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| これは井古綆先生の詩で、読みも井古綆先生のものです。
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第六十四回原爆忌 |
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| 廣島長崎悲夏天、 不辜殺戮歳華遷。 當時慘禍傷心盡、 今日繁榮復舊全。 焦土殘痕無影懌、 核能罹患有誰憐。 健身何解病身苦、 永遞人間最大愆。 |
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| 広島 長崎 夏天を悲しむ、 不辜の殺戮 歳華遷る。 当時の惨禍に 傷心尽き、 今日の繁栄は 復旧全し。 焦土の殘痕 影無きを懌び、 核能の罹患 誰有りて憐れむ。 健身 何ぞ解せん 病身の苦、 永に 逓せん 人間最大の愆を。 ********* |
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・不辜： 無辜。ここでは兵士ではなく一般人をいう。 ・核能： 核エネルギー。ここでは放射能にあてる。 ・解： （原爆症に罹患した人でなくてはこの苦しみは）理解できないこと。 ・逓： （この惨禍を次代に）つぎからつぎへと送り伝えること。 参照：  ※ この詩に解説した通りアメリカが原爆を 投下したのは “戦争を早く終結するため” と言うのは勝者の論理であり、やはり非人道的であることは
多くの識者が指摘している。 |
| ２００９．８．６ |
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