URL:http://www.tsubosaka1300.or.jp/
岩をたて水をたたえて壷阪の
庭のいさごも浄土なるらん
壷阪寺には山門は無く大講堂の前が駐車場となる | |
山門 山門は無かったはずなのに1年後に行ったときにはありました |
|
妙に新しい多宝塔 | |
大石堂 | |
三重の塔 | |
本堂礼堂 手前のメガネをくぐると目にいいらしい |
|
大涅槃像と大観音像 | |
大観音像の前からの風景 |
壺阪寺は正しくは南法華寺というが、一般には「壺坂観音霊験記」に出てくる壺阪寺の名前で通っています。と書きつつも、その「壺阪観音霊験記」っていう話のことはまったく知らないんですけどね。ここは今から約1300年前に開かれ、かの枕草子にも「寺は壺阪、笠置、法輪」と書かれたぐらい由緒あるお寺。しかし、実際に行ってみると、まず駐車場の入り口は機械式ゲート。そのゲートを通って駐車場へと登ると妙に新しく鮮やかな朱色に塗られた大講堂が目に飛び込んでくる。この段階ではそんなに歴史があるお寺って感じは無い。拝観料を払って奥へと進むと目の前に大石堂が目に入る。なんだかこのお寺は、大石堂、釈迦の一生がきざまれたレリーフ、大涅槃像、大観音像と石で作ったものが目に付く拝観料を払ったときに貰うパンフレットには「シルクロードの香りが豊かにただよう」って書いてあるけどこういうのがシルクロードの香りなんでしょうか?。大石堂から横を見るとこれまた妙に新しい多宝塔がある。本当に歴史ある寺なんだろうかと思いつつ本堂へと登っていくと、やっと本堂や三重塔で歴史を感じることが出来る。本堂の前には大きなメガネが置いてある。くぐると何か御利益があるらしい。本堂をぐるっと拝観しているとご本尊のそばで目薬が売っている。ここの観音様は目に効くらしい。「壷阪霊験記」という話しにもそういう説話があるらしい。 天竺門をくぐってさらに奥に進むと大涅槃像と大観音像がある。どうも、こういう新しい大観音とかいうのは胡散臭さが漂っているようで好きになれない。淡路島にあるあれとかね。昔の人が手で彫った石仏とかは苦労したんだろうなぁっていう思いがあるけど、新しいのはどうも好きになれません。特に、それがコンクリート生だったりしたら単なる工業製品やんって感じで興ざめしてしまいます。誤解の無いように書いておきますが、壺阪寺の観音像はコンクリート製じゃ無いですよ。ここからの大和平野の眺めはなかなかすばらしい。 |