ここに開陳しますは、謎の七色仮面氏の密造酒コレクション！どれもこれも垂涎のファンク酒

「なぁ、ウィルトン、近々ジョーさんがクルセイダーズを復活させるんだって聞いたけど、ホント？ どうもそうらしいって・・・じゃ、ウィルトン、助っ人に行きなヨ。スティックスの兄貴も参加 しそうだけど、ライブツアーには無理だろうナ。それに本格的に復活っていうなら、今後の活動を 考えると、お前さんの参加は不可欠だヨ。何？迷ってるんだって。俺とのジャズクルセイダーズとの ことかい？心配ご無用、こっちは俺に任せとけ。まだまだ元気だよ、パワー全開で頑張るよ。 大丈夫だって。ウィルトン、お前が参加しなきゃ、復活とは名ばかりで、続かないヨ。ファンは 待ち望んでいるはずだぜ。俺がジャズクルセイダーズにお前さんが必要だったように、ジョーさんにも 絶対必要なんだ。今度は俺が涙を飲むよ。ウィルトン頼んだぜ！」ってな会話が、当時どこかで、 Wayne HendersonとWilton Felderとの間で交わされたんじゃ ないかナ、なんて勝手に想像しながら、今回の密造酒を聴きました。
久々に「RURAL RENEWAL」でTHE CRUSADERS復活の狼煙を上げた2002年、この年Wayne Hendersonは クルセイダーズ色満載 のライブをパリで敢行したのでした。それもWilton Felder抜きのJazz Crusadersの看板で。この密造酒は、 その時の収録盤 で、巷には「THE PARIS CONCERT/Jazz Crusaders」DVD版で発売されています。
「Stomp&Buck Dance」で始まり、クルセイダーズ往年の名曲「Eleanor Rigby」、「Keep That Same Old Feeling」、 「Way Back Home」を続け、さらに異色のJean Carneを迎え「Street Life」までもご披露する というサービスぶり。気合の入れ方も一入です。
剛毅の親分肌の Wayne Hendersonです、おそらく「ウィルトン、俺はご覧の通り、大丈夫だから、ジョーさんの助っ人で 立派にクルセイダーズ復活を果たすんだゼ」とWilton Felderにメッセージを送っているかのようで、 その孤軍奮闘ぶりに胸熱くなってくるのでした。ウェイン、アンタ男だよ、メルシーボク！