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丙午丁未之災
 

山本北山


穀帛荒年貴若璣,
長兒叫凍小啼飢。
豪華時廢一朝膳,
多少窮民免散離。





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丙午丁未の災

穀帛(こくはく) 荒年(くゎうねん)  (たふと)きこと (たま)(ごと)し,
長兒(ちゃう じ )は (こごえ)に叫び  小は(うゑ)()く。
豪華(がうくゎ) 時に  一朝(いってう)(ぜん)(はい)せば,
多少の窮民  散離を(まぬか)れん。

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◎ 私感註釈

※山本北山:江戸時代後期の儒学者、詩論家。宝暦二年(1752年 - 文化九年(1812年)。名は信有。字は天禧。号して北山。通称を喜六。江戸の人。古文辞派を排して、折衷学を倡えた。経世家であり、天明の大飢饉に際しては、積極的な行動を起こそうとした。

※丙午丁未之災:天明六年(1786年)から天明七年(1787年)にかけての(天明の)大飢饉。 *天明の大飢饉(天明三年(1783年)〜天明八年(1788年))、奥州大飢饉(死者十万人)(天明四年(1784年)、天明の打ち壊し(天明七年(1787年))。 ・丙午:〔へいご:ひのえうま〕干支で表した年で、ここでは、天明六年(1786年)を指す。干支とは、十干と十二支の組み合わされた序列の表記法のことで、天明六年(1786年)のこと。十干とは、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸のことをいい、十二支とは子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥のことをいう。十干のはじめの「甲」、十二支のはじめの「子」から順次、次のように組み合わせていく。 甲子、乙丑、丙寅、丁卯、戊辰、己巳、庚午、辛未、壬申、癸酉、(以上、10組で、ここで十干は再び第一位の「甲」に戻り、11組目が始まる)甲戌、乙亥、……(ここで、十二支は「子」に戻り、13組目は)丙子、丁丑…となって、合計は(ページの)60組になる。これで、1から60までの順を表し、年月日の表示などにに使われる。なお、61番目は、1番目の甲子にもどる。還暦である。蛇足になるが、丙午年は、1786年(天明六年)だけに限らず、±60年(の倍数年)も丙午年となる。(例えば:1846年、1906年、1966年…。また、1726年、1666年、1606年…と。) ・丁未:〔ていび:ひのとひつじ〕ここでは、天明七年(1787年)のことになる。 ・災:わざわい。災難。災害。ここでは大飢饉のことを謂う。

※穀帛荒年貴若璣:食物と衣類は、凶作の年には貴重で、宝玉のようだ。 ・穀帛:〔こくはく;gu3bo2●●〕穀物と絹織物。食物と衣類。 ・荒年:凶作の年。 ・若:…のようだ。(…の)ごとし。=如。「如」は
とするところで使い、「若」はとするところで使う。 ・璣:〔き;ji1○〕まるくない珠玉。「璣」を使ったのは、韻脚とするため。

※長児叫凍小啼飢:年上の子は、凍えて泣き叫び、下の子は飢えて声をあげて泣いている。 ・長児:大きい子。なお、「兒」は韻脚と同じの平水韻上平四支。 ・叫:さけぶ。なく。 ・凍:こごえる。こごゆ。 ・小:幼い(子)。 ・啼:(声をあげて)泣く。 ・飢:飢え。後世、幕末・梅田雲濱は『訣別』で「妻臥病牀
兒叫飢,挺身直欲拂戎夷。今朝死別與生別,唯有皇天后土知。」とする。

※豪華時廃一朝膳:(富裕な者が)ぜいたくな食事を一回止めれば。 ・時:ときに。なお、「時」は、韻脚と同じの平水韻上平四支。 ・一朝膳:一回の食事。

※多少窮民免散離:どれほど多くの貧乏人が離散から免れたのに。 ・多少:どれほどの。多くの。 ・免:まぬがれる。まぬかれる。 ・窮民:落ちぶれて、よるべのない民。貧乏人。 ・散離:離散。貧窮故に、家族がそれぞれが年季奉公に出て一家離散となることを謂う。「散離」として「離散」としないのは、「離」を韻脚とするためであり、句の第六字・第七字「□□□□□
■■」部分を●○とするため。(「()()」)。


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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「璣飢離」で、平水韻上平五微(璣)、四支(飢離)。この作品の平仄は、次の通り。

●●○○●●○,(韻)
○○●●●○○。(韻)
○○○●●○●,
○●○○●●○。(韻)
平成24.2.15
      2.16




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