正しくは紀三井寺金剛宝寺護国院というらしいが、紀三井寺の通称で名が通っているお寺。山門前には紀三井山・護国院と記した石標が立つ。門前の土産物屋の間を抜けて、その石標わきに単車を停めて、いざ紀三井寺へ。
さて、紀三井寺という名前は、紀州にある井戸が3つあるお寺という意味です。今も清浄水・楊柳水・吉祥水の3つの井戸が湧き出ています。この井戸は環境庁の日本名水百選にも選ばれています。
今回の33カ所巡礼は2番札所であるここから始めることとした。
山門をくぐった左側にある売店で朱印帳を入手して本堂を目指して231段の石段を登る。この急峻な石段は「結縁坂」という名前が付いている。この名前は、江戸時代の豪商・紀ノ国屋文左衛門がこの坂で知り合った女性と結ばれたという故事にちなんで名付けられたそうです。私にも御利益はないかと期待していますが、今のところそのような兆候は現れていません…。入母屋造りの本堂でお参りを済ませ、和歌浦の眺望を眺めながらしばし休息。境内には3,000本もの桜の木があり、早咲きの桜の名所になっているということなので、次は花の時期に訪れたいものです。
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