Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye
                             

出キ
                                                  
                        金・元好問

春閨斜月曉聞鶯,
信馬キ門半醉醒。
官柳莫囘首,
短長亭是斷腸亭。







    **********************


      都を出づ 

春の閨 斜月  曉に鶯を聞く,
馬に信せて キ門  半ば醉ひより醒む。
官柳   首を囘らす莫かれ,
短長亭は是れ  斷腸亭なり。

            ******************



◎ 私感訳註:

※元好問:金末の文学者。字は裕之。号して遺山。1190年〜1257年。太原の人。北魏の拓跋氏の家系。作者の時代は、金・モンゴル・南宋が勢力を競い合っていた。なお、当時の金は、満洲、華北、華中をおさえていたが、モンゴルによって亡ぼされた。

※出都:都(=汴京)を出発する。 ・都:ここではかつての金の都であった汴京を指す。

※春閨斜月暁聞鴬:艶めかしい婦人の部屋に泊まって、月が西に入りかかる夜明け、ウグイス(の鳴き声)が聞こえた。 ・春閨:〔しゅんけい;chun1gui1○○〕艶めかしい婦人の部屋。ここでは、宿舎の部屋を指す。晩唐・陳陶の『隴西行』に「誓掃匈奴不顧身,五千貂錦喪胡塵。可憐無定河邊骨,猶是
春閨夢裏人。」とある。 ・斜月:西に入りかかる月。傾きかけた月。月が傾く。初唐・張若虚の『春江花月夜』に「春江潮水連海平,海上明月共潮生。灩灩隨波千萬里,何處春江無月明。江流宛轉遶芳甸,月照花林皆似霰。空裏流霜不覺飛,汀上白沙看不見。江天一色無纖塵,皎皎空中孤月輪。江畔何人初見月,江月何年初照人。人生代代無窮已,江月年年祗相似。不知江月待何人,但見長江送流水。白雲一片去悠悠,青楓浦上不勝愁。誰家今夜扁舟子,何處相思明月樓。可憐樓上月裴回,應照離人妝鏡臺。玉戸簾中卷不去,擣衣砧上拂還來。此時相望不相聞,願逐月華流照君。雁長飛光不度,魚龍潛躍水成文。昨夜鞨K夢落花,可憐春半不還家。江水流春去欲盡,江潭落月復西斜。斜月沈沈藏海霧,碣石瀟湘無限路。不知乘月幾人歸,落月搖情滿江樹。」とあり、唐・張祜の『題金陵渡』に「金陵津渡小山樓,一宿行人自可愁。潮落夜江斜月,兩三星火是瓜洲。」とあり、詞(=填詞)では一層、艶な趣が増し、晩唐〜・韋莊の『C平樂』に「野花芳草,寂寞關山道。柳吐金絲鶯語早,惆悵香閨暗老。   羅帶悔結同心,獨凭朱欄思深。夢覺半床斜月,小窗風觸鳴琴。」とあり、阮閲の『眼兒媚』に「樓上黄昏杏花寒,斜月小闌干。一雙燕子,兩行征雁,畫角聲殘。   綺窗人在東風裏,灑涙對春閑。也應似舊,盈盈秋水,淡淡春山。」とある。本ページの詩も宋詞同様の艶な使われ方(=春閨斜月…)をしている。 ・聞:きこえる。蛇足になるが、「(意識的に)…をきく」は「聽」。

※信馬都門半酔醒:馬にまかせて(進み、やがて)都の門を(出る頃になると)、なかば酔いから醒(さ)めて(現実に戻って)くる。 ・信馬:馬にまかせる。中唐・白居易の『長恨歌』に「天旋地轉迴龍馭,到此躊躇不能去。馬嵬坡下泥土中,不見玉顏空死處。君臣相顧盡霑衣,東望
キ門信馬。」とあり、同・白居易の『魏王堤』に「花寒懶發鳥慵啼,信馬闕s到日西。何處未春先有思,柳條無力魏王堤。」とある。 ・酔醒:酔いから醒(さ)める。

※官柳青青莫回首:大道(だいどう)の並木の柳は、青々として(昔と変わりがないが、今は昔の事を)ふり返ることはよそう。 ・官柳:大道(≒官道)のほとりの柳。また、官庁の門前や邸内に植えた柳。ここは、前者の意。 ・青青:青々と。青々として。『古詩十九首』之二に「青青河畔草,鬱鬱園中柳。盈盈樓上女,皎皎當窗牖。娥娥紅粉妝,纖纖出素手。昔爲倡家女,今爲蕩子婦。蕩子行不歸,空牀難獨守。」とあり、中唐・劉長卿の『送李判官之潤州行營』「萬里辭家事鼓鼙,金陵驛路楚雲西。江春不肯留行客,艸色
送馬蹄。」とある。なお、現代でも『青青校樹』で「青青校樹,萋萋庭草,欣霑化雨如膏,筆硯相親,晨昏歡笑,奈何離別今朝。世路多岐,人海遼闊,揚帆待發清曉,誨我諄諄,南針在抱,仰瞻師道山高。」とする。 ・莫:…なかれ。禁止・否定の辞。 ・回首:ふり返る。こうべをめぐらす。

※短長亭是断腸亭:(これから現実の旅路にある)短亭・長亭の宿駅は、断腸の思いがする亭(=四阿(あずまや))である。 ・短長亭:宿駅で、短亭と長亭のこと。短亭は五里ごとに、長亭は十里ごとに置かれた。盛唐・李白の『菩薩蠻』に「平林漠漠煙如織,寒山一帶傷心碧。暝色入高樓,有人樓上愁。   玉階空佇立,宿鳥歸飛急,何處是歸程,
長亭短亭。」とあり、南宋・無名氏の『題壁』に「白塔橋邊賣地經,長亭短驛甚分明。如何只説臨安路,不較中原有幾程。」とある。 ・是:…は…である。これ(…なり)。主語と述語の間にあって述語の前に附き、述語を明示する働きがある。〔A是B:「AはBである」〕。 ・断腸亭:断腸の思いがする四阿(あずまや)。「短長亭」〔たんちゃうてい;duan3chang2-ting2●○○〕と「断腸亭」〔だんちゃうてい;duan4chang2-ting2●○○〕との似た発音の洒落。 ・断腸:はらわたがちぎれるほどの悲しみ。





◎ 構成について

韻式は「AAA」。韻脚は「鶯醒亭」で、平水韻下平八庚(鶯)・九青(醒亭)。次の平仄はこの作品のもの。

○○○●●○○,(韻)
●●○○●●○。(韻)
○●○○●○●,
○●○●●○○。(韻)
2014.4.21
     4.22
     4.23
     4.24
     4.25
                               
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