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 これは井古綆先生の作品で、読みも井古綆先生のものです。
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一炊夢

地球温暖意遙然、
賓集東瀛聞很權。
私抱杞憂成苦慮、
強當杯酒誘甘眠。
無聲寂歴非三界、
萬頃荒寥訝九泉。
暗示將來一炊夢、
悲歡錯落思連綿。





地球の温暖は 意遙然として、
賓は東瀛とうえいに集ふも 権をあらそふと聞く。
私かに杞憂を抱けば 苦慮と成り、  
強ひて杯酒に当たれば 甘眠をいざなふ。
声無く 寂歴たるは 三界にあらず、
万頃 荒寥たるは 九泉かといぶかる。
将来を暗示する 一炊の夢、  
悲歓錯落さくらくして 思ひ連綿。

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・遙然: 心が不安なさま  遙遙。
・賓:   各国の首脳。
・東瀛: 日本。
・聞很権:洞爺湖サミットでの先進国と新興国との立場の違いで。
・三界: 現世界。
・万頃: 水または地面が広いこと。
・九泉: あの世。
・悲歓: 悲は将来を 歓は夢がさめて。
・錯落: 入り混じるさま。

「黄粱(こうりょう)一炊夢」: 粟飯(あわめし)を炊き上げるほどの短い間の夢 富貴・功名の極めてはかないことのたとえ。ここでは過去百年にも満たない、人類の栄華のはかないことにたとえる。

<解説>このたびの洞爺湖サミットでの先進国と新興国との意見の対立で、地球の将来について、わたくしは非常に危惧を覚えます。
 なぜならば対立する意見が双方とも正しいと思うからです。先進国は焦眉の急である地球の温暖化を食い止めるため、新興国のCO2の排出を抑制することを要求しても、新興国側では温暖化を促進したのは、総て先進国の責任であると主張しています。要するに水掛け論であって、双方とも大局的な立場で地球の将来を見てはいないように思います。

 現在の温暖化の状態をそのまま維持しても必ず人口の減少は避けられないでしょう。加えてCO2の排出の増加を看過すれば我々の想像を絶する異常気象の到来が待ち受けているであろうと危惧いたします。
 わたくしはよく夢をみますが、就寝する前にテレビなどを見た続きが夢に入ってきます。この「一炊夢」は必ずしも事実の通りではありませんが、見た夢に詩意を膨らませて作りました.。結末がこのようにならない事を祈るばかりです。

 マイナス思考ののせいでしょうか、以前より地球の将来について様々なことを思ってきました。      



2008.7.13日作
2008.8. 6掲載




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