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四十七士
 

大鹽平八郎


臥薪嘗膽幾辛酸,
一夜劍光映雪寒。
四十七碑猶護主,
凛然冷殺奸臣肝。




大塩平八郎著『洗心洞箚記』明治三十年出版
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『十八史略』卷之一・春秋戰國(三十・三十一)


      四十七士
臥薪嘗膽(ぐゎしんしゃうたん)  (いく) 辛酸(しんさん)
一夜 劍光(けんくゎう)  雪に(えい)じて寒し。
四十七()  ()(しゅ)(まも)り,
凛然(りんぜん) 冷殺(れいさつ)す  奸臣(かんしん)(きも)を。

        *****************





◎ 私感註釈

※大塩平八郎:江戸後期の儒者。1793年(寛政五年)〜1837年(天保八年)。名は後素、号は中斎。大坂町奉行与力をつとめ、更に更に吟味役として、名声をあげた。陽明学を学び、知行合一説を信奉。私塾・洗心洞を開いて子弟の教育に当たった。1836年(天保七年)の飢饉に際して、貧民救済のため兵を起こしたが、失敗して自殺。著書に『洗心洞箚記』等がある。

※四十七士:赤穂浪士の四十七名の武士。元禄十五年(1703年)十二月十四日に、主君の浅野長矩の仇討ちとして、吉良義央の屋敷にを討ち入った大石良雄以下四十七名のこと。

※臥薪嘗胆幾辛酸:薪(まき)の上に寝て、苦い胆(きも)を嘗(な)める(ような)苦しみを何度したことであろうか。 ・臥薪嘗胆:薪(まき)の上に寝て、苦い胆(きも)を嘗(な)める。将来の成功のために苦しんで、自分の心を励ます喩え。 *越王・勾践に敗れた呉王・夫差が臥薪嘗胆して仇討ちを忘れなかった故事に因る。『史記・越王
(勾)踐世家』(卷四十一 越王(勾)踐世家第十一 1742ページ中華書局版442ページ)に「呉既赦越,越王踐反國,乃苦身焦思,於坐,坐臥即仰,飮食亦嘗。曰:『女忘會稽之恥邪?』」(注:『史記』には「嘗胆」のみ。「臥薪」は無い)。また、『十八史略・春秋戰國』(卷之一 三十・三十一)「夫差志復讎,朝夕,…踐反國,於坐臥即仰,嘗曰:『女忘會稽之耻耶?』」と「臥薪」と「嘗胆」の両方が載っている(写真)。 ・辛酸:非常な苦しみ。

※一夜剣光映雪寒:(討ち入りの)夜、剣の輝きは、雪に映(は)えて冷え冷えとしていた。 ・一夜:ここでは、元禄十五年(1703年)十二月十四日の仇討ち当夜のこと。 ・寒:「寒光」のことで、刀の光の形容。

※四十七碑猶護主:四十七士の墓碑は、(墓碑となっても)それでもまだ、主君を護(まも)っており。 ・四十七碑:泉岳寺にある四十七士の墓碑。 ・猶:〔いう:you2○〕なおかつ。それでも。まだ。いまだに。

※凜然冷殺奸臣肝:きびしく冷やかな態度で、心の正しくない家来の肝(きも)(を冷やしている)。 ・凜然:〔りんぜん;lin3ran2●○〕 寒さのきびしいさま。 ・冷殺:ひややかな態度で人の気をそぐこと。 ・奸臣:心の正しくない家来。=姦臣。 ・肝:きも。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「酸寒肝」で、平水韻上平十四寒。この作品の平仄は、次の通り。

●○○●●○○,(韻)
●●●○●●○。(韻)
●●●○○●●,
●○●●○○○。(韻)
平成23.12.20
      12.21
      12.22




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