このブ−トレグ盤がヤフオクに出品されていることを逸早く教えてくれたのは、他ならぬ当サイトの
お客様のサワデーさんで、このサイトはお客様の僥倖で成り立っていることを今回もまた身にしみて
感じました次第。
早速落札して手に入れたこのアルバム「Live Under The Sky '83」は、タイトル通りのライブ盤で、
当サイトの「CRUSADERS' MOVIE」のページ、1983年の『これが「闘魂」だ! 』 でご紹介しましたライブ
抜粋の映源の全貌を録音したもの。
メンバーの紹介から「Last Call」へ入っていくと、それがこの御仁のギター奏法とはっきりと分かる
ご存知David.T.Walerの任侠旋律で始まり、Wilton Felderの男気丸かじり、竹を割ったような
サックスの侠音のソロへと続くと鳥肌立ちながらクルセイダーズ劇場の世界へと巻き込まれていくの
ですヨ、これが。こんな過去のLIVEの記録がまだ他にもあるのなら、たとえブートレグでも構わないから是非とも
ご開陳いただきたいと熱望にも近い思いがこみ上げてきます。
おやッと目を引いたのは「Dream Street」で、こんな曲あったかナと怪訝な面持ちで探しましたが、記憶に
ないのも道理で、唯一当サイトでもあまり取り上げることもないアルバム「GHETTO BLASTER」からの選曲
でした。Wilton Felderのテナーが朗々と歌うこの曲、「GHETTO BLASTER」を久しぶりに聴きなおしてみよう
という衝動に駆られるほど魅力的なものでした。惜しかったのは次の「SUNSHINE IN YOUR EYES」で、音が途中消えかかり、
好きな曲だけに残念です。
Joe Sampleのソロが「Melodies Of love」、「Night Flight」と続き、Joe Sampleの独壇場で、
スナイパーのクリスタルタッチを満喫できます。
最後のLarry Grahamの「Soul Shadows」は、もういまさら言うまでもないでしょう、
会場が、まさに炎と燃える闘魂のコロセアムと化す感動の一幕。涙モノです。
それにしても今頃1983年のLIVE盤がこういう形で世に出てくるのも摩訶不思議で、確かに著作権に抵触することも懸念されますが
、こんな闘魂の火種がひっそりと遂に誰に知られることもなく闇に消え入ってしまうことを思うと、発表の場の
是否はさておいて、海賊の心意気についつい肩を叩いてしまいたくなりました。
*注
コレが海賊盤の所以でしょうか、音量を大にしますと、「粗」がありますネ、やっぱり。
でも20年以上も前の蔵出しもの、聴けるだけでも幸せ?ウーンしょうがないかナ、です。
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