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長安道
 

服部南郭

躍馬長安道,
春風向冶遊。
五陵花落盡,
公子不知愁。

******

             
 長安道(ちゃうあんだう)                                                           
馬を(をど)らす  長安道(ちゃうあんだう)
春風(しゅんぷう)  冶遊( や いう)に向かふ。
五陵(ごりょう)  花 落ち()くして,
公子(こう し )  (うれひ)を知らず。

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◎ 私感註釈

※服部南郭:江戸中期の古文辞学派の儒者、詩人。天和三年(1683年)〜寶暦九年(1759年)。京都の人。名は元喬。字は子遷。南郭は号。柳沢吉保に仕え、荻生徂徠に師事して古文辞を学んだ。

※長安道:長安の大通り。長安は唐の首都。盛唐・儲光羲の『洛陽道』獻呂四郎中に「大道直如髮,春日佳氣多。
五陵貴公子,雙雙鳴玉珂。」がある。

※躍馬長安道:長安の大通りを馬を疾走させ。 ・躍馬:〔やくば;yue4ma3●●〕馬を疾走させる。後世、幕末・維新期に雲井龍雄は『題客舍壁』「欲成斯志豈思躬,埋骨山碧海中。醉撫寶刀還冷笑,決然
躍馬向關東。」とする。

※春風向冶遊:春風は(意を含んで)、少女達の艶めかしい春の遊山に向かう。 ・冶遊:〔やいう;ye3you2●○〕少女達の艶めかしい春の遊山。芸妓遊び。女友達を求める遊び。≒遊冶:酒色に耽る。

※五陵花落尽:(富裕階層の住む)五陵では、花(/女性)は散り尽した。 ・五陵:長安の北にある富裕階層の住宅地名。漢代の五陵墓があったことに起因する。『唐代的長安與洛陽地圖』上海古籍出版社(1991年上海)平岡武夫(原・日本の京都大学平岡武夫氏による出版の中国での復刻唐代研究地図集))であり、五陵は、富裕層の意で使われている。盛唐・孟浩然の『送朱大入秦』に「遊人
五陵,寶劍直千金。分手脱相贈,平生一片心。」とあり、盛唐・李白の『少年行』に「五陵年少金市東,銀鞍白馬度春風。落花踏盡遊何處,笑入胡姫酒肆中。」とある。唐・白居易『琵琶行』「沈吟放撥插絃中,整頓衣裳起斂容。自言本是京城女,家在蝦蟆陵下住。十三學得琵琶成,名屬教坊第一部。曲罷曾教善才伏,妝成毎被秋娘妬。五陵少年爭纏頭,一曲紅不知數。鈿頭雲篦撃節碎,血色羅裙翻酒汚。今年歡笑復明年,秋月春風等闢x。弟走從軍阿姨死,暮去朝來顏色故。門前冷落鞍馬稀,老大嫁作商人婦。商人重利輕別離,前月浮梁買茶去。去來江口守空船,遶船明月江水寒。夜深忽夢少年事,夢啼妝涙紅闌干。」とある。 ・花:草木に咲く花であるが、“女性”をも暗示する。 ・落尽:落ち尽くす。また、落とし尽くす。

※公子不知愁:若君(=身分の高い家柄の子弟)は、うれえ悲しむということに気がつかない。 ・公子:身分の高い家柄の子弟。貴族の子。前出・盛唐・儲光羲の『洛陽道』に「大道直如髮,春日佳氣多。五陵貴公子,雙雙鳴玉珂。」とある。 ・不知:分からない。気が付かない。 ・愁:うれい。かなしみ。


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◎ 構成について

韻式は、「AA」。韻脚は「遊愁」で、平水韻下平十一尤。この作品の平仄は、次の通り。

●●○○●,
○○●●○。(韻)
●○○●●,
○●●○○。(韻)

令和3.8.20



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