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       寫眞に題す

                       河上肇

六十六年逆浪中,
尚贏衰病老殘躬。
昭和廿年正月後,
不知幾度値春風。



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寫眞に題す 


六十六年  逆浪
(げきらう)の中,
(な)ほ 贏(あま)す 衰病  老殘の躬(み)
昭和廿年  正月の後,
知らず 幾度か  春風に 値
(あ)ふを。

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◎ 私感註釈

※河上肇:
※寫眞に題す:原題は日本語。漢語では“題照”。毛沢東に『爲女民兵
題照』「颯爽英姿五尺槍,曙光初照演兵場。中華兒女多奇志,不愛紅裝愛武裝。」がある。
※六十六年逆浪中:生を享(う)けて六十六年、逆(さか)巻く波の中で(過ごし)。 ・六十六年:作者の生きてきた年数。昭和十九年の時になる。 ・逆浪:〔げきらう;ni4lang4●●〕逆(さか)巻く波。逆浪(さかなみ)。世の中の乱れていることの喩え。
※尚贏衰病老殘躬:なおも衰えて病気になっても老いぼれたまま生き残っている。 ・尚:なお。なおも。 ・贏:〔えい;ying2○〕余る。余す。みちる。溢れる。 ・衰病:衰えて病気になる。老衰で病になる。 ・老殘:老いぼれて生き残っている。老いさらばえる。 ・躬:〔きゅう;gong1○〕み。体。身体。みずから。
※昭和廿年正月後:(しかしながら)昭和二十年の正月の後は。 *陸游の『末題』「嘉定三年正月後,不知幾度醉春風。」に基づく。陸游の『剣南詩稿』の最終作である『示兒』「死去元知萬事空,但悲不見九州同。王師北定中原日,家祭無忘告乃翁。」 から逆に四作遡った作品である。寿命の尽きる手前の作で、感情の揺れを表現した佳作である。ただ、それが「愛国詩人」と称えられる陸游には相応しくないとも謂えるため、数多く出版されている『陸游詩集』には載せられていない。『剣南詩稿』でしか見られない地味で目立たない扱いを受けている作品である。おそらく、河上肇は自分の人生の最期を表現するため、並べた書物の背だけで二メートルほどある『陸游全詩集』の最後巻の最終ページ、つまり陸游の辞世の作から、逆に見ていって見つけたのではなかろうか。雄々しい「愛国詩人」である陸游の揺れが、河上肇には何とも謂えない共感を覚えたのだろう。  ・昭和廿年:昭和二十年。作者河上肇が世を去る前年である。 ・廿:〔にふ、じふ。;nian4●入声〕20。二十。 *日本語の音読みと現代漢語音(北京語)との乖離が大きい。 ・正月:〔しゃうぐゎつ;zheng1yue4○●〕ここでの「正」は○になる。
※不知幾度値春風:(一体)何回ほど、春の気節の風に遭(あ)うことができるのだろうか……。 ・不知:分からない。 ・幾度:何回。 ・値:遭(あ)う。 ・春風:春の風。春の気節をいう。




◎ 構成について

韻式は「AAA」。韻脚は「中躬風」で、平水韻上平一東。次の平仄は、この作品のもの。

●●●○●●○,(韻)
●○○●●○○。(韻)
○○●○○●●,
●○●●○○○。(韻)

平成17.6.22
      6.23
      6.24
      6.25



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