第一番 那智山 青岸渡寺

補陀洛や岸うつ波は三熊野の
那智のお山にひびく滝津瀬

表参道に立つ山門
表参道には那智黒の加工品などを売る土産物屋がたくさん並ぶ。
本堂
那智の滝をバックにたたずむ三重塔
三重塔と那智の滝を結ぶ古道


 今回は、お寺の参拝前に那智の滝へと向かうことにした。滝近くのバス停付近に単車を停めて、滝へと続く石段を降りると滝を目の前に見ることが出来る。
 滝を鑑賞してから、ふたたび単車のところに戻りそこから歩いて青岸渡寺へ。お寺へと続く急な石段はあたりを大木に囲まれいい雰囲気。この石段は鎌倉時代に積まれた熊野古道の一部らしい。トコトコと石段を登り切り三重の塔に到着。三重の塔と本堂の間の石段から振り返ると、滝をバックにした三重の塔の眺めがすばらしい。三重の塔はこのアングルから見るのが一番綺麗なんじゃないかな?青岸渡寺の本堂は織田信長の兵火で焼失し、豊臣秀吉によって再建されたものだといわれています。桃山時代の風情をとどめ、国指定の重要文化財となっています。また、このお堂の高さは18mで、大滝の落口の高さと同じといわれています。
 本堂でお参りを済ませ、隣の熊野那智大社へ。この神社は熊野三山の一つで熊野信仰の霊場として長い歴史を持っている。明治初期の神仏分離までは那智大社と青岸渡寺は那智の滝を中心とする神仏習合の一大修験道場だった。そういう歴史をたどってきているので、両者の本堂は隣り合うように建ち簡単に行き来が出来るようになっている。ほとんどの人が双方を参拝しているように見受けられる。青岸渡寺の名前は知らなくても熊野那智大社の名前は知っているっていう人は多いんじゃないだろうか?中には、青岸渡寺も熊野那智大社の一部だと思っていたりして・・・。鮮やかな朱色の本殿でお参りを済ませてから、前回来たときに引いたおみくじは「大吉、試験:難関を突破できる」という内容で、その直後に限定解除試験に通ったということもあり、今回も引いてみるが今回は末吉。まぁ、こんなもんでしょう。
 下りは、表参道でまわりに並ぶ土産物屋を冷やかしながら単車へ戻り参拝終了。


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