Bless You All The Time

さあ、よく見て。
その両の目で、これから起こる全ての事を。
そして、見届けなさい。
あなたの望みが引き起こす事を──。

禁断と言われた《力》に一人の王女が手を伸ばした時、少しずつ時は動き始めた。

崩れ去る均衡、未来のない民の怒りと嘆き。
そして全てを飲み込む狂気と虚無。

…そして、世界は崩壊の悲鳴をあげる。

※最終更新作品 ⇒ 『vol.2 The Third Force 〜第三の勢力〜』 邂逅(3) UP

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+設定資料+

哀れむべき者達の碑 : 『Bless You All The Time』における設定資料です。

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+本篇+

 vol.1 Eyes of God 〜神の眼〜 (完結)
時代:大陸暦12815年 / ジャンル:シリアスFT / 原稿用紙換算:200枚

*目次

 継承 〜全ての発端〜 (  )

 混沌 〜広がる波紋〜 (     )

 予感 〜忍び寄る影〜 (     )

 喪失 〜払われるべき代償〜 (     )

 封印 〜閉じられた記憶〜 (   )

 ■ 一括DL(Text/Zip形式) ⇒ DL (58KB)

*概要

未来を愁いた王女が禁断の扉を開いた時、何かが動き始めた。
希望の光すら差し込まない混沌の中、人知れず緩やかに──。

*本文抜粋

「…止める事は、出来ないの」
 その足が正面で止まったのを切っ掛けに、メイラの口から喘ぐような言葉が漏れる。
 何処か縋るようなその言葉を受けとめ、その人は少し驚いたようにその目を見開いた。
「止められないの? もう…手遅れなの? …これ以上失う訳には行かない、失いたくない……!!」
「── 無駄よ」
 しかし、メイラの必死の言葉に返ってきたのは、取りつく島もない否定の言葉だった。

 vol.2 The Third Force 〜第三の勢力〜 (連載中)
時代:大陸暦12815年 / ジャンル:シリアスFT / 原稿用紙換算:***枚

*目次

 別離 〜炎に消えた夜〜 (  )

 邂逅 〜水の呼び声〜 (   *UP )

*概要

突如人と魔族の戦いの間に出現した《第三の勢力》。
彼等は何を求め、何の為に戦うのか……。

*本文抜粋

「…気をつけてね」
 小さく諦めのため息をつくと、レアナは呟きを漏らす。小さな消え入りそうな声。けれど、兄になら届くだろう。
「わたし達は確かに『人』なんかじゃないけど…死ぬ時は死んじゃうんだからね…?」
 たった一人の肉親── ずっと一緒に助け合って生きてきた。
 喧嘩はいつもの事で、今みたいにひどい扱いをされる事もたまにあるけれど、それでも本心から嫌ったりは出来はしない。
 結局、最後は無事を祈る。
「無事に帰ってきてね。やっと、逃げも隠れもしなくていい場所を手に入れたんだから……」

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別名「他力本願意欲向上装置」

一言 :
感想 : 面白い 続き希望 割と好き 可もなく不可もなく うーん…  さようなら