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2013年
ファンタ速報

参加作品

開催:2013年8月

お急ぎの方はこちらへ。

9日目、今年のファンタも無事終了しました。

元仲間の1人で、ここ数年姿を消していた人物をめぐってファンタの作品のテーマにできそうな事が起きていたそうで「今年姿を現わす」と連絡が入っていたとのこと。私の所は数年前にメイルのアドレスがプロバイダーの都合で変更になっているので連絡が入らなかったようなのですが、もし前のアドレスが生きていたら私も妙な体験をしたかもしれません。

ま、そのような事はスクリーンの上だけであることを願いますが、今年は何度も書いたようにここ数年よりレベルがアップしました。仲間で意見が分かれ、ほぼ全部見た人は私と大体同じ意見、部分的に見た人は今年のレベルは低いとの評価です。

私としては実り多い年に思えたので、そのまとめを間もなく別なページに出そうかと考えています。今日は各作品の所に取り敢えずのコメントを書き、このページはそれで終了ということにします。

8日目に入るところです。

6日目までのサプライズが終わり、中程度の作品が続きます。ここ数年はこの辺りが上のレベルでした。今年はそこが他より低めとなっているわけです。なので実り多い年と言えるでしょう。テーマの偏りや、そのテーマの掘り下げぶりには問題が見えますが、私が上だと言っているのは、映画作りの技術、俳優の能力、プロットなど。テーマの傾向はそのテーマで映画を作ると言ったらお金を出してくれる投資家が見つかり易いといった事に関わるので、監督や俳優には如何ともし難い面があり、映画人の責任は問いません。これだけの技術的な能力を備えていれば、たいていのテーマでやって行けるという風に見えます。

今年集中しているテーマ自体は扱ってもいい話ですので取り上げることは問題無いのですが、扱うならそれが今後の世界に役立った方がいいと考える私には一過性のガス抜きに見えてしまうのです。それで話が済んでしまうならやらない方がいいのではと考えざるを得ません。

今年はトレイラーを見た段階でここ数年の中で1番レベルが上がったと思ったのですが、見た後事前の予想より良かった作品が続きました。予想を外して悪かった作品もありますが、うれしい驚きの方が多いです。(4日目)

2日で7本見ました。私の好みとは別に、ジャンルに忠実な作品があり、それなりのレベルです。駄作と言うか、演出や演技がお粗末なのは1本のみ。私の好みも加えると、ディーン・クンツの映画化作品 Odd Thomas が良かったです。

これまでのコメントは一番下に移しました。

プログラムへの近道

オードブル(2013年3月)  

オープニング   特別プレミア上映  
注目の作品   注目の監督  
アジア特集  
血の滴るコーナー (コンペ)   真夜中の狂気  
【非公式特集】Alamo Drafthouse Cinema  
公式プログラム
短編特集
フィナーレ

タイトルのリスト

オードブル(2013年3月)

 プログラムへの近道

詳細はこちら。

参加予定作品

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血の滴るコーナー (コンペ)

 プログラムへの近道

真夜中の狂気

 プログラムへの近道

【非公式特集】Alamo Drafthouse Cinema

こういう特集は無いのですが、今年この会社の作品が多いので、タイトルだけご紹介。

 プログラムへの近道

公式プログラム

数字 | A | B | C | D | E | F | G | H | J | L | M | N | O | P | R | S | T | V | W |

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 プログラムへの近道

短篇

今年の短編は8本を2時間枠にまとめ、StrAngel: The Angel of the Odd は長編と抱き合わせでした。長編にいくつか優秀作があったためか、短編にはあまり感激しませんでした。

 プログラムへの近道

フィナーレ

 プログラムへの近道

タイトルのリスト

数字 |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |  |
A  | B | C | D  | E  (El) | F | G | H  | I  | J | L  ( La  Le  Los) | M | N | O  | P | R | S | T  (The ) | U  | V | W | Y | Z |
外国語の漢字  その他の言語

 プログラムへの近道

プログラムへの帰り道

オードブル(2013年3月)

オープニング   特別プレミア上映  
注目の作品   注目の監督  
アジア特集  
血の滴るコーナー (コンペ)   真夜中の狂気  
【非公式特集】Alamo Drafthouse Cinema  
公式プログラム
短編特集
フィナーレ

タイトルのリスト

今夜からファンタです。初日のオープニングにすでにゲスト登場。戦場でワルツをというおよそファンタらしくないまじめな作品を持って来た監督。イスラエル人の監督というとずっと前にコメディーの監督と話したことがありますが、あちらは監督もスタッフも愉快な人たちで、イスラエル人というのは緊張しているだけではなくてユーモアのセンスもあるのだと知りました。今日来る監督は作品だけを見るとやたらまじめそう。

イスラエル、アニメというと不思議な感じがしますが、今夜来る作品はスキャナー・ダークリーと似てアニメの方が技術面を簡単にクリアできる事情があります。

天気予報によると日本のような猛暑は無く(日本ほど長期ではありませんでしたが、ベルリンも今年は38度などという途方も無い気温の日がありました)、その代わり週末雨が心配されます。

暫く頭を冷やすためにファンタの話題から遠ざかっていましたが、プログラムも送られて来、各都市の予定も発表になりました。情報が出揃った感じです。

ミュンヘンが突発的な出来事で予定が狂ったことはお知らせしましたが、他は予定通りのようです。

ベルリンは先発隊で、20日から始まります。先発隊は他の人の批評を参考にしながら見ることができないので不利ですが、その分サービスがいいです。まずゲストの数。

 ・ オープニング作品の監督 Ari Folman
 ・ 注目の監督コーナーの Vincent Lannoo
 ・ LOVE ETERNAL の監督 Robert De Hoog
 ・ THE DESERT の監督 Christoph Behl
 ・ 特別上映のコーナーの監督 Aharon Keshales と Navot Papushado

ベルリンはゲストの大盤振る舞いです。ハンブルクは4本分、5人。 ミュンヘン、シュトゥットガルトは2人。フランクフルト、ケルン、ニュルンベルクは1人。

開催期間もミュンヘンは突発事故のための例外として、ベルリンが火曜日から次の週の水曜日までの9日間。他は水曜日から次の週の水曜日までの8日か木曜から木曜の8日。

映画の見逃し度はミュンヘンの例外を除くとベルリンが最低です。何の話をしているかと言うと、各都市では2つのホールで同時上映するため、体が1つしかない人は、同時刻に1本しか見られないのです!?

ベルリンは2つのホールを使いますが、初日と2日目は1か所のみ。シングル上映のため見逃す作品がありません。その後も1本シングル上映があるため合計8本は確実に見ることができます。それを再上映の時外せるので、2本組んであってもまたシングルとして見られるわけで、66本を48枠で見るので、見逃すのは18本(短編集は1枠と数え、抱き合わせ短編は長編と合わせて1枠と考えていますので選び方によって17本見逃す人も出ます)。

他の都市は66本を41か42枠で見るのですが、シングル上映は初日の2本と所によってもう1本の計3本のみ。各都市ざっと見るとシングル上映を引いた63本の作品を40枠で見ることになるので、見逃す作品が23本程度出ます。ベルリンは1日多い分5本余計に見ることができるということです。

天候は開催1週間前の現在、秋の涼しさです。ちょっと前まで日本の猛暑といい勝負の日々が続いていたので、今は助かっていますが、これが長続きするかはまだ不明。

主催者か、あるいは映画業界か、誰かは分かりませんが毎年何かしら中心に1つテーマを置くようです。今年は子供虐待テーマが多いです。取り上げるのはいいのですが、下手をすると重要なテーマがステレオ・タイプの扱いになってしまい、上辺をかするだけになったり、かわいそう、かわいそうと言っておけばいいとか、復讐を「アリエネー」スタイルで茶化したりという事が起きます。女性解放運動の時に1度そういうパターンを見せられたわけで、今回もちょっと危惧しています。こういうテーマだから女性が監督すればいいというものでもなく、男性監督でも力強い演出をすることがあります。火がついたようにヒステリックに騒ぐだけではこの種の問題は解決しません。問題が隠されていた年月が長いと、解決にも時間がかかります。少し距離を置いて、冷静に見る目があればと思います。

66本になりました。短編は特集として1枠取ってあり、その他に20分ほどの作品が1つ別に出ています。短い長編と組み合わせて上映されるのかも知れません。 これで打ち止めではないかと思います。トレイラーを見たり、情報記事を発見した時はコメントを随時加えます。更に参加作品が出た場合は無論追加します。

カテゴリーが決まりました。長編がこの後増えるのかは不明。短編が加わるのではないかと思います。

現在61本。例年ですとあと数本で打ち止め。と言うことは今年はアジアからの参加が少ないことになります。他国との共同制作もあり英語圏の国が毎年多数派を占めますが、日本はアニメと実写の2本、韓国は1本、香港・中国は1本と、少ない方です。日本はそれほど実写映画に強くないので、こんなものかと納得しますが、韓国、中国、香港合計で2本と言うのはちょっと少ないです。それ以外のアジアからはインドが1本。

フランス語、オランダ語の作品はまあまあの数。ベルギー、カナダのフランス語圏、ベルギーのフラマン語圏、そして事によったらルクセンブルクも加わるので、今年もそこそこがんばっています。ベルギーは映画大国ではありませんが、テレビ用優秀ドラマを劇場映画にしたような感じの作品が時々出ますし、フランスとの共同制作もちょくちょくやります。フランスは欧州では映画大国。昔の退屈な映画時代から脱皮が進み、エンターテイメント性を重視した作品が年々増えています。ファンタに作品を送って来るワイルド・バンチという会社はフランスにあります。

今年頑張りが見えるのは不況のはずのスペイン。スペイン語という意味で南米も含みます。スカンジナビアががんばり始めた頃スペインも1度上り調子になり、ややチープな作品も含みますが、優秀作品も産んでいました。どうやらリーマン・ショックその他の不況に巻き込まれ、自国産業を十分に生かし切れずに躓いた様子で、映画産業も煽りを食ったようです。しかし斜陽にはならず、国内の職場は半減、というかそれぐらいしか仕事が無くなったそうです。私の勝手な想像ですが、スペインの映画人は大西洋を渡り、南米で映画作りを続けたような感じがします。言語を改めて習う必要が無いので、大陸に渡った日本人俳優より話が早かったと思います。実際ファンタの鑑賞に堪えるような優秀なスリラーなどが作られています。

北欧も今年はやや数が少ないように思います。北欧ではデンマークが非常にがんばり、その後他の国にもいい影響が及んだらしく、ノールウェイ、スウェーデンからも時々おもしろい犯罪映画が来ていました。今年が少ないと言っても、まだまだ人材もあり、ドイツから資本が行く時もあるので、たまたま今年数が少ないだけでしょう。

イタリアはファンタではあまり活躍が無く、アルジェントの作品を出す時ぐらいしか姿を見ませんでした。映画作りの底力はある国。ちょっとファンタとはずれる優秀な社会派ドラマ、歴史ドラマなども作れる国ですが、去年からはチープな感じのスリラーが出ています。たとえチープでも、作風が他の国と違うので、これからも毎年1本ぐらいは見たいです。スペインのように作っているうちに質が上がるかも知れません。元々は映画大国だった国、大スターを産んだ国でもあるので、その気になれば何か作れるのではと思います。スペインやフランスのようにどの路線で行くか意見の一致が見られれば不死鳥のように蘇るでしょう。

滅多に送って来ないけれどいい作品が出来た時には参加するのがイスラエルやロシア。イスラエルはしかしファンタ向きと言うより、ベルリン映画祭向きの作品。ロシアはその気になればファンタ向きの作品も作れます。西側にはあまり知られませんでしたが、東西冷戦の頃結構大きな映画産業がありました。当時は思想色の強い作品が多かったらしいですが、冷戦後はエンターテイメント性を強めています。 アニメも良くて、ユーモラスな短編(The God)を見たことがあります。旧ソ連から今年はロシアとリトアニアが参加していますが、リトアニアの方はまだ海の物とも山の物とも分からず、見てから判断します。

各国が絶好調でない年は自然と英語圏の作品が増えます。英語圏は優秀作の多い英国、アイルランド、オールラウンドのアメリカ、それを追うカナダ、一時期大発展したオセアニアをカバーするので、どこかが不調でも他が一定のレベルを保っています。今年はハリウッド的でない人たちが作った作品を集めているようなので、興味津々。テキサスにハリウッドから外れた映画人が集まるという話は以前聞いたことがあったのですが、あまり大きな力になっていなかったようで、そこの作品は滅多にお目にかかれませんでした。今年はそこから発生した配給会社ががんばったようで、アメリカ版ワイルド・バンチができたのかも知れません。今年の春短編集で26人の監督を紹介し、夏のファンタに長編をたくさん送って来ています。映画自体はテキサスで作ったわけではなく、全米に散らばっているようですが、テキサス発の会社から世界に発信を始めたようです。今年のファンタの見所になりそうです。

ファンタのファンはジャンルを細かく分けています。私の目にはそんな必要は無いように映るのですが。私ならコメディーでも犯罪映画なら《犯罪》としてしまいます。 《ドラマ》なんてジャンルは無視。結局何だってドラマなんだから。スリラー、ミステリー、犯罪を一緒くたにします。冒険、SF 、ファンタジーはそれぞれ別枠。主人公が冒険をしても、現実の話として描かれていなければ《ファンタジー》。まだ実現していない話を取り入れた SF はファンタジーに違いありませんが、「未来科学技術がこういう風に発展して・・・」という将来の現実像を描いた物はファンタジーから切り離しました。アクションは特別に枠を設けません。犯罪映画にたまたまアクションが多かったら犯罪映画。伝記は犯罪者の伝記なら犯罪映画、冒険家の伝記なら冒険映画。ロマンスなんてカテゴリーは無視。織姫と彦星のロマンスならファンタジー、ボニーとクライドの恋愛なら犯罪映画。その他にホラー、オカルト系は別枠として見ています。呪いとか祟りなんてのはここに入れています。パロディーも独自のカテゴリーにせず、犯罪者を笑い飛ばすなら犯罪映画、SF を笑い飛ばすなら SF に入れています。このページのカテゴリーは主催者や有名な映画サイトの分類を書いただけで、私自身は
 ・ 犯罪、スリラー、ミステリーを一緒くたにして1ジャンル(オカルト性無しの人殺しホラーはこちらに入れる)
 ・ 冒険
 ・ SF
 ・ ファンタジー
 ・ 祟り、呪い、オカルト系のホラー
程度にしか分けません。必ずいくつかのジャンルにまたがった作品や例外的な作品が出て来ますが、ジャンル分けにはあまり時間をかけず、映画を見る方に時間を使いたいという横着な人間です。

ミュンヘンが今とんでもない事になっています。予定されていた会場の映画館の家賃が急に大巾値上げになり、入場料を極端に値上げしなければならなくなったのが事の発端。

困った主催者が走り回った結果別な映画館がフェスティバルを引き受けることになったのはいいのですが、使えるホールは1部屋。なので、1回に1本上映となり、期間が延長になりました。

なので通しのパスを買った人は、全ての作品を見られますが、休暇が延長できない人に取っては災難。それで希望者にはパスの返還、料金払い戻しを許可するそうです。

ファンタには主催者側のサプライズはつきものですが、こんな大きなトラブルは初めてです。

現在49本。今年は Alamo Drafthouse Cinema という会社が気合を入れているようで、 WrongI Declare WarA Field in EnglandThe CongressCheap Thrills がこの会社からの参加です。過去にはファンタで優勝した Four Lions (下記参照)、The ABCs of Death を出しています。The ABCs of Death はあまりおもしろくありませんでしたが、ここで短編を作った監督に次々長編を作るチャンスが訪れています。

Alamo Drafthouse Cinema は1つの制作会社ではないようで、映画人を結びつける要のような感じです。元々は二流館で、館内で冷たい飲み物や食べ物を売ることで身を立てていた会社。 売り子やウエイトレスが行き来できるように座席の間隔が大きく、座席の前に机がついていたそうです。去年のファンタの会場の1つがそれにやや近く、座席の前ではありませんが、2席ごとに左右に小さな机がついていました。オースティンにあったこの映画館はもろレストランのような食べ物と飲み物を目の前に置いて映画が楽しめるように作られていて、本当の映画ファンにはたまらないサービスぶり。その上催し物によってはライブ・バンドも出たようです。凄い。

アメリカの映画はハリウッドとニューヨークだけで作られるように思われていますが、アメリカ南部にも小規模ながら映画産業があります。そこがこれから力をつけるのかなと興味津々です。

それから正式なカテゴリー発表はまだ先なのですが、一応この会社の作品と、アジアの作品は集めて見ました。

現在40本。ここ数日で急に増えました。ファン・ダムジョン・キューサックなど有名人の名前が出始めています。

開催は今年もベルリンがトップなので、ベルリンの人が作品を見て、他の都市に感想を伝える役目を担います。かつては南から始まり、私たちがラストだったので、他所の町の人が感想をネットに上げて、私たちが参考にしていました。

ベルリンとミュンヘンは開催期間9日で2館。1つの映画館で2ホールということもありうるので、館数はあまり関係ありませんが、2館だと移動に時間を食うので、2館の都市の観客はちょっと慌しいです。その代わり少し運動にもなるので健康にはいいです。

何しろ1館だけですと、1日12時間座ったままになるので、エコノミー症候群の危険があります。なので慣れた人は必ず上映の合間に外に出て新鮮な空気を吸い、体を少し動かします。その意味では会場移動で別の館へ全速力で突っ走るというのは非常に健康にいいです。向こうの館からこちらの館に移って来る人と途中で出くわし、1秒ぐらいの間に「こんにちは」と挨拶。

今年の焦点は1つの館でファンタ専用のフロアを使えるかどうかです。去年はそれが実現し、非常に快適でした。椅子のすわり心地が良く、前の人の頭が絶対に邪魔にならないような設計。休み時間にそこにいるのはファンタの客のみ。そしてベランダがついているので、新鮮な空気を吸うこともできます。通常の ホールですと酸欠状態。ただ、専用のフロアを使うと入場料が100円から200円高くなるそうで、通しのパスを買わずにたくさんの作品を見る人の懐にはきついです。なのでどちらのホールにするか投票を行ったようなのですが、私は結果を知らない・・・。


今年も血の滴るコーナーではコンテストが行われます。これまでの優勝作品は

2006年: 私は見なかった Brick
2007年: やはり見なかった Ex Drummer
2008年: 抱腹絶倒の その男 ヴァン・ダム
2009年: SFとしてはちょっと変わっていた第9地区
2010年: 抱腹絶倒の Four Lions
2011年: あまりおもしろくないけれどまぶしかった Hell
2012年: 監督と暫く嵐や津波の話をしたハッシュパピー バスタブ島の少女

です。見る人に1から6までの評価をする投票用紙を配るのですが、自分が見ない作品はもちろん投票できません。なので2006年や2007年の作品についてはさっぱり分かりません。2008年2010年の作品は良くできたパロディー、皮肉で、大笑いする作品。この作品に出演して観客に笑い飛ばされたジョン・クロード・ファン・ダムですが、彼の生涯の中で1番演技が光っています。その男 ヴァン・ダムのファン・ダムは性格俳優。俳優として人に誇れる作品です。その後またいつものファン・ダムに戻っておばかアクションを撮っています。Four Lions はベルリンに住むトルコ人やアラビア人の若者に大受けしていました。

ここで勝つと賞金でももらえるのか、次の作品を優先的に上映してもらえるのか、どういうご利益があるのかは全く不明。

現在32本。ほぼ半分程度です。ここまでの出演者を見ると所謂大スターはデパルデュー1人。あとは名の知れた個性派、名脇役、若手がちらほら。他はその国以外ではあまり有名でない人や、初めて名を聞く人たち。と言うことは内容に集中できるわけです。

韓国の作品が入って来ました。ちょっと前まで日本よりおもしろい作品が多かったので期待しましたが、トレイラーを見ると、日本がかつて松方弘樹などを起用して撮っていた作品に似ていました。ストーリーは香港のインファナル・アフェアのパクリ。いったいどうなっているのでしょう。近年東アジアでは韓国が元気だったはずなのですが。

ちょうど30本を越えるところです。近年は48枠、うち1枠は短編集です。初日、2日目を除いてはダブル・プログラムになっていて、一部は再上映されるので、参加本数は60本強、70本以下というのが普通です。なので大体半分ぐらいの作品が判明したことになります。

アジアからは今のところ日本が2本だけですが、例年香港、中国、韓国が複数本参加し、加えて台湾、ベトナム、タイ、インドなどの中からいくつかの国が入って来ます。どうも主催者はアルファベット順に仕事をしているようなので、そのうち他のアジアも出て来るでしょう。

本数はまだ少ないですが、カテゴリーが決まり始めています。今年は全体的に前年より気合が入っている感じがします。

全体で数十本なので、まだ断定はできませんが、今年は最初の数本を見る限りでは去年よりおもしろそうな印象です。と言うことは一昨年よりもおもしろいかも知れません。

今年はトレイラーの出来が良くて私が騙されているのか、映画の出来が良くなっているのか、どちらでしょう。トレイラーを見た分はその解説も入れておきました。

ファンタの参加作品が決まり始めています。まだカテゴリーは不明。

ナビゲーションは追って調整します。

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