日 記

(2012年10月)


<今野順夫の部屋>

◇ 10月も今日で最後、末日です。福島での災害復興学会のお世話、また自身の社会保障法学会での報告など、忙しい日々の10月でした。
 今日の午前中は、第31回福島県生協大会に参加。午前中だけですが、清水修二さん記念講演(「原発とは結局なんだったのか〜いま福島で生きることの意味〜」)を聞いてきました。最後のまとめは、@国民の「自覚なき選択」と「怠惰な現実主義」の帰結としての原発災害(「決めてこなかった」日本国民)、A国民から遊離した科学の世界に置かれてきた原子力(「政治的に扱われすぎた原発問題」)、B地域差別の構造に支えられた原子力(「理性より利害の社会風土」)ということである。「放射能はだんだん遠く、貧しい地域へ」、「富の分配」と「危険の分配」の深い関係、などなかなか興味ある分析。財政学者らしい分析でおもしろい。
 午後の分散会は失礼して、明後日の菅野村長の講演での関係書籍の販売をと思って、SEEDS出版の佐賀さんを訪問。「までいの力」、「続までいの力」、「美しい村に放射能が降った」を各10冊預かった。いろいろと出版の話を聞けたが、地域の文化の展開のためには、地方出版社の役割は大。昨年から継続している「ふくしま復興支援フォーラム」にも参加いただいており、その発信の絡みで協働作業ができればいいと思う。
 帰宅し、原稿の点検をし、フォーラムの報告の打診のメールを出す。夜6時半からの福島市の委員会に出かける。月1回のペースなので、他の審議会とは異なるが、大事な作業と思いしっかり努力している。最近、審議会などの問題点も指摘されており、行政のイチジクの葉の役割と云われることが多い。明確に拒否できない状況も見受けられるが、行政だけでなく、参加している研究者の責任もあると感ずる。どうしても行政のやりたい方向を感じてしまい、それに依存しているのではないかと思える。研究者としての自覚、そして専門家としての自覚を高めなければならない。
 明日から11月。一歩でも進まないと。(10/31)<15252>


◇ コープふくしまの共同購入による川内村への配達が、始まりました。昼過ぎに川内村の遠藤村長に、報告と感謝の挨拶ということで、出かけました。
 マスコミが2社来るとの話でしたが、行ってみたら大勢。6社くらいかな。セレモニーですが、復興に向かう川内村に対する注目度の高さでしょう。実際の配達する姿を撮影したいという要望があったようで、いろいろ迷惑をおかけしました。
 33世帯の組合員ですが、組合員の消費生活を守ることを通じて、住民全体の買い物困難を解消できればと期待しています。商工会の共同店舗、新たな店の進出もあり、期待がありますが、共存共栄で、基本は住民の消費選択の可能性が広がることを期待しています。週一回の配達ですので、消費生活の一部でしかありませんが、それを組み込むことによって、住民の生活再建につながればいいと思います。初めてのことで、迷惑をかけることもありますが、誠意をもって協同組合としての役割を意識して、川内村の復興を応援して行きたいと考えています。
 やはり食堂などの不足で、現地で昼食をとることができませんでした。コープ本部に帰った4時頃に昼食。帰宅して、6時からの飯舘村の委員会に出席。川内村も飯舘村も。復興の足取りが聞こえてきていますが、気を緩めないで、支援を継続したいものです。(10/30)<15237>


◇ 今日は、午後から依頼されていた「わたり福祉会」での職員学習会での講演。福祉会としての綱領をつくろうという運動での勉強会です。テーマは、「社会権、社会保障、公共の福祉」。綱領をつくるためにも、憲法の基礎的な勉強をするということで、各施設の幹部的職員の集まりでした。「わたり福祉会」は、老人介護施設等の3施設(はなひらの、はなみずき、はなしのぶ)と二つの保育園(さくら、さくらみなみ)を運営していますが、はなひらのには、義母がお世話になっています。
 講演内容の方は、どうも準備不足で、焦点が定めきれず、あまり練れていなかった。学生向けのような感じで、あまり説得的ではない。やはり現場をよく周知していない、何が問題なのか把握しきれていないことか。まだまだ勉強不足。
 講演終了後、担当の方に、はなしのぶの施設を見学させて頂いた。2階の特別養護老人ホーム、3階のケアハウス。全部個室の木造で、木のぬくもりを感ずる。ケアハウスの方は、入所者と話が出来たが、何か生活を楽しんでいるようで、ケアハウスだからか、魅力を感ずる。何か、老後の不安を払拭してくれる。そのためには、長生きしないと・・・。
 帰ってきたらコープからの電話。川内村に明日から共同購入の配達が始まるので、村長に挨拶に行ってくれないかとのこと。早速、役場に電話して、時間を少しとってもらうことにした。順調に組合員も、共同購入希望者も広がっているようでうれしい。他の店も出店の準備をしているようだが、コープは注文による宅配。一緒に、買い物不便を解消して行って欲しい。帰村者も1000名を超しているようで、さらに加速してほしい。
 夜、議員をしている友人のブログを見たら、7月5日、学生時代の友人の奥さん(原史江さん)のお通夜の話。びっくりした。確か、2009年の福島大での松川60周年記念集会に、ご夫妻で来られて、奥さんが書かれた小説をいただいた。友人は、奥さんの活躍を、目を細めて喜んでいたが、・・・。創作活動の断絶も含め、本当に無念なことです。遅くなりましたが、心からご冥福をお祈りしています。(10/29)<15209>


◇ 日はあけてしまいましたが、日曜日、孫一家の来襲。
 父親が出張ということもあり、新幹線で娘一家4人が来ました。こちらから行くよと行ったのですが、電車に乗ることに意味があったあるというので、おとなしく待つことにしました。
 ショートスティへのお迎えの時間と連続していたので、それと駐車場で慎重運転の方がいたので、少々、出迎えは遅れました。140円の入場券でホームまで行ったのですが、すれ違い。すでに改札口の外に出ていました。1歳半、3歳半、6歳なったばかりの孫たちなので、親一人では大変です。線路に落ちたらどうしようと、心配してしまいます。
 時間的には、12時から3時半頃までの滞在ですが、戦争状態。さすがの妻も疲れて、その後は居眠りだったようです。まあ、楽しいひと時を過ごしました。1歳半のルーキー孫の成長には驚きます。逞しくなってきました。
 あっという間の4時間。今度は、ホームまで送りました。(よくテレビで、盆や暮れに、孫たちを迎える爺婆の映像がでるが、あれは140円の入場券を買っては行ってたのだと感心。特に、テレビカメラは来て居なかったが)出張帰りのパパと仙台駅のホームで逢うとのこと。あとのメールで、パパに年長・孫娘は、『ママ、ひとりでたいへんだったよー!』とパパへ報告してたらしい。親よりも子どもたちの方が心配していたようだ(笑)。
 私も疲れて、翌日の講演準備が、心配。30分ほどの夕寝をして、頭すっきり、1時頃の就寝となりました。もう少し、余裕をもって準備をすればいいのに・・・・。いい出会いがあることを願っています。(10/28)<15194>


◇ 昨日・金曜日は、終日、妻の会議ということで、朝、会場まで送り、昼間は自宅での作業。書店から注文しておいた書籍が入荷したとの電話があったので、取りに行きながら、ラーメン屋で昼食。夕方、ふくしま復興支援フォーラムに、準備のため少々早く出かけました。山川充夫氏の「原災地域復興のグランドデザイン考」がテーマ。福島大学での取り組みを中心に、全体的な展望を報告していただいた。大学・行政・民間等のコラボレーションが必要なときですが、県全体の羅針盤が欲しいことが大きな課題。

 今日・土曜日は、結構忙しかった。朝イチに病院の定期診察。ウォッチングしている数値は、現状維持(高値安定?)。意識的に運動が必要。すぐに、遅れてしまったがコープの常任役員会へ。具体的な週間の実績を分析。帰宅後、行政同窓会前に行われる地域社会研究会へ。大宮からわざわざ松野さんが来てくれて、飯舘村の状況についての報告(岩波新書「飯館村は負けない」)。長年の住民参加の取組みの成果が、復興に向けて生きている感じがする。少々、混乱したものの。
 同窓会総会の合間、1時間ほど、フォーラム世話人などで、今後の取組みの基本を懇談。昨年末の終息宣言以来、福島切捨て、原発再稼働へのギアチェンジ。原発事故が、いかに大きな犠牲を強いたのか、もっと被災地からの発信が必要。フォーラムの輪を広げながらも、同時に、現状と幹を掴んだ活動が必要。本当に、ここで負けてはいられない。
 少々遅れて参加した同窓会の懇親会。辻学類長・富田&中川評議員の学類執行部とともに、来賓(?)としての畑先生、鈴木浩さん、松野さん、中井さん、中山さん、千葉さんの近況挨拶。50名ほどだろうか、和気あいあいとした懇談が続く。残念ながら、私のゼミの卒業生は来なかったが・・・(10/27)<15171>


◇ 今日もコープふくしまの業務です。朝8時15分に生協本部(いずみ店)に集合し、平田村へ。宍戸常務・小澤理事・酒井さんと私の4人。1時間半の行程、いろいろ話をして行ったせいか、思いほか早く到着。
 目的地は、平田村のひらた中央病院。同病院と一体で運営している「公益財団法人・震災復興支援放射能対策研究所」との調印のためです。内部被曝に関して、陰膳方式等食事調査をやってきましたが、この実績の上に、ホールボディカウンタ検査についての協力をいただく協定です。かなり先進的な取組みをやっている研究所で、協定に基づき、本組合員の希望者に対する継続的検査をしてもらうことになりました。同研究所の理事長の佐川文彦先生と、協定書に調印。被災地の新たなネットワークを広げることが出来ました。
 コープに戻って帰宅と思ったのですが、本部ホールで、医大の宮崎先生の放射線被曝のマスコミ向け研修会があったので、挨拶だけと思ったのですが、重厚な専門的な話を聞くことになりました。私の基礎知識では、難解でしたが、こうした積み重ねが大事だと思います。
 夜7時半、強い地震。石巻で震度5弱。女川4。福島3です。昨年の3.11の余震だということですが、結構大きな揺れでした。Facebookで女川のグループをつくっていたので、大丈夫ですかというメッセージを書いたら、3‐4人から返信メッセージ。人を介して、ずっと近くに感じます。大したことなく、まずは良かった。しかし不気味ですね。(10/25)<15133>


◇ 今日は一日、コープふくしまの店長会議に付き合いました。必ずしも私の仕事にはなっていませんが、現場の声を聞きたく出かけました。コープマート桑折店です。
 コープふくしまには、県北中心に11の店舗があります。国見町・桑折町・伊達市・福島市・二本松市に11店舗(国見店・桑折店・保原店・梁川店・瀬上店・笹谷店・やのめ店・しみず店・方木田店・新町店・あだたら店)です。コープは、店での販売とともに、共同購入事業が大きな役割を果たしていますが、外に見えるのは店舗です。全国のコープの店舗も、なかなか経営的には安泰ではありませんが、福島も例外ではありません。しかし、店長さんが一堂に会して、全体の計画とともに、相互の経験交流、そして桑折店を全員がウオッチしての、様々な指摘。聞いていると、細やかな視線を感じます。
 この経営の面では門外漢の私ですが、皆さんの話を聞いて、現場をよく知ることの重要性を特に感じてきましたし、勉強になりました。いつも大量の表数字は見ていますが、その背後にある現実を見る目が少しでも付いたのではないかと思っています。まだまだですが。
 組合員の利益を第一に考えながら、厳しい経営環境の中で進んでいくのか、常に模索の継続ですが、真摯な店長さんたちの前向きの話を聞いていて、心強く思いました。明日も、早朝から、平田病院に出かけ、ホールボディカウントに関する協定を締結しに行ってきます。非常勤でも、理事長の役目でしょう。(10/24)<15120>


◇ この頃は日記ではなく、二日記になっています。単調な生活なので、あまり書くことがないのでしょう。
 昨日の月曜日、前週の土曜日から延期したコープの常任役員会の会議。店は、競合店の進出で、コープの店も頑張りが必要です。生協の強みをいかに発揮するか、働きがいのある職場にすることが基本でしょう。
 いつもやっている「ふくしま復興支援フォーラム」の会場探しで右往左往していました。11月は市民会館になり、直接申し込みが必要なので、しばらくぶりに行ってきました。ついでに、市民会館大ホールを開放しての屋内遊び場を見学してきました。外の公園を屋内に持ち込んだ感じです。砂場もありますが、太陽の下でとはいえません。しかし、子どもたちの大きな喚声に救われます。一日も早い、屋外での遊びの実現が望まれます。
 帰途、コープ新町店の2階(170坪)を、学童保育を行う会社に貸すことになり、改装をしており見学してきました。知人の会社なので、知人がFacebookで紹介していたので、逢えるかなと思い立ち寄りました。残念ながら不在でしたが、12月開店ということで、子どもたちのよき居場所になれればいいなと思います。併せて新町店のお客さんも増えればと期待しています。
 夜、巨人―中日戦を横目で見ながら、映画「Always 三丁目の夕日」を見ました。梅ちゃん先生だと再確認。今日の夜もその「続編」。いいね。いつもは9時頃就寝する義母も、10時半頃まで居眠りをしないで見ていました。やはり、何かと子どもの頃の原型が垣間見えます。カタカタと畳める丸テーブル。あれで親子5人が食べていたと思うと不思議です。少なくともご飯・味噌汁以外のおかずは、大きなお皿に一つ。それをつっついていたんですね。どうも涙もろくて仕方がありません。
 今日は、雑務と原稿等の準備をしながら、終日自宅。明日は、コープの全店長が集まる店長会に出かけます。いつも、数字情報はありますが、店長さんから現場の生の声を聞いてきたいと思います。まずは、名前を覚えること。それが出発点です。(10/23)<15099>


◇ 昨日の土曜日。仙台の研究会に出かけました。久しぶりの高速バス。秋晴れに誘われて、早めに出発。昼に広瀬通り一番町着。近くの牛丼屋で昼食を済ませ、川内の会場まで徒歩、ウォーキング。福島でしばらくウォーキングもしていません。何か震災、高放射線量で躊躇。結構、信夫山まで車で行って、様々なコースを楽しんでいたのですが、信夫山は福島市内でも最も線量の高いところ。残念です。広瀬川も相変わらず美しい。
 研究会は、2件の判例研究。いろいろ勉強になりました。終了後、ドイツでの在外研究から帰ってきた先生を囲んで夕食。いろいろ聞いていると、また行ってみたい気になります。条件と気力、体力がそれを可能とするかどうか。若い時の思い出として大切にすることでしょうか。帰りは同僚の先生と高速バスで帰ってきました。話しているとあっという間に福島に到着します。
 昨日の日比谷公園での女川サンマ祭り。大盛況だったようです。嬉しくなります。女川で漁業振興で頑張っている知人へのカンパをしていましたが、お礼の魚の宅急便。赤魚、ホタテ、サンマ、鯛。美味しくいただきました。
 今日、日曜日は自宅で事務処理。フォーラムの案内送信、11月の例会の会場どりをしようとしましたが、狙いのどころは空きがない、定休日でお手上げ。高い会場はいくらでもありますが、そうもいきません。フォーラムの昨年11月末に開始して、丸1年。体制も含めて、新たな展開を考えないと・・・。巨人・中日戦のテレビ観戦。(10/21)<15066>


◇ 昨日18日は、一日中、自宅。昼飯に、医王寺近くの蕎麦屋「木鶏」を探しに行ったがた、以前と同じように店はなし。随分、前からだが閉店したんだろうか。元の蕎麦屋は、廃墟のようになっていた。コープに取引関係のある金融機関が来るというので、行くことにしたが、直前、資料が整わないということで、来週に延期。結局、夜10時半近くに東京から帰ってきた妻を、駅に出迎えだけ。
 今日は、午前中は、ショートスティから帰ってくる義母の出迎え。午後は、JAと協同で行っている、秋の大収穫祭の宣伝のための写真撮り。キャンペーンガールの「ライシーホワイト」嬢も来て、撮影会。オープニングは、11月3日方木田店。安全を確認した農産物を、ぜひ消費してほしいものです。(10/19)<15045>


◇ 今日は、裏磐梯日帰り入浴バス旅行。8時までに、福島市内の浪江町サポートセンターに集まり、バスで会津若松の東山温泉へ。
 福島シニアライオンズクラブが中心となり、実行委員会をつくり、浪江町から福島市に避難しておられる方がの中で、借り上げ住宅に住んでいる高齢者を支援する事業。仮設とは違い、お互い孤立化しやすい。正式の実行委員会名は、「地域づくり総合支援事業実行委員会」、私はその委員長に割り当てられました。毎週、サポートセンターに集まって、健康問題を中心に交流していますが、今日は、バス旅行
 私より少し上の年代の人がほとんどですが、23名の方々。そして支援者が10人。いろいろ話もできました。帰還は簡単ではありませんが、それにいたる待つ期間中も、支障なく生活できるように、全県的な支援が必要だと思います。皆さんも、私も、心身、癒された一日でした。(10/17)<15006>


◇ 少しボッーとしているのか、書くのも飛び飛びになります。あまり書くこともないのかもしれません。
 昨日15日は、県の委員会。いつも言ってしようもないことは言うまいと考えているのですが、他の方の話に引きつられて、ついつい話が長くなって、後悔しています。そもそも論を考えても、限られた時間内では、どうしようもないことは分かっているのですが。世の中のことを知らないのかな。
 今日16日は、出なければならない会議ではないのですが、コープの実情をもっと知りたいと思い、午前中の理事協議会。理事には全県理事と地域理事がいますが、地域理事の方々の会議です。常勤の理事とは別に、非常勤では組合活動の中心を担っています。主にお母さんたちとともに、様々な活動を組織しています。組合員の様々な要求の実現に向けた活動や、ボランティア、動員、他のコープとの協働作業など、まさにコープの中心です。18万近い組合員の意思を結集する核でしょう。大変な仕事ですが、コープの強み。もっと、活動を支援しなといけないなと実感。昼飯は、休憩室で、普段話すことがない職員の方々と歓談しながら、コープの店で購入した弁当。
 夜は、日本代表とブラジルのサッカー。4対0と大敗です。日本は組織立っているし、技術も優れているような気もしましたが、さすがブラジルは、個人の力を感じました。もう少し期待していたのですが。次へのステップになって欲しいものです。明日は、借り上げ住宅に入っている浪江からの避難者(高齢者)と、一日、バス旅行。協力しているシニアライオンズクラブ等の企画です。紅葉と温泉で、皆さんの疲れが癒されることを期待しています。私の心身も。(10/16)<14990>


◇ しばらくご無沙汰してしまいました。今夜、東京から帰ってきました。
 水曜日10日は、来年の松川集会の会場借用で、福大にお願いに行ってきました。担当副学長にお会いしてきました。
 木曜日の11日。学会報告の当日配布資料を印刷してもらうために大学へ。詳しいレジュメというよりも、厚労省の関連資料の印刷に終わってしまいました。手抜きですね。
 夕方、ふくしま復興支援フォーラムの第21回。原発廃炉に向かた訴訟の問題です。全国的な問題というよりは、福島の原発、事故を起こした第1原発の4基は廃炉作業をしていますが、第1の2基、第2の4基については、県議会や県の立場は廃炉の方針ですが、当事者は不明確です。この福島でも再稼働ということでは、福島の人の苦難は晴れないでしょう。午後、弁護士さんたちと廃炉の問題につて、懇談をしました。

 金曜日の12日。ショートスティに義母を送り、午後はコープの定例理事会です。9月度の事業報告が中心ですが、黒字ではありますが、予算には達しませんでした。生協連の下請法違反での公取委からの勧告・指導の問題について、全理事にも共有していただきたく話しました。夜に東京・上智大で、翌日の学会報告の事前打ち合わせがあり、新幹線に飛び乗りました。参加者のスケジュールが合わず、十分にはできませんでしたが、帰りは楽しく飲食。報告後みたいだと、言われましたが。
 土曜日13日の日本社会保障法学会。10時半から6人の報告ですので30分づつ。福島大から3人の報告。テーマは、「震災と社会保障」ですが、主として福島原発災害に集中せざるを得ませんでした。私は、雇用問題ですが、なかなか本質にズバリと接近できていません。まあ、評価はあるでしょうが、終わってしまってホッとしたということです。学会の懇親会に出て、知人と話会い、たまたま隣で福大卒業生会合(昔の経済サッカー部?)をやっているということで、ちょっと顔出し挨拶。(失礼だったかな?)

 同僚かつ報告者の鈴木浩さんの東京の住まいを訪問。話には聞いていましたが、都会の中の綺麗なアパート。落ち着いた研究環境です。何か、留学中のような感じです。仕事場を見せてもらうと、刺激を受けます。臨戦態勢のようで、こちらは反省させられます。仕事をする人の生活だな。自分の環境の中で頑張ることにしましょう。
 今日は、労働法学会。学習院大学。テーマは朝から一つ。有期雇用の問題。午後までの、40分づつの報告を聞いて、早退しました。ちょっと疲れ気味ですので。東京駅で、新しい駅舎を見て、地下の雄勝の子供たちの石絵を見て、帰ってきました。帰宅は6時。明日から、また仕事ですが、大きな負担は、肩の荷を下ろした感じです。(10/14)<14946>


◇ 三連休明け。生協ひろしまの皆さんと、仮設住宅に入って、お好み焼きの提供をお手伝いすることになっていたのですが、土曜日の学会報告の準備が間に合わず、手伝いにいけないことを謝って、自宅で仕事。快晴です。

 昨日8日は、災害復興学会に出ていました。午前中の研究報告を聞いて、出番は地元の実行委員長としてのシンポジウムでの開会挨拶と要人出迎え。平野復興大臣と佐藤県知事です。平野大臣には、基調報告をしてもらいます。新幹線の遅延で、スケジュールがどうなるか心配でしたが、すべて予定通りに進行しました。平野大臣が女川の着工式に来て頂いたことの御礼等、気さくな人柄で、短時間歓談出来ました。
 私の挨拶は、開会の宣言以上に意味は無いのですが、失礼があってはまずいと思い、緊張しました。こんな挨拶です。< 本日は、日本災害復興学会・福島大会記念「公開シンポジウム」に、ご多忙の中、平野復興大臣、佐藤福島県知事はじめ、多くの皆さまのご出席をいただき、心から御礼を申し上げます。日本災害復興学会は、2008年の創立という新しい学会ですが、阪神・淡路大震災、中越地震等、そして東日本大震災について、災害復興に向けた調査研究で大きな成果を上げてきました。2012年度の大会を、この福島で開催していただけることは、被災地の復旧・復興に向けた、私たちの取組に大きな励ましになっています。悪夢のような東日本大震災から、すでに1年半が過ぎましたが、人々の暮らしを再建し、地域社会を再生していくには、未だに多くの課題を抱えています。一昨日から始まった、この大会では、既に、意欲的・先駆的な調査研究や、復興に向けた実際の取組の報告が出されていますが、「ふくしまへの帰還と再生」と題するこのシンポジウムが、復興に向けた大きな推進力になると信じています。シンポジウムに大きな期待を述べて、挨拶に代えさせて頂きます。ありがとうございました。>と。

 佐藤知事の来賓挨拶、平野大臣の基調報告の後、鈴木浩さんのコーディネートで、馬場浪江町長、平野前三宅島三宅村長、NHKの迫田朋子さん、福島大学の天野さんの4氏をパネリストにするディスカッション、かなり実践的で感動的でした。鈴木さんのまとめは、フェースブックに書かれています。<最後のまとめで、私は原発災害の大きな禍根は、初動期の政府の情報開示の不正確さがそれぞれの自治体の避難行動をバラバラなものにしたことであること。「チェルノブイリ法」のような避難生活に対する人権保障の考え方が確立できていないことなどを指摘した。もう一点、今のままでは、支援格差、復興格差ともいえる状況が生まれるのではないかと感じていることを述べ、災害復興学会など研究組織が全体のマッピングをしながら研究活動や支援活動を進めてほしいと要望した。>と。

 シンポジウム終了後、駅前での6時からの生協ひろしまの方々の歓迎の宴には、時間があるので、駅西口の本屋に入ると、なんと岩手大の前学長平山先生とお会いした。福島大の役職をお願いしており、翌日の会議のために前泊なされていた。なかなかお会いできないでいたが、偶然お会いできてうれしい。30分ほど、近くのホテルでコーヒーをいただきながら、懐かしい話。現役の学長当時は、大変お世話になりました。福島大学のために、ご尽力いただいており、感謝。
 生協ひろしまの皆さん、常務を始め6人。福島・宮城・岩手の仮設で、お好み焼きの慰問。明るい、元気な方々で、生協活動のいろいろ参考になる話を聞く。同じ難題を抱えながら、積極的に乗り越えようとする姿勢に教えられました。私は、ノンアルコールでしたが、帰宅は10時。長い一日が終わりました。
 まる一日使えるのは、今日だけのようなので、無口で仕事をすることにしましょう。(10/9)<14882>


◇ 三連休、あっという間に過ぎています。今日は中日。
 昨日の土曜日は、孫たち全員が通う保育園の大運動会。午前7時過ぎに自宅を出発しましたが、白石IC当りの工事渋滞。どこにも工事の跡形はありませんが、その余波だったのでしょうか?工事はウィークディの夜間のはず。遅くまでかかって、その余波かな?結局、9時ぎりぎりの到着。滑り込みセーフです。
 第3子は、病み上がりで、ゼッケンはつけていましたが、結局、最後まで抱っこ。長女は、今までにないように燃えていました。一人一人が、縄跳びしながらグランド一周。さわやかに過ぎました。リレー競争も、早い。棒のぼりができなくて、大変だった長女。見違えるようです。成長するもんです。次女も頑張ってました。
 午後まで、いろいろ続きましたが、いつも戸外に出ることはないので、日の光の中で疲れてしまったようです。帰る前に昼寝。睡眠不足が祟っているのかな?
 帰路、じゅげむに寄って、コーヒーをいただき、早めの帰宅。どうも疲れがとれない。

   今日、日曜日。朝からコラッセ福島で開かれている「日本災害復興学会」に、早朝参りました。何もしていないが、現地の実行委員会の委員長。特別のことはないが、順調に進んでいることを確認して、一旦帰宅。介護保健施設にショートステイしている義母を迎えに。
 午後、学会にまた出かけ、関心のある分科会(「生業・生活再建」)に出席。各地の実践の7人の報告。全体会で、各分科会の詳細な報告。良くまとまっていて、感心した。
 夜の大交流会。最初に(何も寄与していないが)実行委員長の挨拶。楽しい懇親会でした。実践している方々が多く、ユニークな学会である。こうした積み重ねが、災害復興学を確立させるのだろう。法学の分野の寄与が、実践的な弁護士さんたちの活動は目立つが、なかなか見えない。明日の公開シンポジウム、平野大臣や佐藤知事も講演・挨拶で来る。そのまえに実行委員長の挨拶をせざるを得ないので、少々、ナーバス。できるだけ簡単に済ませないと・・・(10/7)<14858>


 

◇ 金曜日の今日。明日の外出の関係もあり、義母をショートスティのため「介護老人保健施設」に送る。暖かくて、日向ぼっこをしている入所者が目立つ。気持ちのいい天気。
 午後、福島市主催の「元気ふくしま復興シンポジウム」に参加。ネットで申し込んだんだが、関係者席に通される。入戸野学長も、同じくネットで申し込んだんのだが、関係者席の隣。「関係者」とは思っていなかったが、高橋副学長がコーディネーターだからで、私はコープふくしまの理事がパネリストだからか。福島テルサFTホール、ほぼ埋めていたかな?200人ほどか。
 基調講演は、齋藤紀医師。専門的な内容も含め、かなり説得性のある講演。いつもわがフォーラムで、呼びかけ人の一人として話を聞く機会があるが、まとめて聞いてみると勉強になる。
 パネルディスカッションは、食の問題、環境の問題(除染)、今後の復興への抱負等、熱いが、冷静な議論が展開された。自主避難者があり、多くは滞在しつつ浪江・飯舘等からの避難者を受け入れている福島市の、それらを前提とした復興の方向を明確にして欲しいという気もした。(10/5)<14830>


◇ 午後から県庁での会議。短時間で終了したので、早めの帰宅。
 夕食後、パソコンで東北楽天⇔西武の試合を観戦。球場には、昔の同僚・近藤さんが行っているので、Facebookで実況してくれる。5対2でリード、CSに対する希望を持てるかなと思ったが、なんと9回表、3点、西武が加点。結局引き分け、試合終了。後味が悪い試合。信頼できる青山なのに。これでCSも絶望。勝負だから仕方がないか。最初、勝てると思って見続けたので、がっかり。
 最年少孫が、具合が悪く点滴を打っている写真。可哀そう。早く治って欲しい。(10/4)<14821>


◇ 今日は、雨と仕事の関係から、義母と妻を乗せて、デイサービスと仕事場に送り届けて、自宅で雑用。
 午後、県の委員の関係で県議会本会議の一般質問に同席。1時からの開始なので、遅れてはならじ急いで行ったのですが、議会内の調整する問題があって、開始は45分過ぎくらいか。結局午後5時半過ぎまで。議場を出るともう暗い。県庁内の廊下も照明が消されているので、階段など危うい。議員も高齢者が多いから、気を付けないと。
 議会は、復興の進捗のスローペースで、イライラ感が、滲み出ているようです。
 夕方BSで東北楽天⇔西武の試合観戦。ルーキー・釜田が頑張ったが、結局4対2で、楽天敗北。これでCSは絶望。茶の間で騒いで応援していたが、通じなかったかな。

 同じ委員会の委員長さんのお義母さまの訃報。97歳のご高齢ではあるが、家族としてしなければならないことが多いだろうが、丁度、公務が重なっているので無理をしている。日本の社会は、公務優先なんだろうな。
 震災の時の外国人の感想で、みな家族のことが心配なのだろうが、仕事から離れないで働いていたということを称賛していた。私も感動した。しかし、それを強調すると、「滅私奉公」的な錯覚に襲われる。社会的役割を軽視することも、私的(家族的)役割を軽視することも賛成できないが、どのようにバランスを取っていくべきなのだろうか。一方を優先して、他方を放棄するのは誤りなのだろう。悩みながら両立させる努力が必要なのだろうか。故人とはお会いしたことはないが、ご冥福をお祈りします。合掌。(10/3)<14806>


◇ 忙しい火曜日でした。郡山で開催される<ふくしま復興支援シンポジウム「つながる・ふくしま」>に行ってきました。
 午後の予定もあるので、午前中だけ。11時からなので、その前に県立図書館に寄ってと思って行きましたら、9時開店ではなく、9時半。少し待って、狙いの雑誌はなかったが、他の関連雑誌のコピーをして、一路郡山へ。
 午前中の記念講演だけにしましたが、津久井進弁護士の基調講演「東日本大震災における被災者支援の展望を紡ごう」。法律家の話ではあるが、心に響く話。津久井さんと、少々、話もできましたが、女川のこともよく知っていました。Facebookのお蔭です。
 郡山のファミレスで昼食を食べ、県立図書館になかった雑誌のコピーを取る予定で、福島大に寄りました。図書館で、定年で金沢から帰ってきていた新さんに遭遇。自宅から論文を探しに来ていました。20年ほど前の同僚です。大学院の同期生でもあります。しばし、生協食堂で、無料のお茶を飲みながら歓談。懐かしい話に花が咲きました。
 大学の組合書記局に寄り、総務課の面々とも逢い、急いでデイサービスから帰りに間に合うように、スピードで帰ってきました。
 少し休んで、夜に開催される福島市の会議。その事前打ち合わせで、5時過ぎに、再び出発。会議は8時には終わり、帰宅後、軽い夕食。
 少し集中して学会報告準備をしようと思っていましたが、手帳を見ると、明日の県議会参加、明後日の県の委員会、金曜日にお通夜に参列して、土曜日は、孫たちの運動会。毎日、何かはあるもんだと、われながら感心。日曜・月曜日は、復興学会の世話役(実行委員長)も要注意。(10/2)<14788>


◇ 今日から10月です。コープふくしまの月初めの月曜日は、本部職員の朝礼です。
 30分ほどの朝礼ですが、まず理事長の挨拶をしなければなりません。業務は専務理事が詳細にやるので、あまり重複しないようにと思っていますが、そううまくいきません。どちらも短かったりして早めに終了。前回はそんなことも在り、20分ほどで終わってしまいました。まあ、10分ほどと思って、一般的な話で、日生協が下請法違反で勧告・指導を受けた話をしました。すでに日生協でお詫びとお知らせを出しているので、それ以上の事はありませんが、自らの事として緊張感をもって業務遂行すべきことと、独禁法の優越的地位の濫用と下請法の関係などについて、自分の頭を整理するつもりで話しました。時間超過になってしまいました。
 慣行的に繰り返されてきたこと、相手と協議・合意があること等で免責なされないこと、担当者のみならず疑問を感じたら曖昧にしないで検討することなどをお願いしましたが、自らの勉強の必要を痛感しました。また、女川の復興事業の進展の紹介をしながら、被災3県のなかで復興が一番遅れている福島県の特徴と課題をとらえて、全県的な復興のためにコープふくしまの活動を意識的に強めることをお願いしました。
 帰宅前に街中で、いくつかの用事を済ませ、あとは自宅勤務。そろそろ学会報告準備に集中しないと。
 夕食後は、気分転換で、映画館のレイトショーを覗いてきました。レイトショーといっても7時半から9時半頃まで。映画は、「あなたへ」。高倉健、田中裕子など豪華スタッフで楽しめましたが、理解が十分にできなかったことが残りました。(10/1)<14763>



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