Huanying xinshang Ding Fengzhang de wangye

                            


將進酒
                                                  

         唐・李賀

琉璃鍾,
琥珀濃。
小槽酒滴眞珠紅。
烹龍炮鳳玉脂泣,
羅屏繡幕圍香風。
吹龍笛,
撃鼉鼓。
皓齒歌,
細腰舞。
況是青春日將暮,
桃花亂落如紅雨。
勸君終日酩酊醉,
酒不到劉伶墳上土。






******

將進酒

琉璃(るり)(さかづき)
琥珀( こ はく) ()し。
小槽(せうさう) 酒 (したた)りて  眞珠の(くれなゐ)なり。
(りゅう)() (ほう)(つつみや)きして  玉脂(ぎょく し ) ()き,
羅屏( ら へい) 繡幕(しうまく)  香風(かうふう)(かこ)む。
龍笛(りゅうてき)を吹き,
鼉鼓(だこ)()つ。
皓齒(かう し ) 歌ひ,
細腰(さいえう) 舞ふ。
(いは)んや()れ 青春  () (まさ)に暮れんとして,
桃花(たうくゎ)  亂れ落つること  紅雨(こう う )の如し。
君に(すす)む 終日(しゅうじつ)  酩酊(めいてい)して()へ,
酒は到らず  劉伶(りうれい) 墳上(ふんじゃう)の土に。

                    ****************




◎ 私感註釈

※李賀:中唐の詩人。字は長吉。官職名から李奉礼。出身地から李昌谷とも呼ばれる。昌谷(現・河南省洛陽附近『中国歴史地図集』第五冊 隋・唐・五代十国時期都畿道44-45ページ(中国地図出版社)にはなかった)の人。791年(貞元七年)~817年(元和十二年)。その詩風は不気味で、強烈。「鬼才」(日本語での意とは異なり、「幽鬼に通じる才能」)と評される。

※将進酒:酒をお勧めしようの意。楽府旧題。鼓吹曲辭。楽府題の音楽と題名を使って自分の気持ち---有限の生命、ならば、今、酒に浸り狂うべきだ----と。盛唐・李白の『
將進酒』は「君不見黄河之水天上來,奔流到海不復回。君不見高堂明鏡悲白髮,朝如青絲暮成雪。人生得意須盡歡,莫使金尊空對月。天生我材必有用,千金散盡還復來。烹羊宰牛且爲樂,會須一飮三百杯。岑夫子,丹丘生。將進酒,杯莫停。與君歌一曲,請君爲我傾耳聽。鐘鼓饌玉不足貴,但願長醉不用醒。古來聖賢皆寂寞,惟有飮者留其名。陳王昔時宴平樂,斗酒十千恣歡謔。主人何爲言少錢,徑須沽取對君酌。五花馬,千金裘。呼兒將出換美酒,與爾同銷萬古愁。」 となっている。同じ雰囲気の者に、同・李白の『襄陽歌』「落日欲沒山西,倒著接花下迷。襄陽小兒齊拍手,街爭唱白銅。傍人借問笑何事,笑殺山公醉似泥。杓,鸚鵡杯。百年三萬六千日,一日須傾三百杯。遙看漢水鴨頭綠,恰似葡萄初醗。此江若變作春酒,壘麹便築糟丘臺。千金駿馬換小妾,笑坐雕鞍歌落梅。車旁側挂一壺酒,鳳笙龍管行相催。咸陽市中歎黄犬,何如月下傾金罍。君不見晉朝羊公一片石,龜頭剥落生莓苔。涙亦不能爲之墮,心亦不能爲之哀。清風朗月不用一錢買,玉山自倒非人推。舒州杓,力士鐺。李白與爾同死生,襄王雲雨今安在,江水東流猿夜聲。」や、盛唐・杜甫の『絶句漫興』「二月已破三月來,漸老逢春能幾囘。莫思身外無窮事,且盡生前有限杯。」や、東晋・陶潛の『己酉歳九月九日』「靡靡秋已夕,淒淒風露交。蔓草不復榮,園木空自凋。清氣澄餘滓,杳然天界高。哀蝉無留響,叢雁鳴雲霄。萬化相尋繹,人生豈不勞。從古皆有沒,念之中心焦。何以稱我情,濁酒且自陶。千載非所知,聊以永今朝。」がある。

※琉璃鍾:青色のガラスの杯(さかずき)に。 ・琉璃:〔るり;liu2li2○○?〕紺青色の宝玉。また、ガラス。サンスクリット語由来の名称。 ・鍾:〔しょう;zhong1○〕さかずき。壷の形の酒器。

※琥珀濃:濃い琥珀( こ はく)色をした酒(が注がれている)。 ・琥珀:〔こはく;hu3po4●●〕ここでは、琥珀( こ はく)色をした酒を謂う。こはく。黄色を帯びた半透明の宝玉。正確には、地質時代の樹脂類が地中に埋没して石化したもの。赤玉。丹魂。松根石。

※小槽酒滴真珠紅:(酒を入れた)小さい桶(おけ)からは、酒の雫(しずく)が、赤い真珠の粒のように滴(したた)り落ちている。 *後世、北宋・秦觀は『江城子』で、「南來飛燕北歸鴻。偶相逢。慘愁容。綠鬢朱顏,重見兩衰翁。別後悠悠君莫問,無限事,不言中。   
小槽春酒滴珠紅。莫怱怱。滿金鐘。飮散落花流水、各西東。後會不知何處是,煙浪遠,暮雲重。」と使う。 ・小槽:酒や水などを入れる器。醸造所。四角い桶。酒を入れた小さい桶(おけ)。薫り高い原酒(醪)から上槽でしぼって、できたての薫り高いお酒を飲む。ビールサーバーのようなもの?北宋・秦觀の『江城子』に「南來飛燕北歸鴻。偶相逢。慘愁容。綠鬢朱顏,重見兩衰翁。別後悠悠君莫問,無限事,不言中。   小槽春酒滴珠紅。莫怱怱。滿金鐘。飮散落花流水、各西東。後會不知何處是,煙浪遠,暮雲重。」とある。五代・梁・羅隱の『江南行』に「江煙雨軟,漠漠小山眉黛淺。水國多愁又有情,夜槽壓酒銀船滿。細絲搖柳凝曉空,呉王臺榭春夢中。鴛鴦喚不起,平鋪綠水眠東風。西陵路邊月悄悄,油碧輕車蘇小小。」 とある。船旅での酒を搾る様子に『晋書・畢卓列伝』に「卓嘗謂人曰:『得酒滿數百斛船,四時甘味置兩頭,右手持酒杯,左手持蟹螯,拍浮酒船中,便足了一生矣。』」とある。同じく、杜牧は『九日齊山登高』で「江涵秋影雁初飛,與客攜壺上翠微。塵世難逢開口笑,菊花須插滿頭歸。但將酩酊酬佳節,不用登臨恨落暉。古往今來只如此,牛山何必獨霑衣。」や、『遣懷』「落魄江南載酒行,楚腰腸斷掌中輕。十年一覺揚州夢,占得靑樓薄倖名。」からきていよう。と表現する。 ・滴:滴(したた)り落とす。 ・真珠:雫(しずく)が、銀白色の光沢がある宝玉のようなさまを謂う。

※烹竜炮鳳玉脂泣:龍の肉を煮て、鳳凰の肉を包み焼けば、みごとな脂(あぶら)は、ぽたぽたと滴(したた)り落ちる。 ・烹竜:蛇の肉を煮ることを謂うのか。 ・烹:〔はう;peng1○〕煮る。 ・炮鳳:アヒルかニワトリの丸焼きのことか。 ・炮:〔はう;pao2○〕あぶる。焼く。丸焼きにする。物を包んで焼く。 ・玉脂:みごとな脂(あぶら) ・泣:脂が
(涙のように)ぽたぽたと滴(したた)り落ちるさまを謂う。しばしば目にする解釈に「脂(あぶら)が『ジュウジュウ
』と音をたてる」というのがあるが、「泣」字は「涙を流してなく」さまを謂う。勿論、ここが「鳴」字や「啼」字であったら、「ジュウジュウ」といった擬声語の解でいいが…。

※羅屏繍幕囲香風:あや絹を張った屏風と縫い取りをした幕(まく)とが、かぐわしい香りを取り囲んでいる。 ・羅屏:あや絹を張った屏風。 ・繍幕:〔しうまく;xiu4mu4●●〕縫い取りをした幕(まく)。

※吹竜笛:立派な横笛を吹いて。 ・竜笛:〔りゅうてき、りょうてき;long2di2○●〕笛の美称。また、笛の頭に龍の飾りのあるもの。また、雅楽で用いる横笛。ここは、前者の意。

※撃鼉鼓:()(=わにの一種)の皮を張った太鼓を打つ(と)。 ・撃:うつ。たたく。 ・鼃鼓:〔だこ;tuo2gu3○●〕()(=わにの一種)の皮を張った太鼓。

※皓歯歌:白い歯(の美女)は、歌を唱い。 ・皓歯:〔かうし;hao4chi3●●〕白い歯(の美女)。

※細腰舞:細い腰(の美女)は、踊り(出す)。 ・細腰:細い腰(の美女)。

※況是青春日将暮:まして、春の日が暮れようとする(今)。 ・況是:まして(や)。いわんや。「いはんや これ」。ここの「-是」は接続詞・副詞語尾として用いられるため、その部分だけの該当する日本語の意はない。 ・青春:春。五行説・四季では、青は春の色。蛇足だが、この対義は「白秋」。後世、両宋・朱淑眞は『蝶戀花』送春で、「樓外垂楊千萬縷,欲繋
青春,少住春還去。猶自風前飄柳絮,隨春且看歸何處。綠滿山川聞杜宇,便做無情,莫也愁人苦。把酒送春春不語,黄昏卻下瀟瀟雨。」と使う。

※桃花乱落如紅雨:桃の花は、乱れ落ちるさまは、さながら紅(くれない)の雨のようである。 ・乱落:乱れ散る。 ・紅雨:〔こうう;hong2yu3○●〕赤い花の散る譬え。また、花に注ぐ雨。ここは、前者の意。

※勧君終日酩酊酔:あなたにお勧めする。どうか、一日中酔っぱらっていたまえ。 ・勧君:あなたにお勧めする。ねえ、君…したまえ。さあ、…したまえ。盛唐・王維の『送元二使安西』に「渭城朝雨裛輕塵,客舎靑靑柳色新。
勸君更盡一杯酒,西出陽關無故人。」とあり、唐/蜀・韋莊の『菩薩蠻』其四に「勸君今夜須沈醉,樽前莫話明朝事。珍重主人心,酒深情亦深。   須愁春漏短,莫訴金杯滿。遇酒且呵呵,人生能幾何?」とある。 ・終日:一日中。朝から晩まで。 ・酩酊:〔ming3ding3●●〕ひどく酒に酔う(こと)。

※酒不到劉伶墳上土:酒は、劉伶(りゅうれい)(がいくら酒好きであったとはいえ、その)お墓の上の土まではやって来ない(から)。 *生きている今こそ味わっておくべきだ。盛唐・杜甫の『絶句漫興』に「二月已破三月來,漸老逢春能幾囘。莫思身外無窮事,且盡生前有限杯。」とあり、東晋・陶潛の『己酉歳九月九日』に「靡靡秋已夕,淒淒風露交。蔓草不復榮,園木空自凋。清氣澄餘滓,杳然天界高。哀蝉無留響,叢雁鳴雲霄。萬化相尋繹,人生豈不勞。從古皆有沒,念之中心焦。何以稱我情,濁酒且自陶。千載非所知,聊以永今朝。」とあり、李白の『魯郡東石門送杜二甫』に「醉別復幾日,登臨偏池臺。何時石門路,重有金樽開。 秋波落泗水,海色明徂徠。飛蓬各自遠,且盡手中杯。」とあり、曹操の『短歌行』「對酒當歌,人生幾何。譬如朝露,去日苦多。慨當以慷,憂思難忘。何以解憂,唯有杜康。」や『古詩十九首』之十三に「驅車上東門,遙望郭北墓。白楊何蕭蕭,松柏夾廣路。 下有陳死人,杳杳即長暮。潛寐黄泉下,千載永不寤。浩浩陰陽移,年命如朝露。人生忽如寄,壽無金石固。萬歳更相送,賢聖莫能度。服食求神仙,多爲藥所誤。不如飮美酒,被服與紈素。」陶潛の『己酉歳九月九日』「靡靡秋已夕,淒淒風露交。蔓草不復榮,園木空自凋。清氣澄餘滓,杳然天界高。哀蝉無留響,叢雁鳴雲霄。萬化相尋繹,人生豈不勞。從古皆有沒,念之中心焦。何以稱我情,濁酒且自陶。千載非所知,聊以永今朝。」や唐・崔敏童に『宴城東莊』「一年始有一年春,百歳曾無百歳人。能向花前幾回醉,十千沽酒莫辭貧。」とある。 ・劉伶:〔りうれい;Liu2 Ling2○○〕無類の大酒飲みの名。伝統的な「礼法」に反撥し、老荘思想を伴った酒の上での放縦を求めた。三国・魏~西晋の文人。竹林の七賢の一。字は伯倫。沛国の人。身長は六尺(≒145cm: 24.12cm×6=144.72cm)で、容貌は醜かったという。(221年頃~300年)。『晉書・列傳十九・劉伶』(1375ページ:中華書局版の358ページ)に詳しく載る。「常に小さな車に乗り、一壷の酒を携えており、いつもスキを担(かつ)いだ使用人をつれて、言うことには『死んだらここ(=酒壷)に葬ってくれ』と。…また、劉伶の飲酒があまりにも過ぎるので、妻は劉伶の酒器を棄て、禁酒を迫った。劉伶は、『一人では無理なので、神に誓うため、祭壇にお酒とご馳走を供(そな)えて、禁酒を誓う』と妻に約束した。やがて、妻が覗いてみると、劉伶は祝詞で、『天は劉伶を酒を以て名を為すようにと生んでくれた。一飲すれば一斛、五斗にて酲(=ふつかよい)を解く。女や子供の言葉は、慎んで聴くべからず。』と祈った後、お供(そな)えのお酒とご馳走を下げて頂き、またすっかりと酔っぱらった。」(「常乘鹿車,攜一壺酒,使人荷鍤而隨之,謂曰:『死便埋我。』其遺形骸如此。……嘗渴甚,求酒於其妻。妻捐酒毀器,涕泣諫曰:『君酒太過,非攝生之道,必宜斷之。』伶曰:『善!吾不能自禁,惟當祝鬼神自誓耳。便可具酒肉。』妻從之。伶跪祝曰:『天生劉伶,以酒爲名。一飮一斛,五斗解酲。婦兒之言,慎不可聽。』仍引酒御肉,隗然復醉。」)と詳しい。更に続いて、彼(=劉伶)の『酒德頌』が記録されている。『酒德頌』とは、「有大人先生,以天地爲一朝,萬期爲須臾。日月爲扃牖,八荒爲庭衢。行無轍跡迹,居無室廬。幕天席地,縱意所如。止則操卮執觚,動則挈榼提壺。惟酒是務,焉知其餘。有貴介公子、搢紳處士。聞吾風聲,議其所以。乃奮袂攘襟,怒目切齒。陳説禮法,是非蜂起。先生於是方捧甕承槽,銜杯漱醪。奮髯箕踞,枕曲藉糟。無思無慮,其樂陶陶。兀然而醉,怳爾而醒。靜聽不聞雷霆之聲,熟視不睹泰山之形。不覺寒暑之切肌,利欲之感情。俯觀萬物,擾擾焉若江海之載浮萍。二豪侍側焉,如蜾蠃之與螟蛉。」(中華書局版358ページ)である。また、 『世説新語』では『任誕第二十三』(中華書局版の720ページ)やその外に、多く逸話が載る。 ・墳:〔ふん;fen2○〕(土を高く盛り上げた)墓。


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◎ 構成について

韻式は、「AAAAbbbb」。韻脚は「鍾濃紅風 鼓舞雨土」で、平水韻上平二冬(鍾濃)、一東(紅風)。上声七麌。この作品の平仄は、次の通り。

○○○,(A韻)
●●○。(A韻)
●○●●○○○。(A韻)
○○○●●●●,
○○●●○○○。(A韻)
○○●,
●○●。(b韻)
●●○,
●○●。(b韻)
●●○○○●●,
○○●●○○●。(b韻)
●○○●●●●,
●●●○○○●●。(b韻)
2011.5.25
     5.26
     5.27





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