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それがどうした! 第2分室

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あかいかすけーど【赤いカスケード】
宇宙暦799年、新帝国暦001年7月23日、レンネンカンプが高等弁務官府をおいたホテル「シャングリラ」の階段において行われた、シェーンコップ率いる薔薇の騎士連隊(ローゼンリッター)と帝国軍装甲擲弾兵との白兵戦を指す。OVAでは「血のカスケード」。
カスケードとは、水の流れる階段(流水階段)のこと。
死体が自動的に消える便利な階段
もしかして、人食い階段?
でも、流石の人食い階段も薔薇の騎士の圧倒的な殺戮の前では食べきれなかったようで。



あすたーて(せいいき)かいせん【アスターテ(星域)会戦】

宇宙暦796年、帝国暦487年初頭に行われた会戦。
ラインハルトとヤンが、初めて相手を意識して対戦した最初の会戦である。

アスターテ星域会戦概要図
※もう一度見たいときは「再読込み」してください。

[参加兵力]
帝国軍
ローエングラム上級大将が総司令官。 麾下にメルカッツ大将・シュターデン中将・フォーゲル中将・エルラッハ少将・ ファーレンハイト少将の艦隊。
艦艇20,000隻余・将兵2,448,600名。
同盟軍
パエッタ中将の第2艦隊・パストーレ中将の第4艦隊・ムーア中将の第6艦隊。
艦艇40.000隻余・将兵4,065,900名。

[戦略目標]
帝国軍
人類唯一の政体・銀河帝国による宇宙の統一。(建前)
ローエングラム伯が、伯爵家を襲名するのにふさわしい才幹を持つことを、勝利によって証明する。
同盟軍
アスターテ星域への帝国軍侵入を阻止する。

[戦闘経過]
同盟軍は敵より多い兵力で、帝国軍を包囲殲滅する作戦だったが、 帝国軍は急進して、正面の第4艦隊を各個撃破する。
しかし、同盟軍は当初の作戦に固執したため、第6艦隊も撃破される。
こうして、残る第2艦隊は不利な戦いを強いられるが、負傷したパエッタにかわって 指揮を引き継いだ第2艦隊次席幕僚・ヤン准将の指揮で、中央突破を図る帝国軍を 背後から攻撃できる有利な体勢をとることに成功。
これに対して、帝国軍はそのまま前進して、逆に同盟軍の背後をめざし、 この過程でエルラッハを失うが、互いに敵の背後につく輪状の陣形を形成した。
こうして、消耗戦の様相となったため、両軍とも撤収した。

[損害]
帝国軍
戦死者はエルラッハほか将兵153,400名余。
喪失・大破した艦艇2,200隻余。
同盟軍
戦死者はパストーレ・ムーア・ラップ(第6艦隊幕僚)ほか1,508,900名余。
損失・大破した艦艇22,600隻余。
ほかに、パエッタが重傷、ヤンが軽傷。

[戦闘結果]
帝国は、ローエングラム伯が自らの才幹を知らしめて、帝国内の地歩を固める。 また、元帥に昇進し、宇宙艦隊副司令長官として独自の武力を有するに至る。
同盟は、アスターテ星域への敵の侵入を防ぐことに成功。 完敗を防いだヤンの指揮ぶりは、抜擢されるきっかけとなる。

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アムリッツァせいいきかいせん【アムリッツァ星域会戦】

広義には、宇宙暦796年、帝国暦487年の8月から10月にかけて 行われた、同盟軍による帝国領侵攻において、同盟軍が大敗を喫した一連の戦闘。→帝国領侵攻作戦
狭義には、上記のうち10月中旬、退却しつつアムリッツァ星域に集結した同盟軍と、追撃する 帝国軍との戦闘をいう。以下、狭義について記す。


※もう一度見たいときは「再読込み」してください。

[参加兵力]
帝国軍
宇宙艦隊副司令長官ローエングラム元帥を総司令官に、ミッターマイヤー中将・ロイエンタール中将・ ビッテンフェルト中将・ケンプ中将・メックリンガー中将の艦隊が参加。
艦艇60,000隻〜70,000隻程度。
また、別動隊として、キルヒアイス中将・ルッツ中将・ワーレン中将の艦隊30,000隻程度が参加。
以上、総数100,000隻〜110,000隻程度と推測。
同盟軍
総司令官ロボス元帥は、イゼルローン要塞において指揮をとるため、総司令部の艦艇は参加せず。
戦場には、ビュコック中将の第5艦隊・アップルトン中将の第8艦隊・ヤン中将の第13艦隊。 その他に第10艦隊の残存兵力(第13艦隊の指揮下)など、退却してきた艦艇。
以上、総数40,000隻程度と推測。

[戦略目標]
帝国軍
撤退する同盟軍を完全に撃滅する。
同盟軍
退却しつつ帝国軍に一矢報いて、国内世論に配慮する。

[戦闘経過]
10月14日、恒星アムリッツァ付近に集結した同盟軍は、背後に4000万個に及ぶ核融合機雷を敷設する。
一方、帝国軍は、同盟軍背後に接近する別動隊を隠蔽するため、密集隊形で突進するが、恒星のコロナの陰から 同盟第13艦隊が急襲。一点集中砲火で損害を被ったミッターマイヤー艦隊は一時後退する。
かわって、ビッテンフェルト艦隊が同盟軍右翼方向から突進。このため、同盟第8艦隊は壊滅状態となる。
つづいてビッテンフェルトは、同盟第13艦隊を攻撃しようとするが、近距離攻撃のため武装を換装している隙に 同盟軍に攻撃されて大損害を受ける。
一方、帝国軍の別動隊は、敷設されていた機雷を指向性ゼッフル粒子により掃宙して同盟軍後背に襲いかかった。 この瞬間、同盟軍の戦線は崩壊。勝敗は決した。
同盟軍は退却に移り、第13艦隊がしんがりとなって、手薄なビッテンフェルト艦隊を撃破。帝国軍の追撃を振り切り、 大部分の艦艇の退却に成功した。

[損害]
帝国軍
高級士官に戦死者なし。ビッテンフェルト艦隊の損害甚大。
同盟軍
アップルトンが戦死したものとみられる。第8艦隊が壊滅。

[戦闘結果]
帝国軍は、ビッテンフェルト艦隊の受けた損害のため、同盟軍を完全に殲滅できなかった。
同盟軍は、かろうじて全滅は免れたが、侵攻作戦全体で2000万人以上の戦死者を出す。
なお、退却作戦での功績により、ヤンは大将に昇進しイゼルローン要塞司令官となった。

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アルテミスのくびかざり【処女神の首飾り】

同盟の首都星ハイネセンの衛星軌道上に浮遊する12個の軍事衛星。 同盟軍宇宙防衛管制司令部に制御されている。難攻不落を謳われたが、救国軍事会議の クーデターを鎮圧するため、ヤン艦隊により攻撃され、すべて破壊される。
360度の全方位に攻撃可能で、レーザー砲・荷電粒子ビーム砲・中性子ビーム砲・ 熱線砲・レーザー水爆ミサイル・磁力砲(レール・キャノン)その他の武装を持つ。 表面は準完全鏡面装甲で、太陽光によって、半永久的に動力を補給する。 また、軌道上を自由に動くことができ、互いに防御・支援するようになっている。
なおOVAでは、帝国のマクシミリアン・フォン・カストロプが、フェザーン経由で 購入し、領地の惑星に配備している。

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アルトミュールせいけい(OVA)【アルトミュール星系】
イゼルローンから約6光年離れた恒星系。恒星は不安定な赤色巨星で、周囲の小惑星帯により航路未確定のため、イゼルローン回廊でも難所として知られている。
帝国暦482年8月、この星系で同盟軍の奇襲を受けた帝国軍駆逐艦ハーメルンIIは、ラインハルトの指揮により、恒星の表面爆発を利用しての脱出に成功した。
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イゼルローンきょうわせいふ【イゼルローン共和政府】
宇宙暦800年8月8日に成立した、共和主義者の政権。
ヤン亡きあと解散した、エル・ファシル独立政府にかわって樹立。同盟建国時の 政府組織などを参考に、官房・外交情報・軍事・財政・工部・法制度・内政の 7部局が設置された。政府主席はヤン未亡人フレデリカ、軍事指導者は ユリアン・ミンツ、軍事局長はキャゼルヌ。
名称はリンツ発案。別名「8月の新政府」「8月政府」。 帝国側には「孤児と未亡人による連合政権」と嘲笑される。
帝国との講和後、その組織はハイネセン自治政府に移譲されたとみられる。

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イゼルローンきょうわぐん【イゼルローン共和軍】

宇宙暦800年8月8日に成立したイゼルローン共和政府の軍隊。特にユリアン・ミンツ率いる艦隊を指す事が多い。
発足年のロイエンタール叛逆には介入しなかったが、翌801年には、イゼルローン周辺で帝国軍を撃破。シヴァ星域会戦においては、病臥しているとはいえ、皇帝ラインハルトが親率する帝国軍と互角に戦う。
のちに帝国との講和条件として解体された。

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イゼルローンようさい【イゼルローン要塞】

宇宙暦8世紀、帝国暦5世紀の前半、オトフリート5世の治世に、 帝国と同盟を結ぶ回廊部分(帝都星オーディンから6250光年)に、リュー デリッツ伯爵により建設された、帝国軍の要塞。
建設の後、同盟軍が6度にわたり奪取を試みるが、いずれも大損害を出して失敗。 宇宙暦796年、帝国暦487年5月に、ヤン率いる同盟軍が奪取に成功するが、 2年半後に再び帝国軍が奪取。さらに翌年、ヤンが再び奪取した後、共和主義者の 牙城となる。宇宙暦801年、共和政府と帝国との講和により、帝国に返還される。
直径は60キロ。表面は、対ビーム用鏡面処理を施した超硬度鋼と結晶繊維と スーパー・セラミックの複合装甲が4重になっている(OVAでは、さらにその 上に流体金属の層がある)。内部には2万隻の艦隊と500万人の軍人・民間人を収容でき、 食料や兵器は自給自足が可能。要塞主砲の硬X線ビーム砲は、射程60万キロ、 出力9億2400万メガワットで、艦艇数千隻が瞬時に消滅する威力を誇り、 「雷神(トゥール)のハンマー」と呼ばれ、怖れられている。
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いぬ【犬】

ネコ目(食肉類)イヌ科の哺乳類。よく人に馴れ、嗅覚と聴覚が発達し、狩猟用・番用・軍用・警察用・労役用・愛玩用として広く飼育される家畜。
誰かの手先となった者に浴びせる罵声。「権力者の−め!」
オーベルシュタインが拾ったのはダルマチアン種の犬だというが、人間ですら混血が進んだこの時代、犬は混血しないんでしょうか?
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ヴァンフリート4=2【ヴァンフリート4=2】
ヴァンフリート第4惑星の第2衛星。固体地殻を有し、直径2260キロ、氷と硫黄酸化物と火山性岩石に覆われている。重力は0.25G、窒素を主成分とする、ごく薄い大気を持つ。
宇宙暦793年末、この星の南半球に同盟軍が後方補給基地を設置したが、翌宇宙暦794年、帝国暦485年3月のヴァンフリート星域会戦において、帝国軍グリンメルスハウゼン艦隊が、北極付近に駐屯したため、4月には、両軍の地上戦力同士で激戦が繰り広げられた。
この戦いは、ラインハルトが同盟軍基地司令官のセレブレッゼを捕虜とするなど、帝国軍優勢のうちに進んだが、周辺の宇宙空間における戦闘も激化したため、地上戦は中途半端に終わった。
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ヴァンフリートせいいきかいせん【ヴァンフリート星域会戦】

宇宙暦794年、帝国暦485年の3月から4月末にかけて行われた、帝国軍と同盟軍との戦闘。

[参加兵力]
帝国軍
宇宙艦隊司令長官ミュッケンベルガー元帥を総司令官に、グリンメルスハウゼン中将の艦隊(ラインハルトが部隊指揮官として所属)などが参加。
さらに、装甲擲弾兵総監オフレッサー上級大将の率いる陸戦部隊が従軍。
艦艇32,700隻。将兵4,068,200名。
同盟軍
宇宙艦隊司令長官ロボス元帥を総司令官に、ビュコック中将の第5艦隊、第6艦隊、第10艦隊、ボロディン中将の第12艦隊などが参加。
艦艇28,900隻。将兵3,367,500名。
この他に、ヴァンフリート4=2の後方基地に実戦部隊が20,000人程度。

[戦略目標]
帝国軍、同盟軍ともに明確な戦略構想は有していない。

[戦闘経過]
3月21日2時40分、戦闘が開始されるが、両軍とも別働隊を組織して、敵の後背から攻撃するために繞回運動を行ったため、兵力が分散し、戦線が分散。収集が困難となった。
帝国軍のグリンメルスハウゼン艦隊は、主戦場から離れている第4惑星宙域に配置され、第2衛星に駐留したが、衛星上に同盟軍後方基地があったため、地上戦となる。
一方、同盟軍第5艦隊は、基地からの救援要請を受けて、第4惑星宙域に移動したため、これに呼応して帝国軍も同宙域に集結、再び両軍主力の戦闘となった。
しかし、狭い宙域のために両軍とも統率が難しく乱戦となり、結局、勝敗がつかないまま互いに兵を引いた。

[損害]
帝国軍
高級士官に戦死者なし。
同盟軍
ヴァンフリート4=2の後方基地がほぼ壊滅。基地司令官セレブレッゼ中将が行方不明(帝国軍の捕虜)となり、同基地に所属していた、薔薇の騎士連隊(ローゼンリッター)連隊長ヴァーンシャッフェ大佐、同連隊員デア・デッケン中尉、オペレーターのフィッツシモンズ中尉(シェーンコップの愛人)などが戦死。

[戦闘結果]
帝国・同盟ともに勝利を主張した。
個人的レベルで言えば、ラインハルトが昇進し、シェーンコップが薔薇の騎士連隊長となる。

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ヴェスターラントのぎゃくさつ【ヴェスターラントの虐殺】

帝国暦487年、内戦中の帝国・惑星ヴェスターラントで 住民200万人が核攻撃により死亡した事件。
搾取強化に反発して蜂起した住民に対して、この惑星を統治するブラウ ンシュヴァイク公が核攻撃を指示。攻撃を事前に察知していたラインハ ルトが、政略的理由で黙認したため、攻撃が実行された。
攻撃を黙認したことで、ラインハルトとキルヒアイスの関係が気まずくなり、 のちにキルヒアイスが死亡する遠因となる。また、生き残った住民が、 ラインハルト暗殺未遂事件を起こすなど、後々まで尾を引く事件であった。
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うちゅうかんたいふくしれいちょうかん【宇宙艦隊副司令長官】

宇宙艦隊司令長官の下において、数個艦隊を統率する役職。
常設の職ではないらしく、帝国においては、元帥となったラインハルトが任命された例と、キルヒアイス上級大将が任命された例があるのみ。
なお、同盟軍には、この役職は見られない。
と書いたが、730年マフィアの一人・コープが副司令長官になっていることが判明。どうやら、同年次で同階級の僚友が多いので、モラトリアムで任命された感がある。


ウルヴァシーじけん【ウルヴァシー事件】

新帝国暦002年10月7日から8日にかけて発生した、 皇帝ラインハルト暗殺未遂事件。ハイネセン行幸途上に立ち寄ったラインハルトを、 ウルヴァシー駐留の新領土軍が襲撃。随員のミュラーらが負傷、ルッツが戦死するが、 ラインハルトは脱出に成功する。
この陰謀は、地球教のド・ヴィリエやラング・ルビンスキーらが仕掛けた、ロイエン タールを謀反に追い込むための陰謀で、その目論見通り、ロイエンタールは叛逆せざる を得なくなる。
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エリューセラ
同盟の星系。首都星ハイネセンに近い。リオヴェルデ星系と隣接。
宇宙暦799年・帝国暦490年、ミッターマイヤーは、ラインハルトの命によりこの星系を占領したが、ヒルダの献言を容れて、ロイエンタールとともにハイネセンを急襲した。
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エル・ファシルどくりつせいふ【エル・ファシル独立政府】

宇宙暦799年8月30日、惑星エル・ファシルが、同盟から離反して独立、 樹立された政体をいう。主席は医師出身のフランチェシク・ロムスキー。のちに、同盟を 離脱したヤン一党を迎え入れ、革命予備軍として編成する。800年6月、ヤン暗殺時に ロムスキーも死亡したため、政府は解散する。
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オーベルシュタインのくさかり【オーベルシュタインの草刈り】
新帝国歴003年3月21日。ハイネセンを統治する軍務尚書・ オーベルシュタイン元帥が発布した命令により、旧同盟の要人、5,000名 以上が一斉に逮捕・収監された事件。主な逮捕者としては、人的資源委員長ホワン、第1艦隊司令官パエッタ、ヤン艦隊参謀長ムライ、国立中央自 治大学長オリベイラなど(肩書は同盟政府でのもの)。
これらの逮捕者を人質として、オーベルシュタインはイゼルローン共和政府の 首脳に出頭を促したが、このやり方に反発したビッテンフェルトらの諸将と対立。 さらに、逮捕者を収監していたラグプール刑務所で暴動が発生し、多数の死者が 出たなどしたため、逮捕から2ヶ月後、全員がラインハルトの命で釈放された。
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おんなだからてきにんだとおもいます【女だから適任だと思います】

首吊りレンネンのメイク役を名乗り出たフレデリカのセリフ。
だが、ヘア&メイクのプロに男性は大勢いますが・・・(そういえばトニー・タナカって最近見ませんね)
この直後、ヤンはフレデリカを止めようと何か言いかけるのだが…。やはり、彼女の料理の味を思い出したのだろう。


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