あの夢と欲望の渦巻くスターの殿堂ハリウッドの名前を冠した今回のアルバム、聴く前から期待をいやがうえにも高めてくれます。
実はこのアルバム、既に廃盤になって久しく、中古店やサイトを隈なく探索しても見つからず、最早入手するのは困難かと半ば諦めの境地でいましたところ、当サイトの常連でありましたHAYATOさんより世界一の中古ネットショップGEMM.COMをご紹介頂き、やっと手に入れることが出来た次第。
1曲目の「SPANISH HARLEM」では斬り込み隊長よろしくWILTON FELDERが畳みかけるようなテナーサックスの連続技で唸らせれば、次に待ってましたとばかりWAYNE HENDERSONが力入れたトロンボーン攻勢に出、このファンキー攻勢は、囃したてるSTIX HOOPERのドラムに乗って「TRY ALITTLE HARDDER」、「HOLLYWOOD」へと続き、クルセイダーズ特有のサウンドのうねりが筋肉まで届くはお墨付き。
「DO YOUSELF A FAVOR」も粋なナンバーで、サックスとトロンボーンのさざなみのような2段構えのアンマ芸は、筋肉を揉みほぐしてくれるでしょう。
極めつけはご存知「WAY BACK HOME」。クルセイダーズが奏でるテキサス魂、熱い男気のサウンドがここに見事に結実します。
探し求めて三千里、やっと入手できましたこのアルバム、期待に違わぬ極上の一品でありました。
HAYATOさん、ありがとう。
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