麺の美味しいのを食べますと、コシがあるって言いますが、そんな感じ。ドラムとキーボードの絶妙なリズムが一種独特の歯ごたえを醸し出すって感じ。当然うまい。
唐突ですが、聴いていますとあの東映の「仁義なき闘い」を思い起こします。コシの強さ、ドスの効いた出だしに、もうコチラはヤクザ映画の世界に入りこんでいます。新宿界隈を背広を伊達に着こなし、風を切ってそぞろ歩くヤクザな男たちの姿が彷彿とします。フェルダーのサックスがうなりを上げたところで、登場するのは、ここは絶対成田三樹夫でなければならない。あのドスのきいた低音のセリフ、危険な視線。ウエイン・ヘンダーソンのトロンボーンが入ると途端にファンキーになる。チンピラの乱闘。クルセーダーズの演奏は実に黒い。その黒さは、危険な迫力とファンキーなリズムをもって、きわめてやくざっぽさに通じるような感じ。
このCD、何処をさがしてもありませんで、中古レコード屋で見つけたものの、その時買っときゃ良かったんですが、それから1週間後に買いに行ったらもう無くなっていました。やっぱり中古ものは発見したら即買わないと、何せ在庫がそれだけだから、二度と手に入らない可能性だってあるんですネ。
それでは何処で入手したかっていうとネット通販。あのHMVです。このサイト重宝してます。このCD聴きたかったら即注文すること。それだけの価値、大いにあり。
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