第九番 興福寺 南円堂

春の日は南円堂にかがやきて
三笠の山に晴るるうす雲

猿沢の池のほとりから南円堂へと入る
南円堂
興福寺の東金堂と五重塔
(両方とも国宝)
中金堂
北円堂
三重塔と南円堂
猿沢の池と五重塔
よくあるアングルです

 奈良公園内の興福寺の一画に建つお堂。興福寺は奈良観光の超有名観光スポットということもあり、境内は観光客であふれている。私自身もこれまで何度と無く興福寺には訪れているが、巡礼をはじめるまではここが西国札所だとは知りませんでした。このお寺は藤原氏ゆかりの寺というだけあって非常に大きな寺院である。国宝も数多く存在している。このお寺の起源は、藤原鎌足の夫人が京都山科に建てた私邸らしい。その後、飛鳥に遷され、平城京遷都に合わせて現在の位置に移り興福寺となった。しかし、このお寺は何度も火災に見舞われていて、南大門は現在、礎石を残すのみとなっている。この南円堂は江戸時代(1741)に再建された物だが、隣に建つ北円堂を参考にして古風な建築様式を残しているという話。
 今回は、猿沢の池のほとりに単車を停めてそこから石段を登り直接、南円堂へと向かった。猿沢の池に映る五重塔の姿はガイドブックなどでもおなじみの風景。私もまねて撮ってみました。南円堂は直径約15mの本瓦葺き八角円堂。八角円堂としては国内最大というはなし。ちなみに重文に指定されているとのこと。私が訪れたときは「興福寺国宝特別公開2002 南円堂・仮金堂内陣と中金堂埋納宝物展」という催しが行われていて興味はあったのだが到着時間が遅くなってしまいゆっくりと見る時間がなかったことと1,200円という拝観料の高さからパスすることにした。なぜ、到着時間が遅くなったかというと、岡寺から奈良までは国道24号線を使って北上したのだが、この道が大渋滞。車はピタッと止まってしまい、事故でもしてるんだろうか?と車のわきをすり抜けていくと渋滞の先頭に到着。なんとトイザラス他郊外型の大型店が集まった場所の駐車場に入れない車が道路で駐車場待ちをしているのが原因。24号線といえば奈良を南北に走る超幹線道路なんで何とかして欲しいもんです

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