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醉餘口號
              伊達政宗 

馬上少年過,
世平白髮多。
殘軀天所赦,
不樂是如何。




伊達政宗の胸像(仙台城三の丸跡南側) 伊達政宗の騎馬像(仙台城本丸跡南側)
涅槃門 この中が伊達政宗の霊廟・瑞鳳殿 謁瑞鳳殿政宗公霊位

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醉餘口號

馬上  少年 ぎ,
 たひらかにして  白髮 多し。
殘軀ざん く は  天のゆるす所,
樂しまざるは  如何いかん


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◎ 私感註釈:

※伊達政宗:安土桃山時代〜江戸初期の武将。1567年(永禄十年)〜1636年(寛永十三年)。仙台藩主。徳川方に属し、仙台六十二万石の基礎を築く。

※酔餘口号:酒に酔った後、心に思い浮かぶままに吟じた詩。『遣興吟』ともする。 *仙台城三の丸跡にある仙台市博物館の伊達政宗の肖像画には、この自作詩が書き添えられている。但し、詩題は無い。『醉餘口號』とされる。有名な人物の有名な詩なので、色々な解釈も生まれてこようが、中国の古典詩(旧(体)詩)と同様の扱いをして、語義(字義)に則って解釈していく。 ・酔餘:酒に酔った後。酒に酔ったあげく。また『醉餘口號』には「四十年前少壯時,功名聊復自私期。老來不識干戈事,只把春風桃李巵。」もある。 ・口号:〔こうがう;kou3hao4●●〕文字には書かず、心に思い浮かぶままに吟じられた詩。蛇足になるが、現代語では、スローガンの意。

※馬上少年過:(戦いのため)馬に乗っているうちに、若い時期は過ぎ去って。「馬上青年過」ともする。 ・馬上:戦いのなかで。戦闘場裏に。(戦いのため)馬に乗っているうちに。同様の用例に、明・戚繼光の『馬上作』「南北驅馳報主情,江花邊草笑平生。一年三百六十日,キ是戈
馬上。」とある。 ・少年:若者。成年期。以下の用例は「少年」というよりも「少年行」という用法が主であるが、「少年行」とは楽府題のことで、普通の用法とは異なる。「少年」の語には、日本語でも使われる「子ども」の意は無くて「若者」の意。明・唐寅の『花下酌酒歌』に「九十春光一擲梭,花前酌酒唱高歌。枝上花開能幾日,世上人生能幾何。好花難種不長開,少年易過不重來。人生不向花前醉,花笑人生也是呆。」とある。また、李白『少年行』「五陵年少金市東,銀鞍白馬度春風。落花踏盡遊何處,笑入胡姫酒肆中。」 唐・崔國輔『長樂少年行』「遺卻珊瑚鞭,白馬驕不行。章臺折楊柳,春日路傍情。」や、唐・王昌齢『少年』「走馬遠相尋,西樓下夕陰。結交期一劍,留意贈千金。高閣歌聲遠,重門柳色深。夜闌須盡飲,莫負百年心。」や唐・崔國輔の『長樂少年行』「遺卻珊瑚鞭,白馬驕不行。章臺折楊柳,春日路傍情。」、王維も『少年行』で「新豐美酒斗十千,咸陽遊侠多少年。相逢意氣爲君飮,繋馬高樓垂柳邊。」、沈彬の『結客少年場行』「重義輕生一劍知,白虹貫日報讎歸。片心惆悵清平世,酒市無人問布衣。」や、宋・賀鑄『六州歌頭』「少年侠氣,交結五キ雄。肝膽洞,毛髮聳。立談中,生死同,一諾千金重。推翹勇,矜豪縱,輕蓋擁,聯飛, 斗城東。轟飮酒,春色浮寒甕。吸海垂虹。闌ト鷹嗾犬,白駐E雕弓,狡穴俄空。樂怱怱。」等と、粋な若者の姿として描かれる。作者・伊達政宗に合わせていうと、「伊達男」「伊達姿」「伊達者」のことでもある。「青年」ともする。 ・過:過ごす。過ぎた。

※世平白髪多:世の中が平穏に(なった時には、わたしの頭には)白髪が増えてきた(=すっかり年をとってしまった)ことよ。 ・世平:世の中が平穏になったことを謂う。 ・白髪:しらが。白髪頭の老人。

※残躯天所赦:老後のわずかばかりの身命は、天が今暫く(死を)猶予してくれたこと(なので)。 ・残躯:のこりの身体。老後のわずかばかりの身命。年老いて衰えたからだ。残生。余生。 ・天:神。造物主。そら。 ・所-:…ところ。動詞の前に附いて、動詞を名詞化する。 ・赦:〔しゃ;she4●〕罪を処罰しないでおく、刑罰を免除するといった意の「ゆるす」。前述・伊達政宗の肖像画では「赦」字を使い、「ゆるす」と訓ませている。(後世?、)「赦」字の意は不適切と感じて、「許」字(許:了解ということ。わかった、それでよい。ご自由に。の意の「ゆるす」)の方が流伝したのか。

※不楽是如何:(折角の貴重な時間なのに)鬱陶しい気分でいて楽しまないとは、どうしたことか。(=しっかりと楽しく過ごさないといけない)。「不楽復如何」ともする。 ・不楽:楽しまない。鬱陶しい気分で居る。鬱鬱としている。「憂懼不樂」のこと。宋・周紫芝の『漁父詞』に「好個~仙張志和,平生只是一漁蓑。和月醉,棹船歌。
在江湖可奈何。」とある。 なお、『論語・雍也篇』に「子曰:賢哉回也。一箪食、一瓢飮,在陋巷。人不堪其憂,回也不改其。賢哉回也。」とある「樂」は、〔らく;le4●〕たのしみ。安樂、の意。 ・是:…は…である。これ。主語と述語の間にあって述語の前に附き、述語を明示する働きがある。〔A是B:AはBである〕。「復」ともする。「復」は:また。 ・如何:どうしようか。どうするか。いかん。対処・処置を問う。なお、「何如」は:どのようであるか。どんな風か。どんなか。いかん。方法・状態・性質・是非などを問う。東晉・陶潛の『九日闍潤xに「世短意常多,斯人樂久生。日月依辰至,舉俗愛其名。露淒暄風息,氣K天象明。往燕無遺影,來雁有餘聲。酒能祛百慮,菊爲制頽齡。如何蓬廬士,空視時運傾。塵爵恥虚罍,寒華徒自榮。歛襟獨韆潤C緬焉起深情。棲遲固多娯,淹留豈無成。」とあり、中唐・柳宗元の『登柳州峨山』に「荒山秋日午,獨上意悠悠。如何望ク處,西北是融州。」とあり、明・劉基の『絶句』に「人生無百歳,百歳復如何。古來英雄士,各已歸山阿。」とある。

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◎ 構成について

韻式は、「AAA」。韻脚は「過多何」で、平水韻下平五歌。この作品の平仄は、次の通り。

●●●○◎,(韻)
●○●●○。(韻)
○○○●●,
●●●○○(韻)
平成22.10.21
      10.22完
平成23.10.25補
平成25. 4.22
平成27.11. 7
平成29. 6. 2



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