



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