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藤井竹外

自從卜宅此栽柳,
吹過東風二十春。
休把長條輕拂地,
如今地上更多塵。

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  柳                                                           
(たく)(ぼく)し  (ここ)に柳を()ゑしより,
吹き過ぐ 
東風(とうふう)  二十(にじっ)(しゅん)
長條(ちゃうでう)()って  (かろがろ)しく地を(はら)ふを ()めよ,
如今(じょこん) 地上は  (さら)(ちり)多し。

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◎ 私感註釈

※藤井竹外:江戸末期の漢詩人。高槻藩の家臣。文化四年(1807年)〜慶応二年(1866年)名は啓。字は士開。摂津国(大阪府)の人。頼山陽に学ぶ。

※柳:ヤナギ。陶潛の『五柳先生傳』を暗示しよう。作者(藤井竹外)は『五柳先生傳』中の主張のように、営利を求めず、ほどほどの読書ができればよい。それが望みだ、と。東晉・陶潛に『五柳先生傳』「先生不知何許人,不詳姓字,宅邊
有五柳樹,因以爲號焉。閑靜少言,不慕榮利。好讀書,不求甚解,毎有會意,欣然忘食。性嗜酒,而家貧不能恒得,親舊知其如此,或置酒招之,造飮必盡,期在必醉,既醉而退,曾不吝情。環堵蕭然,不蔽風日,短褐穿結,箪瓢屡空,晏如也。常著文章自娯,頗示己志,忘得失,以此自終。」があり、これを借りて寓意が籠められているという。

※自從卜宅此栽柳:居処をここに定めて(五柳先生=陶淵明を真似て)より(このかた)。 ・自從−:〔じじゅう(しょう);zi4cong2●○〕…より。…から。 ・卜宅:占って住居を定める。居所を決める。 ・栽:(苗木を)うえる。(若木を)うえる。

※吹過東風二十春:春風(の気節)が二十回吹きすぎた。=二十年が過ぎた。 ・吹過:(風が)吹きすぎ(た)意。 ・東風:春風。 ・二十春:二十回の春の気節。

※休把長条軽払地: この句「休把長条軽払地」は「休〔把(長条)軽払地〕」といった構文か。 ・休−:やめよ。禁止の辞。…をやめよ。やめる。 ・把−:…を。…を把(と)って…を以て。〔把+名詞〕。「以〔+名詞〕」や「將〔+名詞〕」に似た働きがある。 ・長条:長い枝。中唐・韓翃の『章台柳』に「章臺柳,章臺柳!昔日今在否?縱使
長條似舊垂,亦應攀折他人手。」とあり、南唐後主・李Uの『柳枝詞』に「風情漸老見春羞,到處消魂感舊遊。多謝長條似相識,強垂煙穗拂人頭。」とある。 ・払地:地を払う。

※如今地上更多塵:ただ今、俗世間では、一層塵が多い。 ・如今:いま。ただいま。現今。 ・更:さらに。 ・塵:この世の穢れ。この世。俗世間。

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◎ 構成について

韻式は、「AA」。韻脚は「春塵」で、平水韻上平十一真。この作品の平仄は、次の通り。

●○●●●○●,
○●○○●●○。(韻)
○●○○○●●,
○○●●●○○。(韻)
令和3.7.30
     7.31



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