Huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye


      
                            
自題肖像
 

新井白石
蒼顏如鐵鬢如銀,
紫石稜稜電射人。
五尺小身渾是膽,
明時何用畫麒麟。



                                               

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(みづか)ら肖像に題す 

蒼顏(さうがん) (てつ)の如く  (びん) 銀の如し,
紫石( し せき) 稜稜(りょうりょう)  (でん) 人を射る。
五尺の小身(せうしん)  (すべ)()(たん)
明時(めい じ ) (なん)(もち)ゐん  麒麟( き りん)(ゑが)かるるを。

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◎ 私感註釈

※新井白石:江戸時代中期の朱子学者、政治家。明暦三年(1657年)〜享保十年(1725年)。名は君美、通称勘解由、白石は号。木下順庵に朱子学を学び、その推薦により甲府の徳川綱豊の儒臣となり、家宣が将軍となるや幕臣となり、間部詮房とともに家宣を補佐、所謂正徳の治を開き、教学と政治の一致に努めた。

※自題肖像:(自分の)肖像を見て自分で詩に詠む。

※蒼顔如鉄鬢如銀:年老いて、衰えたあおぐろい顔色は鉄のようで、耳ぎわの髪の毛は銀のよう(に白い)。 ・蒼顔:年老いて、衰えたあおぐろい顔色。南宋・辛棄疾の『C平樂』獨宿博山王氏庵に「遶牀飢鼠,蝙蝠翻燈舞。屋上松風吹急雨,破紙窗間自語。   平生塞北江南,歸來華髮
蒼顏。布被秋宵夢覺,眼前萬里江山。」とあり、江戸・藤田東湖の『述懷』に「白髮蒼顏萬死餘,平生豪氣未全除。寶刀難染洋夷血,卻憶常陽舊草廬。」とある。 ・鬢:耳ぎわの髪の毛。左右の鬢。

※紫石稜稜電射人:紫水晶(の眼)からの鋭くきびしい稲光(いなびかり)(=鋭(するど)い眼光)は、(他の)人を射すくめる。 ・紫石:紫水晶。紫石英。ここでは眼を謂う。 ・稜稜:〔りょうりょう;leng2leng2○○〕態度のかどだって正しいさま。威厳のあるさま。また、気性の鋭くきびしいさま。寒さの厳しいさま。=棱棱。 ・電:いなびかり。いなづま。ここでは厳しい眼光、視線を謂う。

※五尺小身渾是胆:五尺(=150センチメートル余)の小柄な身は、肝っ玉や決断力であり。 ・五尺:150センチメートル余。 *1尺=30.3センチメートルで、30.3センチメートル×5=151.5センチメートル。 ・渾是:すべてが…だ。すっかり…だ。すべて これ。南宋・劉過の『糖多令』安遠樓小集 安遠樓小集,侑觴歌板之姫黄其姓者,乞詞于龍洲道人,爲賦此唐多令。同柳阜之、劉去非、石民瞻、周嘉仲、陳孟參、孟容,時八月五日也。「蘆葉滿汀洲。寒沙帶淺流。二十年、重過南樓。柳下繋舟猶未穩,能幾日、又中秋。   黄鶴斷磯頭。故人今在不。舊江山、
渾是新愁。欲買桂花同載酒,終不是、少年遊。」とある。 ・渾:〔こん;hun2○〕すべて。まったく。すっかり。 ・胆:〔たん;dan3●〕肝っ玉。魂。決断力。心。きも。江戸・安積武貞の『劍舞歌』に「日出國兮有名寶,百鍊精鐵所鍛造。光芒電閃夏猶寒,風蕭蕭兮髮衝冠。請看日出男兒,踏白刃兮犯礮丸。犯礮丸兮陷堅陣,縱搏擊山岳震。有死之榮無生辱,不須將臺受約束。」とある。

※明時何用画麒麟:(今は)平和に治まっている世の中であり、(功労者を讃えて画かれた)麒麟閣に(自分が)画かれるということになるに及ぶまい。 ・明時:平和に治まっている世の中。=昭代、清時。盛唐・劉長卿の『送李中丞之襄州』に「流落征南將,曾驅十萬師。罷歸無舊業,老去戀
明時。獨立三邊靜,輕生一劍知。茫茫漢江上,日暮欲何之。」とあり、南宋・陸游の『識媿』に「幾年羸疾臥家山,牧竪樵夫日往還。至論本求編簡上,忠言乃在里閭間。私憂驕虜心常折,念報明時涕毎潸。寸祿不沽能及此,細聽只益厚吾顏。」とある。 ・何用:〔かよう;he2yong4○●〕…するに及ばない。何ぞ…するを用いんや。晉・陶潛の『飮酒二十首』其八の「松在東園,衆草沒其姿。凝霜殄異類,卓然見高枝。連林人不覺,獨樹衆乃奇。提壺撫寒柯,遠望時復爲。吾生夢幻間,何事塵羈。」に近い。盛唐・杜甫の『曲江』に「一片花飛減卻春,風飄萬點正愁人。且看欲盡花經眼,莫厭傷多酒入脣。江上小堂巣翡翠,苑邊高冢臥麒麟。細推物理須行樂,何用浮名絆此身。」とある。 ・麒麟:〔きりん;qi2lin2○○〕ここでは麒麟閣のことで、前漢の武帝が麒麟を献上された時、長安の宮中に築いた高殿。宣帝の時に、功臣十一人の像をこの閣上に画いた。=麒閣、麟閣。 ・画麒麟:(功績があって、そのことを認められ)麒麟閣に肖像を画かれる。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は、「銀人麟」で、平水韻上平十一真。この作品の平仄は、次の通り。

○○○●●○○,(韻)
●●○○●●○。(韻)
●●●○○●●,
○○○●●○○。(韻)
平成27.4.30



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