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       十六字令
         
                           伊勢丘人

春。
四海風和歳此新。
功名外,
我是酒杯人。

******

十六字令
          
 

春。
四海 風 和して  歳 此
(ここ)に新なり。
功名が外,
我は是れ 酒杯の人。

*****************

◎ 私感註釈

※伊勢丘人:1943年生。備後福山在住。

※十六字令:詞牌の一。填詞中最短の詞牌

※春:春になった。「春」字が韻脚でもあり、意味はここで一段落する。

※四海風和歳此新:四方の海(諸外国を含む世の中の)風がなごやかに吹き、この一年を新たに迎えることにあたり、平和に治まりますように。 ・四海:四方の海。国のまわり。転じて、四方の外国。世界。世の中。天下。 ・風和:風がなごやかである。国の内外が平和に治まること。天下太平のこと。南宋の詩人、楊万里に「六合塵C、四海波静」の文句がある。  ・歳:一年。 ・此:ここに。 ・新:新しく始まる。

※功名外:(わたしは、もはや既に)功名を立てていこうとする年齢の外側に、隠棲しているのであって。 ・功名:手柄(てがら)をたて、名をあげること。若者の意気である。 ・外:(作者の心情として、今は)功名の外側にいる。 *隠逸の境地を謂う。

※我是酒杯人:わたしは「忘憂物」としての酒を飲む人になっているのである。 ・我:わたし。作者自身をいう。 ・是:これ。…は…である。主語と述語の間にあって述語の前に附き、述語を明示する働きがある。〔A是B:AはBである〕。 ・酒杯:さかづき。転じて飲酒。「酒能百慮」や、「忘憂物」のことであり、晉・陶潛『飮酒・二十首』其七「秋菊有佳色,其英。汎此忘憂物,遠我遺世情。一觴雖獨進,杯盡壺自傾。日入羣動息,歸鳥趨林鳴。嘯傲東軒下,聊復得此生。」 、「一杯能解千愁」としての意で使う。快楽を求める酒杯ではない。




◎ 構成について

十六字令。単調。十六字。平声一韻到底。韻式は「AAA」。。『十六字令』は、『歸字謠』、『蒼梧謠』ともいう。この『歸字謠』は、『歸自謠』や『歸國謠』とは異なる。韻脚は「春新人」で、詞韻第六部平声十一真。

(韻)。
○○●○(韻)。
○○●,
●●○○
(韻)。
平成19.1.25
      1.26



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