萬歳樓唐 王昌齡
| 江上巍巍萬歳樓， 不知經歴幾千秋。 年年喜見山長在， 日日悲看水獨流。 猿狖何曾離暮嶺， 鸕鶿空自泛寒洲。  |
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萬歳樓| 江上巍巍萬歳樓， 不知經歴幾千秋。 年年喜見山長在， 日日悲看水獨流。 猿狖何曾離暮嶺， 鸕鶿空自泛寒洲。 |
萬歳樓******************
江上（くゎうじゃう） 巍巍（ぎぎ）たり 萬歳樓，
知らず 幾千秋を 經歴（きょうりゃく）せしかを。
年年 喜び見る 山の長（とこしな）へに 在（あ）るを，
日日 悲しみ看る 水の獨（ひと）り 流るるを。
猿狖（ゑんいう） 何ぞ 曾（かつ）て 暮嶺を 離れんや，
鸕鶿（ろじ） 空（むな）しく 自（おのづか）ら 寒洲に 泛（う）かぶ。
。晉の刺史・王恭が建てたもの。現在地は未確認。楼閣で詠じたものは、本サイトでは唐の王勃の『滕王閣』「滕王高閣臨江渚，珮玉鳴鸞罷歌舞。畫棟朝飛南浦雲，珠簾暮捲西山雨。閒雲潭影日悠悠，物換星移幾度秋。閣中帝子今何在，檻外長江空自流。」
や、崔顥の『黄鶴樓』「昔人已乘白雲去，此地空餘黄鶴樓。黄鶴一去不復返，白雲千載空悠悠。晴川歴歴漢陽樹，芳草萋萋鸚鵡洲。日暮鄕關何處是，煙波江上使人愁。」 等があり、他にも『登鸛雀樓』、『登岳陽樓』、『題金陵渡』（金陵津渡小山樓）、『芙蓉樓送辛漸』、『勞勞亭』と多い。填詞でも、同様に京口を舞台にしたものでは、辛棄疾の『永遇樂』京口北固亭懷古「千古江山，英雄無覓，孫仲謀處。舞
歌臺，風流總被，雨打風吹去。斜陽草樹，尋常巷陌，人道寄奴曾住。想當年，金戈鐵馬，氣呑萬里如虎。 元嘉草草，封狼居胥，贏得倉皇北顧。四十三年，望中猶記，烽火揚州路。可堪囘首，佛狸祠下，一片神鴉社鼓。憑誰問，廉頗老矣，尚能飯否。」 『南鄕子・登京口北固亭有懷』（何處望神州）『水龍吟・登建康賞心亭』（楚天千里淸秋）等がある。リズミカルな作品である。| ２００５． ７．８ ７．９完 ２０１７．５．２５補 |
