フレイア星域に建設された帝国の要塞。イゼルローン要塞が 同盟に奪取されて後は、帝国最大の軍事的要衝。帝国暦４８８年４月には、 リップシュタット戦役において、貴族連合が本拠地を置いた。また、内戦 終結後の同年９月９日、キルヒアイスが死亡した場所でもある。
のち、４８９年には、科学技術総監シャフト大将の提案で、１２個のワープエン ジンを取り付けて移動要塞に改造され、イゼルローン要塞攻撃に使用されるが、 ヤンの攻撃で壊滅する。
装備等は、イゼルローン要塞とほぼ同じだが、主砲の硬Ｘ線ビーム砲（ＯＶＡでは 「ガイエス・ハーケン」）は、波長１００オングストローム、出力７億４０００万 メガワットと「雷神の鎚」よりはやや劣る。
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カッファー

同盟の惑星。首都星ハイネセンから離れている。
宇宙暦７９７年４月に、ラインハルトの謀略に乗せられた同盟軍の一部が武力蜂起して占領するが、首都のクーデターが鎮定された後に降伏した。
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かんしゃ【官舎】

国などが、その職員が居住するために所有する住宅。官邸もこの一種。
帝国軍では、高級士官は自宅の他に官舎を持つことができ、官舎では従卒が世話をする。（例・オーベルシュタイン）
同盟軍では、階級に応じて官舎の広さが定められている。また、前線の基地に赴任している場合にも、従来住んでいた官舎はそのまま貸与され続けるようだ。（例・ヤン）
一般の兵士などは、両軍とも兵舎のような施設において居住しているのであろう。
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先天的あるいは後天的に眼球を失ったり正常に視覚を 得られなくなった者が装着する人工眼。オーベルシュタインが装着している。彼の義眼には、光コンピューターが組み込まれており、 何らかの方法で、義眼が得た情報を視覚として脳に伝達しているら しい。
ビームが打てたり、異次元が見えちゃって、法と混沌の戦いに巻き込まれたりは…しない。
電波を受信し、ただでTVが見えたりも…しない。残念。
これのおかげで軍記ものでつきものな独眼竜な人はいない。
パウル君は先天的な視力障害の為、これを使用しているのだが、 急激に成長していく赤ん坊の時から使用していたとは考えづらく、 何時頃から使い始めたかは、謎である。
と、なるとやはり、盲目の時期があったのだろうか？
仕込み杖の達人だったり、カレーを１０杯も食べれたり、バイオリン弾きながらくるくる踊ったり、 風雅を愛する武侠な方だったりしたら楽しいのだが…　 ありえませんね、この人では。まったく、残念。
大体、先天的な視力障害といっても盲目とは限りませんしね。
まぁ、盲目でもないのに、突発的に失明する方もおられましたがっ。

ぎしゅ【義手】

戦闘等により腕を負傷したり失った者が装着する人工的な腕。 特に戦場で腕を切断され、細胞活性化療法などでも再接着できない場合は、 患者の意思に関わらずに義手が装着される。ワーレンが地球教徒により負傷 した際は、ナイフに塗られた毒が全身に回らないように左腕が切断され、義 手が装着された。
ロケットパンチになったり、自爆装置がついてたり、異次元に入り込んだり、悪魔を召喚したりは…出来ない。
「将軍たるもの、前線で一騎打ちなど、将軍たる地位、失格だ！！」
と、いう事なのでしょうね…オスカー君。
前線で某ジョースター氏なみに都合よく義腕のみ粉砕され、 命拾いする事多々あるので、やはり防御用のようでこの義腕は。
「将軍たるもの、身を守る程度の腕があれば良い」
と、いう事なのでしょうね…ヤン提督ぅ…。
義なんとかシリーズの特権ですね、身代わりに都合良く破壊されるのは〜　 でも何故か破壊されませんね、あの義眼…。
ファイフェル君も義心臓が身代わりになり、大事に至らなかったようでーっ。
そ〜ゆえば、義腕になって奮戦したのに銀の腕とかなんとか渾名付けられませんねぇ、あの二人。

イゼルローン要塞第２３７駆逐隊の部隊長艦。帝国暦４８２年８月にアルトミュール星系で同盟軍の奇襲を受け撃沈。
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キャプテンアッテン

サッカー部の主将・アッテンボロー・・・ではなく、レダ�U号で何故かフック船長のコスプレをするアッテンボローの事。（ＯＶＡ）
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きゅうこくぐんじかいぎ【救国軍事会議】

宇宙暦７９７年、同盟の改革を目指した強行派軍人が、 グリーンヒル大将を議長として作った組織。クーデターを実行して 同盟の全権を掌握したが、軍事的にはヤン艦隊に敗北し、政治経済 的には、統制経済等により市民の指示を失って瓦解。
高級士官の参加者は、グリーンヒルの他に、情報部長ブロンズ中将、 第１１艦隊司令官ルグランジュ中将、エベンス大佐、ベイ大佐（実 はトリューニヒトに内通）、クリスチアン少佐など。 クーデター計画は、帝国から帰国した捕虜・リンチが、ラインハル トに授けられたもので、帝国の内戦中に同盟を分裂させる工作に利 用されただけであった。
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キュンメルじけん【キュンメル事件】

新帝国暦００１年７月６日、ローエングラム王朝の 発足からわずか２週間後に発生した、皇帝ラインハルト暗殺未遂事件。
ヒルダの従弟・キュンメル男爵が、地球教に利用されて、行幸に来たラ インハルトを暗殺しようとしたもので、この事件を契機に、地球討伐が 決定された。
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ぎんがていこく【銀河帝国】

宇宙暦３１０年、銀河連邦終身執政官ルドルフ・フォン・ ゴールデンバウムが、皇帝への即位を宣言して成立した、人類史上初の恒星間専制国家。

−ゴールデンバウムおうちょう【−ゴールデンバウム王朝】
初代皇帝ルドルフからカザリン・ケートヘン１世まで、３８代４９０年間 にわたって存続した王朝。圧制や暴政も多々あったが、不思議と暗君が２代 と続かないため、長期間存続することができた。最後は、ラインハルトに簒奪されて幕を閉じた。

−ローエングラムおうちょう【−ローエングラム王朝】
帝国暦４９０年改め新帝国暦００１年７月２２日、帝国宰相ラインハルト・ フォン・ローエングラム公爵が即位して成立した王朝。その発足に至る 経緯から、王朝の初期は軍人中心の武断主義で国政が運営され、「上からの革命」と称される改革により、民衆の圧倒的な支持を得る。

−せいとうせいふ【−正統政府】 宇宙暦７９８年、帝国暦４８９年８月、フェザーンの 陰謀で誘拐されたエルウィン・ヨーゼフ２世を奉じて、門閥貴族の 残党が同盟国内で樹立した亡命政権。
閣僚として、国務尚書レムシャイド伯爵、軍務尚書メルカッツ、 内務尚書ラートブルフ男爵、財務尚書シェッツラー子爵、司法尚書 ヘルダー子爵、宮内尚書ホージンガー男爵、内閣書記官長カルナッ プ男爵が名を連ねたが、ラインハルトが神々の黄昏作戦を発動すると、「閣僚」たちは次々と失踪して崩壊した。
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ぎんがれんぽう【銀河連邦】

西暦２８０１年改め宇宙暦１年、人類社会の中心を地球から アルデバラン星系第２惑星テオリアに移して成立した、人類史上初の 「脱地球的」政体。当初は自浄作用がはたらいていた政権も、のちに腐敗 し、改革を訴えて政権についたルドルフにより、宇宙暦３１０年に銀河帝 国に取ってかわられて幕を閉じた。
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きんしん【謹慎】

反省して、おとなしくしていること。
組織内部の懲罰として制度化されていることもあり、江戸時代の「蟄居」などがこれにあたる。
ビッテンフェルトは、オーベルシュタインにつかみかかったため、これになった。確かに部屋に閉じこめられてはいたが、謹慎している態度だったとは言い難い。
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支配階級内の非・反主流派が、統治組織の改革や主流派の持つ政権の奪取のために行う、非合法的・武力的な奇襲行動。もとはフランス語。軍部による民主政府からの政権奪取などを指すことが多い。
実際例として、帝国では帝国暦３５９年、同盟領遠征中のコルネリアス１世の留守に、宮廷内の反主流派がクーデターを決行するが、取って返した皇帝軍に鎮圧される。
また、同盟では宇宙暦７９７年、軍非主流派のグリーンヒル大将は、他の不満分子と語らってクーデターを決行するが、民衆の支持を得られず、軍事的にもヤンに敗北し、失敗に終わる。
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宇宙暦８００年、新帝国暦００２年９月１日、ハイネセンのグエン・キム・ホア広場にて発生した騒乱事件。発生した場所の名前を取って「グエン・キム・ホア広場事件」ともいう。
もともとは、旧同盟軍退役兵が開催した「ヤン・ウェンリー元帥追悼式」の名目であったが、次第に参加者の同盟への「愛国心」が炸裂し、警備していた帝国軍兵士と小競り合いが発生。帝国軍兵士の発砲により参加者が射殺されたことで全面的な衝突となり、市民４８４０名、帝国軍１１８名の死者、重軽傷者５万人という惨事になった。
この事件以降、旧同盟内の各地で、暴動や事故が頻発し、社会不安を招いた。
何者かが事件を仕組んだという見方が一般的だったが、証拠は見いだされず、参加していた元同盟軍統合作戦本部長のシトレ元帥が、旧同盟の軍高官ということで逮捕されたにとどまる。ただ、状況から、ロイエンタールを叛逆に向かわせる目的で、ルビンスキー・ラング・トリューニヒトらが何らかの策謀をしたと考えられる。
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クロプシュトックじけん【クロプシュトック事件】

帝国暦４８６年３月、クロプシュトック候ウィルヘルムが、ブラ ウンシュヴァイク公の邸宅で行われたパーティーにおいて、臨御 予定のフリードリヒ４世らを爆殺しようとした事件。結局、皇帝 は出席しなかったため難を逃れたが、１００人以上が死傷した。 また、ラインハルトも居合わせたが無事だった。
クロプシュトック候は爵位を剥奪され、ブラウンシュヴァイク公 を司令官とする討伐軍に敗れて自決する。
原作では、ミッターマイヤーとロイエンタールがラインハルトと 知り合うきっかけとなった事件。
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グングニル

ディートリッヒ・ザウケンの旗艦。詩と戦いと死の神オーディンが持つ槍の名前。
関連事項として、てるさん執筆の「トゥールハンマー」解説を参照されたし。
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国賓などの賓客を接待するための公的な建物。
フェザーン政府の迎賓館は、のちに皇帝の居所となり「柊館」と称される。だが、地球教徒に襲撃された際に全焼。
フェザーンは国家ではなく、帝国の自治領なので、国賓（同盟元首など）が来ることは無かったが、帝国・同盟の高等弁務官がここでいう賓客にあたるのだろう。

げしゅく【下宿】

他人の住居を間借りして住むこと。この定義だと、賃貸アパートに住むことを下宿と言えなくもないが、通常は、一般住宅に間借りすることを言う。
ラインハルトとキルヒアイスは、すくなくとも４８５年以降、リンベルク・シュトラーゼにあるクーリヒ未亡人の住宅に下宿していた。いつ引き払ったかは定かではないが、劇場版OVA「新たなる戦いの序曲」に、引っ越しのために荷造りしている場面が描かれており、おそらく伯爵家を相続するにあたって引き払ったのであろう。
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肉体的にダメージを与えることで、何らかの証言を得ようとすること。または、証言を求めずに、ただ暴力を加えるだけの場合もある。苦痛のため、事実と異なる証言をすることが多く、冤罪事件や人権弾圧の温床であるとして、民主主義国家では禁止されている。
旧帝国の社会秩序維持局や憲兵隊、新帝国の内国安全保障局などで日常的に行われている。ただし、地球教徒に対しては、教徒が拷問による苦痛を快楽とする（苦行のつもり？）ことが多いので、自白剤を用いる。
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こくじ【国璽】

国家の印、はんこ。帝国には皇帝の印たる御璽はないらしく、公文書に国璽が押されることで実効力が発生する。このため、権力を望む者は国璽を手に入れようとした。普段は、宰相府に保管されていたが、帝国暦４８８年９月、ミッターマイヤーが奪取。ローエングラム独裁体制が確立した。
ちなみに、日本にも国璽がある。天皇の国事行為に使用される御璽には法的根拠があり、法律にも御璽が押されるが、国璽には法的根拠はなく、旧憲法以来の慣例として、外交官の任命書などに押される。
まあ、「はんこを奪い合う」という設定は、どう考えても三国志演義の影響ですね。原作者の中国歴史好きが垣間見えます。

ローエングラム王朝の軍旗。また、描かれている獅子は王朝の紋章。
ＯＶＡでは、深紅の地に黄金の有翼獅子が描かれている。
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