Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


友人會宿 
                                                  

     唐・李白

滌蕩千古愁,
留連百壺飲。
良宵宜清談,
皓月未能寢。
醉來臥空山,
天地即衾枕。




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友人會宿 

滌蕩(てきたう)す  千古の(うれひ)
留連(りうれん)す  百壺(ひゃく こ )(いん)
良宵(りゃうせう)  (よろ)しく清談(せいだん)すべく,
皓月(かうげつ)  (いま)(いぬ)(あた)はず。
()(きた)りて  空山(くうざん)(ぐゎ)せば,
天地は  (すなは)衾枕(きんちん)なり。

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◎ 私感註釈

※李白:盛唐の詩人。字は太白。自ら青蓮居士と号する。世に詩仙と称される。701年(嗣聖十八年)〜762年(寶應元年)。西域・隴西の成紀の人で、四川で育つ。若くして諸国を漫遊し、後に出仕して、翰林供奉となるが高力士の讒言に遭い、退けられる安史の乱では苦労をし、後、永王が謀亂を起こしたのに際し、幕僚となっていたため、罪を得て夜郎にながされたが、やがて赦された

※友人会宿:友人と一緒に泊まって。 *作者が盧山に隠棲していた頃の作品という。 ・会宿:集まって一緒に泊まること。

※滌蕩千古愁:昔から永遠に解かれることのない愁いを洗い濯(すす)ごうと。 ・滌蕩:〔てき(でき)たう;di2dang4●●〕あらいすすぐ。洗い清める。除き去る。ちらばす。  ・千古愁:昔から永遠に解かれることのない愁い。死の恐怖。陶潜の詩でいえば「千載憂」。東晉・陶淵明の『遊斜川』に「開歳倏五日,吾生行歸休。念之動中懷,及辰爲茲游。氣和天惟澄,班坐依遠流。弱湍馳文魴,闥J矯鳴鴎。迥澤散游目,緬然睇曾丘。雖微九重秀,顧瞻無匹儔。提壺接賓侶,引滿更獻酬。未知從今去,當復如此不。中觴縱遙情,忘彼千載憂。且極今朝樂,明日非所求。」 。や、「身沒名亦盡,念之五情熱。立善有遺愛,胡可不自竭。」、「向來相送人,各自還其家。親戚或餘悲,他人亦已歌死去何所道,託體同山阿。」、『形影~序』(貴賤賢愚)、『形贈影』(天地長不沒)、『影答形』(存生不可言)、『挽歌詩』其一(有生必有死)、『挽歌詩』其三(荒草何茫茫)。死を見つめ続けた。そして、迫り来る時代の激変にも『乞食』「冥報以相貽」、『飮酒』・其八「凝霜殄異類,……」と、いうのになるか。盛唐・李白の『將進酒』に「君不見黄河之水天上來,奔流到海不復回。君不見高堂明鏡悲白髮,朝如青絲暮成雪。人生得意須盡歡,莫使金尊空對月。天生我材必有用,千金散盡還復來。烹羊宰牛且爲樂,會須一飮三百杯。岑夫子,丹丘生。將進酒,杯莫停。與君歌一曲,請君爲我傾耳聽。鐘鼓饌玉不足貴,但願長醉不用醒。古來聖賢皆寂寞,惟有飮者留其名。陳王昔時宴平樂,斗酒十千恣歡謔。主人何爲言少錢,徑須沽取對君酌。五花馬,千金裘。呼兒將出換美酒,與爾同銷萬古愁。」とあり、元末・明初の楊基の『登岳陽樓望君山』に「洞庭無煙晩風定,春水平鋪如練淨。君山一點望中,湘女梳頭對明鏡。鏡裏芙蓉夜不收,水光山色兩悠悠。直ヘ流下春江去,消得巴陵
萬古愁。」とある。

※留連百壷飲:多くの徳利の(ある)酒盛りに居続けた。 ・留連:〔りうれん;liu2lian2○○〕居続ける。去るに忍びないで、ぐずぐずしているさま。…にふける。失業してぶらぶらしているさま。=流連。 ・百壷:多くの徳利。多くの銚子。「壷」はここでは「酒壷」を謂い、徳利や銚子などの酒器。 ・飲:さかもり。酒宴。名詞。

※良宵宜清談:遥か彼方まで晴れわたった月の夜は、世俗から離れた風流な話をするのにちょうどよくて。 ・良宵:晴れた夜。眺めのよい夜。景色のよい夜。遥か彼方まで晴れわたった月の夜。主として月夜を謂う。=良夜。「良」は「深」(ふかい)の意。 ・宜:〔ぎ;yi2○〕(…するが)よろしい。よいとする。むべ(なり)。もっともである。適当である。ふさわしい。よろしく…べし。 ・清談:世俗から離れた風流な話。魏・晋の頃の人が行った老荘思想に基づく哲学的談論。竹林の七賢がこの名手として有名。

※皓月未能寝:明らかに照る月(が明るいので)まだ寝ることができない。 ・皓月:明らかに照る月。「皓」〔かう;hao4●〕白く光って明らかなこと。

※酔来臥空山:(そのため、月下を彷徨し)酔ってきて、人気のない寂しい山に寝転がっても。 ・酔来:酔っぱらって(きて)。 ・空山:人気のない寂しい山。秋、冬季の落葉後の寂しげな山。盛唐・王維の『鹿柴』では「空山不見人,但聞人語響。返景入深林,復照青苔上。」とあり、盛唐・王維の『鳥鳴澗』に「人闌j花落,夜靜
春山空。月出驚山鳥,時鳴春澗中。」とあり、盛唐・皇甫冉の『山中五詠 山館』に「山長寂寂,濶_朝夕來。空庭復何有,落日照苔。」とある。

※天地即衾枕:ほかでもなく、天地が掛け布団とまくらなのだ。 ・即:すなわち…である。ほかでもなく…である。ただちに。とりもなおさず(…である)。すなはち。 ・衾枕:〔きんちん;qin1zhen3○●〕掛け布団とまくら。中唐・白居易の『夜雪』に「已訝
衾枕,復見窗戸明。夜深知雪重,時聞折竹聲。」とあり、晩唐・温庭筠は『更漏子』で「玉爐香、紅蝋涙。偏照畫堂秋思。眉翠薄、鬢雲殘。夜長衾枕。   梧桐樹。三更雨。不道離情正苦。一葉葉、一聲聲。空階滴到明。」と使う。

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◎ 構成について

韻式は、「aaa」。韻脚は「飮寝枕」で、平水韻上声二十六寢。この作品の平仄は、次の通り。

●●○●○,
○○●●●。(韻)
○○○○○,
●●●○●。(韻)
●○●◎○,
○●●○●。(韻)
2015.1.15




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