＊短評＊

　四天王の一角・マリ姉のランキングは、ドリカンの上位と下位がひっくり返ったような結果になりました。これは、人気曲の時に閣下やTWO-MIXといった、より強いアーティストとぶつかってしまったことが大きかったのかなと思います。アニメタイアップがほとんどなかったというのも、四天王の中ではやや苦戦した要因になったのかもしれません。

　時期的に見ると、やはり２枚目の「私が天使だったらいいのに」〜９枚目の「大切に思えるものが一緒ならいいよね」の時代が目立ちます。殿堂入りこそ３曲にとどまってますが、 それ以外もあと少しで殿堂入りという曲がほとんどで、この時期が、マリ姉の全盛期と言えるでしょう。

　１年のブランクを経て、「淋しがりやの恋」で復活してからは、やや伸び悩んだ印象がありますが、その中で「もんしろちょう」は圧倒的な支持を獲得。ドリカンでは１位を獲得できませんでしたが、時期が悪かったので、時期がよければ、もしくは全盛期に出てれば…というのは、ちょっと悔やまれるところ。ただ、新しいリスナーにも、マリ姉が四天王である所以を知らしめることはできたのではないかと思います。

　なんにしても、「Looking For」はこちらでもドリカンの成績通りの強さを発揮しており、やはり文句なしにマリ姉の代表曲と言えることは間違いないでしょう。