◇ 大晦日、ゆったりしています。昨日は孫たちが来て、賑やかでしたが、受入れ高齢世帯は、少々疲れたのか、早めの就寝。娘の仕事は1日〜始まるので、前日に年末年始の行事を終えたのですが、休みのはずの今日も、仕事に緊急に呼び出されたようです。昨日来ていてよかったねと、妻もいう。
昨夜は、女川の図書館への支援者にメッセージをお願いしていたら、なんと小さい頃から女川でお世話になっていた家族の孫娘さんから、メッセージを寄せられました。全くの面識がありませんが、女川に帰って来ていて、家族から聞いたようです。「新着情報」にメッセージの方は掲載しましたが、私の兄夫婦や様々な思い出が記されていて、心が熱くなりました。悲しみは消えませんが、何か、被災が人と人の関係を再生しているようです。
私の小さい頃からの大晦日の記憶は、「歳取り」とともに、「父親の誕生日」ということが重なって、一年で一番大きな家族イベントでした。大正元年12月31日が私の父親の誕生日でしたが、西暦に換算ずると1912年12月31日。なんと、今日は誕生してから100年目。(生誕100年祭?)学生時代、大晦日の夜遅く帰ってきて、怒られましたが、何か、貧しいが大切な日だったと思います。それを意識して、今年最後の日を過ごそうと思います。まだ昼前ですが、充実した日を送りたい。<16262>
夜は、恒例の紅白歌合戦ではなく、BSでやっている高倉健特集の一つ『黄色いハンカチ』をみる。何度見てもいいね。気が付かない何とないシーンなどに気が付き、面白い。紅白を見て、ラジオで中村雅俊の出演する行く年来る年。女川町熊野神社のところだけ聞く。あすから2013年。がんばりましょう。(12/31)<16273>
◇ 年末の最後の日曜日。塩竈の娘一家が、遊びに来ました。孫3人です。来年小学校入学を頭に、2年おきの3人ですので、まだ兄弟のセットになっていないので、独自の動きが3人3様。目配りしていると、気が疲れます。度々会っていると、慣れるのでしょうが、偶に会うので非日常的です。
10時頃来て16時頃、帰りました。17時には無事、到着とのこと。安心しました。
これも年末の一つの行事でしょう。店には、人は出ているのですが、何か華やいだ雰囲気はありません。無理もないのもしれません。昨年の年末は、形だけで無我夢中。今年は正常なのかと期待していましたが、みなさんの顔は堅い。福島への記憶は、だんだん心の片隅におかれつつあるので、それだけ心が硬くなっているのでしょうか。仮設住宅での住まいも、2度目の新年を迎えてはいるのですが、故郷への帰還の困難さがはっきりしてくると、心が重くなるのでしょうか。
安倍内閣が登場し、除染や福島の再生は声高にアピールしていますが、原発再稼働の動きが強くなっています。何とか原発を止めようという願いは、だんだん外堀が埋められつつあるのでしょうか。それが、福島の人々の心を重くしています。こんなのは無駄犠牲と考えられるでしょう。嘆かず、一人一人の理解者を広げていくしかないのでしょう。
3月末の法律関係の学会合宿分科会で、震災に関連した報告の依頼。被災地からの発信が、被災地居住者の責任と考えているので、自信がないかに関わらず、引き受けることにしています。スケジュール的に何とかなるので、旅行をしたいと思いつつ快諾。前回の合宿は沖縄だったので、旅行の楽しさを期待をしていたのですが、詳細を聞くとなんと青森県・浅虫温泉。旅行の色気は諦めて、報告内容に努力することにしましよう。(12/30)<16248>
◇ 29日・土曜日。世は年末に向かっています。少し慌ただしくなってきました。
コープふくしまの11の各店舗は、年末商戦で大奮戦中です。9時にコープ本部に寄って、専務理事と二人で、各店舗回り。忙しい時に妨害しないように、店長などに様子を聞きながら激励。(圧力と誤解されそうですが(笑)。)
あだたら店(二本松市)、方木田店(福島市)、新町店(福島市)、笹谷店(福島市)、桑折店(桑折町)、国見店(国見町)、梁川店(伊達市)、保原店(伊達市)、瀬上店(福島市)、やのめ店(福島市)、いずみ店(福島市)の順序で、11店舗を巡りました。道すがら、専務から各店舗の状況や、コープ全体の状況などを聞きながら移動しますので、いい勉強になりました。一生懸命でも、その成果は別ですが、消費動向の調査など、具体的な改善策を恐れないでとる姿勢が必要でしょうか。守りに入って守れるものでもないのだが、組合員組織であることの基本を踏まえて、それを強みにして進む必要があるでしょう。抽象的なことでは変化を呼べない。具体的にトライ&エラーかな。
午後2時頃、ようやく昼食にありついたが、年末年始の繁忙期、健康に留意して頑張ってほしい。(12/29)<16238>
◇ 御用納めの28日。公務員は今日が年内最終日。
仙台の伊藤さん、山形の高木さんと一緒に、仙台・八木山の恩師・外尾先生宅を訪ねることになっていたので、10時頃の新幹線で仙台へ。市バスに乗って八木山へ。早めに着いてしまいましたが、奥様の仏壇に線香をあげ、お写真は懐かしい。お世話になった。
程なく、伊藤さん・高木さんが合流し、フランスカモなどの鍋料理の昼食。養女の裕子さんの手料理で、まさにフルコース並み。話は、50年前以来からの話。外尾先生から近著『労働契約法の形成と展開』(信山社)をいただく。社会法研究シリーズ12巻の第2巻。年老いても着々と業績を出される恩師には、敵わない。ついつい長居をしてしまった。
福島駅に到着後、「かーちゃんふるさと農園わいわい」に寄り、予約していた餅(かぼちゃ餅、豆餅)を購入。正月が目前。いい年を迎えたいものだ。(12/28)<16223>
◇ 午後、原発事故に対する自治体の対応についての研究打ち合わせ。双葉8町村と南相馬・田村・川俣・飯舘の基礎自治体で、いかに情報が伝えられ、どう判断されていったのかを実証的に確認しておくことが必要との趣旨。すでに、国会事故調査報告書などでもとりあげられているが、ガバナンスの問題として、詰めておく問題。重いが、今のうちに集積しておく問題なのだろう。2時間ほど、喫茶店でじっくり懇談。原発廃炉、再稼働阻止の動きは、声が小さくなってきている。新内閣の、経済復興協調路線の中で、再稼働への圧力が強まっている感じがする。
福島は凍結され、封じ込めておく路線(経済的便益を与えるかもしれないが)が強まっている。福島の復興⇒日本の経済活性化⇒原発再稼働の路線が強まっている感じがする。福島で推進路線の大集結(=福島県民の「理解」、福島の原発と他県の原発の切り離し)は、杞憂だろうか?悪夢であればいいが。しかし、福島=原発事故が忘れ去られつつある現状をみると、外堀が埋められつつあると感ずるのは、誤解だろうか。
夕方、第27回ふくしま復興支援フォーラムをコラッセふくしまで行う。健康調査など、大規模データの収集・公開の問題で、兪先生にアメリカの例を参考に報告していただいた。関心が高く、36名もの参加で、満杯。また新たな参加者が見えている。(12/27)<16211>
◇ 寒い朝、小雪舞い、道路も凍結しているようです。大学での10時からの会議打ち合わせで、久しぶりの伏拝の坂を、緊張しながらドライブ。会議は、松川事件で来年予定されている無罪確定50周年の折に、冊子を作るための作成委員会。いろいろと議論が出ましたが、今後の若い人に、受け継げるものを作りたいということですが、内容の詰めはこれから。
約束していた、大学の学長らとの懇談。来春の歌会始に聴講者としての招待が来ているので、3年前に私の経験を聞きたいということ。行く人も少なく、何度も経験することはないので、心配であろう。私の時は、全く経験皆無で、誰からも聞けなかったので、その失敗などを伝えてた。
昼食を大学生協で食べていた折、長い間、ともに業務を協働してきたU氏が入院とのこと。帰宅後、福島の自宅に電話したら奥さんの携帯に転送され、東京の病院内にいる彼と直接話ができた。元気な様子だが、難しい病気のようだ。何とか、快方に向かうよう祈りたい。機会をみてお見舞いに行きたいと思うが・・・・。
年賀状の宛名書き。昨年は喪中だったので、2年ぶり。定年にもなって、年金生活者なのだから、付き合いも仕事上というよりも、個人的な付き合いに限定されてくる。国会では、安倍内閣が誕生して、組閣がされている。原発、憲法、大きく舵を切りそうな雰囲気。要は、国民の意思だが、そこに信頼が持てないのも事実。監視を続けていく必要があろう。(12/26)<16195>
◇ 25日のクリスマス。午前、コープマート新町店の2階に開店した「新町学童クラブ」のオープンセレモニーに出席。クリフの石山さんの主宰するものですが、既に36名のメンバーだそうで、今日は冬休みなのでみんなも来ていました。大家であるコープふくしまの理事長として、来賓あいさつですが、かわいい子供たちを見ていて、何も言葉は出てこない。開始する前、大声で遊んでいる子どもたちを見て、こんな光景を見るのは久しぶり。
コープの店からの帰り、駐車場に向かうには、歩行者用ボタンを押さないと信号は変わらない。しかし、ボタン周辺が錆びていて、押して点いているのかどうかわからない。これでは子どもたちも危ないなと思い、店舗部長に連絡。店長から交番へ。何かすぐに動いてくれて嬉しい。改善されるといいが・・。
ショートスティに義母を迎えに行って、午後は、来月の山形行(1月24日)の切符と駐車場予約をしてから、弁護士さんたちとの原発問題の相談。いわき、郡山、福島の各地から来ていていろいろ参考になった。全国的な再稼働をめぐる運動と訴訟と、被災地・福島の廃炉の運動と訴訟は、性格が異なるような気もする。選挙結果もあり、再稼働の動きが強くなってきているが、福島がその動きを押しとどめる役割を果たせるかどうか、その責任は重い感じがする。
クリスマス、ワイン「貴婦人」を少々、鳥のもも肉をいただき、にわかクリスチャン。孫たちから電話が来た。(12/25)<16170>
◇ クリスマスイヴ。三連休の最終日(昨日の天皇誕生日の振替休日)。義母は、ショートスティ中です(明日まで)。
思い立って、午前中映画を見に行きました。珍しく観客は多い。「レ・ミゼラブル」。ミュージカルの映画化(イギリス映画)。これは、小学校の学芸会で、ジャンバルジャンをやらされたことがあるので、思い出深い。盗んだ銀の燭台をかざして、改心するシーンで終わりだったようである。真っ暗な中に、スポットライトを浴びて。映画は、身分を隠して市長になってからが長い。やはり児童のためには、あそこで切っておくのが良かったのだろう。
昼に帰宅し、コープ常勤役員会へ。年内最後の会議。店は年末年始の商戦で大忙しい。29日には、専務と一緒に全店舗を激励に回る。
夜、映画「タイタニック」をテレビで見ていたが、つい先日亡くなった仙台の従兄・栄治さんの長男から電話あり。びっくりしたが、お悔やみを頼んだのに対するお礼の電話。栄治さんとそっくりの声なので、ビックリした。宮城県の県庁に勤務しているが、いまは環境省への出向。原子力関係の仕事なので、福島の放射線問題とも大きな関連。縁の繋がりは不思議。
しっかりした口調で、落ち着いているので、こちらも安堵。71歳という若さの父親の死。大変だろうが、仕事をしっかりして、頑張ってほしい。
県外避難者を支援するメーリングリスト(弁護士さん中心?)で、会合の報告がなされているが、福島からの避難者の声で、被災地福島では、亡くなる方が多く、犯罪も増えているとのことが紹介されていた。犯罪の増加は、あまり聞かないが、介護者・病死者が多いのは周知の事実。しかし、これは、避難の疲れが最大の要因。県内に住み続けるが故に顕著に起きているのではない。県外避難の正当化・満足感のあまり、被災地滞在の否定に向けてはならないと感ずる。基本は、選択の自由を保障し、相互にその判断を尊重すること。極めて微妙な問題なので、自らの行動の正当化のあまり、他者の判断・現状に対して一方的に非難をしてはならないのではないかと思う。帰還がどのように実現していくか、まだ模索の段階だが、相互尊重の姿勢を失ってはならないだろうと思うのだが。(12/24)<16153>
◇ 日曜日。仙台の叔父のお見舞いに行ってきました。石巻の従兄たち4人(2夫婦)と我々夫婦6人、多賀城の姪の店「じゅげむ」に落ち合って、昼食を共にして、仙台の市立病院へ。
車椅子で起きていましたが、しばらく会っていなかったので、少々ビックリしました。90歳ですから、普通なのかもしれませんが、ゴルフをやる等、かなり行動的な叔父でしたので。あまり話されなかったのですが、こちらのいうことは殆ど支障なく理解してくれたようです。耳もいいので、本人が一番、イライラしているのかもしれません。
従兄たちとは、こういう機会になって会えるというのも、仕方がありませんが、変則的ではあるが、交流(絆)を強めているのかもしれません。見舞いに行った者も、80歳から70歳前後まで、私が一番年少です。老々介護ではないが、老々見舞いかな?不思議なもので、その中の話は、20代の思いと変わりないのですが、外から見る「老人集団」なのかもしれません。
夕方、東北道を南下。4時頃帰宅。高畠のワイン工場で購入していたワイン「貴婦人」をいただく。高い値段だが、美味しい。27日のフォーラムの案内のメールをだし、Facebookとtwitterに宣伝。ぜひ、多くの人が来てくれるとうれしい。これが最後の仕事ではないが、その後仙台の恩師訪問、コープマートの店11店舗への挨拶など、孫たちと会えるのは、大みそか前後かな。クリスマスプレゼントは、その時にでも。(12/23)<16132>
◇ 土曜日です。4週に1回通院しているが、その該当日。やはり運動不足の解消を、後回しにしないで決断しないと。簡単なことのようだが、第一歩が難しい。
急いで帰って、ショートスティへ送る。戸外と異なり、施設内は暖かい。世は三連休だが、施設内は普段通り。
買い物に付き合って、夕方はこたつに入り読書。読みかけで終わっていない本屋大賞。三浦しをん『舟を編む』。辞書作りの話だが、言葉に対する研ぎ澄まされた感じ方が面白い。夜、7時半からテレビ映画鑑賞。『武士の一分』。木村拓哉主演である。檀れい、笹野高史もいい。
石巻に住む私の従姉から、仙台在住の従兄の急逝の知らせ。元気なときに会ったのが最後か。震災の告別式の時だろうか。70歳過ぎて間もない若さだと思う。ビックリしてしまった。そして仙台の叔父の入院。他の従兄たちとともに、明日、見舞いに行ってこようかと考えている。中学から高校にかけて2年間お宅に下宿させてもらい、ずっと親代わりのように世話になってきた。何とか元気になって欲しい。いずれにしろ、情報が来ない。考えてみれば、いつもは女川の実姉が知らせてくれた。その姉も今はいない。仕方がないのか。一日一日の生活、人との交わりを大切にしないとダメだなとつくづく思う。(12/22)<16118>
◇ 原稿ができなくて、遅くなってしまい休んでしまいました。社会保障法学会での報告原稿です。すでに口頭報告はしているのですが、原稿化するとなると、やはり詰めが足りません。締め切りが20日、昨日でした。それと生協流通新聞への年頭の挨拶原稿。結局、朝起きてから送信しました。(英文サマリーは未だですが)。
今朝、10時開店の「かあちゃんの力」プロジェクトの店に、遅れましたが参りました。大変な人でごった返していました。松野先生夫妻も3日前から準備のために来ていました。当事者ですから大変です。12時過ぎにはランチは売れ切れ。弁当をいただいてきました。塩谷先生の案内で、2階・3階の部屋を見せていただき、「いいたてまでいの会」幹事長の佐藤彌右衛門さん(大和川酒造)にお会いして、話を伺うことができました。飯舘と福島市の交流が密になればと思っています。店で、NPO法人相馬はらがま朝市クラブ理事長の高橋さんにお会いしました。この店の力で、復興に向けたネットワークが広がることを期待しています。
自宅に戻ってきて、夕方の「ふくしま復興支援フォーラム」に出かけます。(12/21)<16100>
夜10時に帰宅しました。フォーラムは、二本松の安斎さんの「除染活動を通じ地域経済の復興を目指して」と題して、市内150社以上の企業を集めて、事業協同組合を結成して、除染活動を行ってい様子。これを通じて、地元経済・事業体の活性化を作り出しています。小さいけど、大きな展望のある取り組みです。参加者は18名と少なかったのですが、新しい参加者もあり、報告内容・質疑応答も素晴らしかったと感じました。12月27日、1月10日、1月22日と続きますが、参加を呼びかける輪を大きくしたいと思います。貴重な内容で、参加しないと損をしそうです。(12/21)<16108>
◇ 水曜日。朝から原稿書きで、医療・介護の分野の求人求職状況の資料が不足し、労働局の知人に電話。すぐ送っていただいたが、医療が専門職に含まれて合算されており、また介護はサービスに合算されているので、述べたいところの歯切れが悪い。それでも、現状を教えていただき有難い。
午後、妻を会議に送って行って、短時間なので市役所のホールで待つ。この前結婚したゼミ卒業生に会う。イタリアへの新婚旅行も楽しかったようだ。羨ましい。
夜、韓国の大統領選挙の開票をやっている。与党側だが、韓国初の女性大統領(朴氏)の実現が確実となる。75%もの高い投票率なので、野党が有利とみられていたが、予想を裏切った。テレビでは、ソウルのような大都市で、50%を切る投票率。農村部で高投票率か。
総選挙が終わったばかりの日本と比較すると、投票率は羨ましいが、日本の投票率が低いし、低下し続けていることにどの政党もその対応策を考えるべきとも思う。政治に対する不信・無関心に対応できるか否かが、今後の民主主義政治にとって避けて通れない問題。いずれにしろ日本の政権交代、そして韓国の新大統領。東アジアの政治から目を離せない。(12/19)<16074>
◇ 火曜日。選挙結果のせいか、なにか力がでません。ボーッとしています。4割の得票で8割の議席という見出しを見ると、選挙制度の問題を感じます。国民に批判の眼を向けたくなりますが、どうもそうではない。棄権も含めて、制度の問題と政治状況の中での結果だろう。憲法改悪勢力が多くなり、実行に移そうな気配。国民はそれを許すわけはないだろう。しかし、それを葬り去ることを現実化する受け皿をつくる責任があるのだろう。
午後、県の委員会。予定議題は少なかったが、結構、重たい課題が舞い込んだ。課されている課題からすると、やるべきことが多いと思うが、慣例上、課題限定的である。問題の処理のみならず、問題を起こさないための、調査研究に基づく、システムや運営についての提起をする責務を感ずる。一般に、審議会等にいる有識者等の責任を問うべき時期ともいえる。
本の宅配便。震災で犠牲になった消防団の実録。『消防団の闘い −3.11東日本大震災ー』(日本消防協会編)。200人以上の殉職者を出した消防職員・消防団。危険に向かう役割を果たして犠牲になる。その壮絶な生き様に感動。殉職者は口を開かないが、近くで生き残ってくれた人の証言のなかから、それを実感したい。学会報告の原稿化で、改めて震災と労災を考えている中で、関心が広がってしまった。締め切りに間に合うかどうかは、超微妙だが、知らないことを知ることに期限はない。
夜、テレビで山田洋二の勧める映画を鑑賞。「喜劇 にっぽんのお婆あちゃん」(今井正監督)。現代の高齢者問題と相似。笑われる対象に自分の遠くない姿をダブってきて、何ともいえない。(12/18)<16055>
◇ 月曜日の朝。テレビは選挙結果の論評番組で終始。だれしも満足していない感じ。今後、どうなるか。やはり政治は観客であってはいけないね。民主主義は、国民が主人公にならないと。
いつの間にか、原稿締め切りが違づいて、急いで報告に手を入れだす。学会で報告をしたものの原稿化なので、報告原稿を論文形式にすればいいが、内容は改めて詰めないと恥ずかしい。
夕方。午後4時からのコープふくしまの常任役員会。ここ1週間の事業報告だが、来年度予算編成に向けての議論。7時頃まで熱心な議論。この真摯さに成果がついてくることが期待したいものだ。
夜、山田洋次監督が選ぶ映画を見る。「カルメン故郷に帰る」(高峰秀子主演)。初めてのカラーの映画とか。1951年。私が小学1年の時かな?孫娘と同じころかな?つい最近とも思えるが、60年も前だ。(12/17)<16036>
◇ 日曜日。気がついたら締め切りが近づいている原稿執筆を開始。総選挙投票日。何か予想の方が早々報道されているので、その開票結果はあまりニュース性がない。8時に投票が終了した途端に当選確実が、待ってましたとばかり報道。開票率は0%。何か、自分の票の帰趨がはっきりしないうちに、結果が出てくるには若者はついていけないのではないだろうか。マスメディアが、シラケを促進しているのではないだろうか。
ほぼ、民主党政権から自民党中心の政権に交代するのは確実になっているが、何か、その政治に期待が出てこないのではなかろうか。自民がダメで民主政権ができ、民主がダメで自民政権。日本の国民の政治に対する関わり方を象徴しているようだ。また新内閣の支持率が、最初はともかくドンドン下がっていくだろう。政治に対する無関心層が、また増えていくのであろう。議席だけでなく得票数・率にも関心を持つこと、さらに議会外での動向が、どれほど実際政治に影響するかを見つめていくべきだろう。民意が反映しない小選挙区制の矛盾が露呈した選挙ともいえるのだろう。
明日から、また、新たな政治環境のなかで、進んでいくしかないのだろう。(12/16)<16018>
◇ 土曜日。女川つながる図書館の件で、女川町へ。9月末までの支援で、目標を達成したのですが、今週の月曜日、ようやく入金しました。お約束通りの図書館充実のための実行が必要です。休日ですが、石巻から来ていただいた元木先生と打ち合わせをしてきました。
雨のためか、図書館に来ている方は少なかったのですが、平均30人ほどの入館のようです。ただ、仮設住宅を回っている移動図書館(近畿大学の寄贈でした)は、週3回、定期的に回っており、皆さんの利用も少なくないようです。まだ、子どもが歩いている姿の見えない街ですので(学校から自宅、あるいは向学館への移動もバス)、親と無関係にフラッとくることは困難のようです。少しずつでも利用者が広がってくれるといい。児童の利用する部屋は、クリスマスの雰囲気でした。
小さい自治体ほど、図書館を中心にしながらも、様々な文化のステーション、コミュニケーションの場が、特に復興の過程では必要と思っています。宮城県内にも、町立の図書館があり、これは調査研究の対象です。女川の子どもたちが、夢をもって進むためには、大人も含めて、本という視野を広げるセンターが充実しているかどうかは大きな問題と思っていますが、なかなか行政の理解を得ることは困難な感じがしますが。
図書館からの帰り、近くの「サワダヤ」さんに寄りました。実際会うのは半世紀ぶりかも知れませんが、代表取締役は小中学校の同期生。女川でずっと商売をしてきましたので、まさに女川の生き字引です。亡くなった実姉の家のすぐ傍です。専務取締役の息子さん、そして奥さんも、福島大学の卒業生。縁とは不思議です。そして、新設されている女川の宿泊所を眺めてきました。人が集まる手段が、だんだん広がってきています。
昼食を抜いていたので、少し大変でしたが、姪の経営する多賀城の「じゅげむ」によって昼食+夕食。近くに住む孫一家とも会うことができました。少々疲れ気味の帰路・東北道でしたが、蔵王PAで短い仮眠をとり、何とか無事帰宅。明日は、投票日です。(12/15)<16002>
◇ 金曜日。午後からのコープふくしまの定例理事会がありました。
理事長挨拶では、昨日のフォーラムでも取り上げた「原発事故子ども・被災者支援法」の話をしました。この支援法では、国でつくる「基本方針」を被災者の意向も踏まえて決定することが、実施の前提ですが、こうした市民(避難者、居住者)の要求を代弁する役割がコープの役割と思うということ。組合員は、仮設住宅に入り、様々な支援活動をしているので、さらに強めることが、コープ自体の事業活動の展望が開くだろうと思う。3つの分散会では、ほとんど全員の理事・監事の発言があり、具体的な質疑応答がなされ、前向きで積極さを感じて心強い。
フォーラムの企画も、皆さんからの提案もあり、年末年始4回の予定があり、ブログで紹介した。社会や行政を動かせるフォーラムに成長させたい。
明日は、図書館の問題で、女川に行きます。復興が進み始めているのに接することが楽しみです。(12/14)<15985>
◇ 夜開かれた「第25回ふくしま復興支援フォーラム」の報告を担当した。テーマは、「原発事故子ども・被災者支援法の概要と問題点について」。参照できなかった関連文献があり、報告内容は今一つ。
久しぶりに大学へ。皆さん、忙しそう。だんだん、年末業務のまとめの時期。宿題をすませ、すっきり新年を迎えたいものだ。(12/13)<15962>
◇ 今日は2012年12月12日。何か1-2,1-2,1-2と歩いていく感じ。
午後、県議会本会議に出席。交替ででているが、12月議会は私の分担は今日だけ。1時から5時まで、一般質問ですが、5人の20分の質問、そして執行部の答弁。再質問、再々質問もある場合もあり、熱い論戦。
明日、ふくしま復興支援フォーラムで「原発事故子ども・被災者支援法」の報告を行うので準備していたが、論戦が参考になった。災害救助法の対象にならない場面で、支援法が補いうるか。本来は、基本法だから、すぐにつくるべきだったが、結局1年3カ月後(議員立法)。そしてまた、それがないと進まない「基本方針」は、半年過ぎても、まだできない。紙切れになってしまいそうだ。
義母は、短いショートステイへ。北朝鮮は、「人工衛星」と称するミサイルの発射。延期の情報を裏をかいた形。何かときな臭い。憲法の平和主義の原則をしっかり守らないと。「将来の国民」に苦難をもたらさないように。(12/12)<15941>
◇ 10時からのコープふくしまの理事協議会にオブザーバー参加。地域(組合員)理事として、様々な組合員活動を担当し、先頭に立っている理事の皆さんで、全員女性である。1か月の活動を報告し、翌月の課題の協議をする。常任役員会からの情報提供はあるが、経営状況というよりも、組合員の協同を進める大事な仕事である。1時間ほどしか出れなかったが、活動の状況を一部でも知ることができる。
11時半に、学生時代の友人の佐藤さんと駅で待ち合わせ。最近、京都から茨城に活動の本拠を移し、近くなった。昔のことよりも、最近の、特に震災後の医療の問題等、いろいろ教えられる。
午後は、約束していた労働局での打ち合わせ。総務部長が変わり、顔合わせの意味もある。訪問の打診があったが、いろいろと家の掃除も必要になるので、こちらから出向くことにした。局長も含め、雇用問題に限らず、広範囲な懇談ができた。
明後日のふくしま復興支援フォーラムは、私が報告。分からない処も少なくない。しかし日がないので、メールで案内の送信、フェースブック・ツイッターでもお知らせ。ブログにも登載。意味のある会合にしたいものである。(12/11)<15929>
◇ 雪の月曜日の朝。今冬、初めての庭の雪かき。コープふくしまの朝礼と山形県庁への予定。
仕事前の朝礼なので、冒頭の理事長挨拶に遅れてはなりません。いつもは車で10分くらいの距離ですが、なんと飯坂街道は渋滞。大した積雪・凍結ではありませんが、車が多かったのか、ラッシュアワーなのか、車が進みません。30分以上かかり、ようやく5分前に到着。年末まであと20日。忙しい時季になってきました。
掲載誌のための写真撮影を済ませ、10時半過ぎの新幹線に乗車すべく、福島駅へ。新幹線は定時運行で、心配は不要でした。もう雪はやみ、福島駅は青空です。
さすが米沢までの車窓は、雪景色。冬の到来です。
山形県庁での仕事は、山形県労働委員会の事務局職員研修。3時間ほど、5つの事例を中心にデスカッション。全国的事例を取り上げた勉強会ですが、職員の研修を積極的にやろうとしているのは脱帽です。1月には、労働委員会の全委員を対象に、事例を限定して勉強します。
山形県での労働問題の学習・研修(労働学院等)は、他の県と比較してもその積極さを感じます。特に、職員自身が、仕事に関わって勉強をしようとするのは羨ましい。以前ボランティアで、就業時間後、当時の地労委の事務局職員と夜遅くまで、判例研究会をやっていたことを思い出しました。こういう動きが広がるのは好ましいのですが、忙しくて・・と出てきそうです。
時間調整で入った書店。本屋大賞第一位の三浦しをん『舟を編む』(光文社)と、山本むつみ作『八重の桜』(NHK出版)の2冊を購入。いつも安くブックオフで購入する妻に怒られそうですが・・。後者は、来春の大河ドラマ関連だから、楽しみながら読むことにしましょう。前者は、辞書作りの小説。文章自体もそうだが、辞書作りの仕事にワクワクして読める。辞書好きともいえないが、何か辞書は宝庫。常に傍にあるのだが。小学校に入学する孫娘が好きになるような、事典や辞書を見つけてあげたい。曖昧な言葉などを調べるために、ワクワクする気持ちを孫娘にも味わせたいものだなと勝手に考える。(12/10)<15912>
◇ 日曜日。小雪混じりです。午前、ショートスティの義母を迎えに。日曜日だからか、施設ものんびりしている。職員も少ないのかも。
コープ笹谷店に、灯油5缶を買いに行く。今日は10倍ポイントの日。私と同じことを考えた人が多いのか、灯油スタンドは行列。コープの経営としては、喜んでいるが、並ぶ方からすると早い方がいい。前の老夫婦が15缶というから、特に待たされた感じ。
明日のコープの朝礼(挨拶)の後、山形県庁へ。その準備だが、なかなか教育現場から離れていると、調子に乗らない。できる範囲でやるしかない。新年の理事長挨拶原稿を書き始めたが、調子に乗らない。どだい、年賀状と同じく、年末に書く新年の挨拶は、気持ちがついていかない。それが世の習いなのだが。
今も、テレビは、中村勘三郎の歌舞伎放送。偉大な役者を亡くした。私の10歳下なのだが。早すぎる。(12/9)<15899>
◇ 土曜日。福島駅で知人と会い、昼食。建築の鈴木浩さんの関係もあり、女川に入っているUR都市機構の久坂さんと3人。鈴木さんは東京から、日帰りの予定。UR機構は女川町と復興計画協力協定と基本協定を締結して、実際に進めている。女川の実情等について、詳しく聞けた。やはり専門家なので詳しい。女川での仕事を終え、関西に向かう。3時半頃までの長い時間、話を聞けた。
ボーナス(私には縁が無くなったが)サタデーなのか、スーパーの駐車場も、駅前も混雑。街頭でコープ関係の方々が、ユニセフの募金をやっている。元気な声をかけられたが、何か、こちらがサボっているようで恥ずかしい。またアメリカでの心臓移植を計画している平田村の吉田葵彩(あおい)ちゃん救う会のカンパの呼びかけ。震災後に生まれたので、孫とほぼ同じ。ささやかでも協力したいものである。
テレビで、震災時50人が亡くなった双葉病院の特集を見る。医療関係者の負担の大きさを知る。緊急時の体制の構築が先決だが、非専門家でも援助できる方法もないかなと考える。市民による常時のサポート体制は、無理かもしれないが、緊急時には手を貸せる市民の協力も必要とも考える。医療専門家あるいは介護専門家のみで、自足的に行う救急体制では困難が多い。自分の家族等の救助の必要性があるのは、医療従事者も同じ。危険を避けながら、市民の協力ができないだろうか。それには、医療機関や介護機関が、日常的に地域社会との連携関係が必要ではあろうが。
飯舘から避難し、福島市で再開している喫茶店「椏久里」。ご主人からメールの返信をいただき、コメントが書ける椏久里のブログを教えてもらった。陰ながら支援できれば。(12/8)<15886>
◇ 金曜日。自宅にいて強い地震にびっくりしました。17時18分頃。震源地、三陸沖(牡鹿半島の東240km付近、震源の深さ10km)。最大震度5弱、M7.3。福島市は震度4。17時31分にも余震。久しぶりの大きな地震。書斎にて、回りの本棚が揺れ、いつ倒れるかと思った。
保育園に行っている3人の孫たちが心配。何とか、職場から迎えに行って、無事だったとのこと安心。津波警報・注意報も出されたので、昨年の悪夢の再来かとも思った。油断はできない。
コープ関係の情報も入る。浜通りの共同購入での職員の安全確保。また、店舗の被害状況。さほどはないが、商品の落下と2店舗でエレベーターが止まるなど、幸いなことに大きくはない。災害対応マニュアルは作っているが、きちんと全職員が身に付けるべきだろう。
今日の午前中は、ショートスティに送って行く。午後、おもちゃ屋に行き、また散髪に行く。夕方、地震の直後、仕事の延長の懇親会に送る。地震でビックリ、心が落ち着かない。(12/7)<15873>
◇ 午前中は、県の委員会。短時間で終わったが、いろいろ懸案の事項で懇談。限られた任期内のことだから、出来ることは少ないが、環境も変わってきているのだから、判断も先例踏襲ではなく、真剣に考えるべきとも思う。行政委員会の自律性が云々されるが、やはり委員としては、責任を持って、自主的に考えられる勉強も必要なのだろう。必要あれば、自ら調査に出かけることも在るかなとも思う。行動する委員会が望ましいとも思える。(出費は総額増やさない工夫をして)。
予定より早く帰ったので、短時間の会議に出かける妻を送り、待ち時間の間に、気になっていた喫茶店を訪ねる。
うろ覚えで道に迷ったが、飯舘村から避難して、福島市に開店した「椏久里(あぐり)」。古民家なのか、木造づくりの大きな喫茶店で、お客さんも多い。飯舘の小さなお店には、何度か立ち寄ったことがある。ネットの抽選で、妻が「シュトレン」を当て、もらいに行ったこともある。
今日はモカブレンドをいただいた。田園の喫茶店を思い出したり、帰還できるかどうか等、気持ちは落ち着かないが、一番心を痛めているのは店の方々。喫茶店の少ない福島市で、大きく発展してほしい。市民の自慢の店にして欲しい。
飯舘村と避難した村民の7割が住む福島市、行政では協定を結んで協力関係にあるが、福島市の発展のためにも、積極的に受け入れて欲しい。肝要なのは、村民と市民との市民レベルの交流なのだろう。福島市に同化するのではなく、誇りある村づくりの経験をもち、故郷を愛する村民から教えてもらいながら、相互に発展したいものである。気持ちがまとまらず、店の方に不快なことを話したかなと反省。こうした気持ちの歪みが、原発事故の被害でもあるんだろう。また、行ってみよう。(12/6)<15854>
◇ 水曜日。朝のニュースは、中村勘三郎が深夜、亡くなったとのこと。57歳。若い。歌舞伎界の大きな損失。
自宅で資料よみ。原発事故子ども・被災者支援法についての報告も、どこに重点を置くか。支援対象地域の問題か。1月初めの27回のフォーラムの会場申込に、AOZへ。書店で、来年の手帳を購入。来年のことで動き始めた。
政府広報の「復興支援ニュース」の福島版第5号に、ふくしま復興支援フォーラムの紹介がなされている。
弘前大学での講演の様子が、動画でアップしたとの飯先生からの連絡。少々見てみたが、とてもじゃないが1時間半は見れない。「末永く閲覧される」などと言われると、自分の手では消せないので恥ずかしい限り。生きることは恥をかくことかも。
明日は、県の委員会。家の外に出かける仕事がないと、自分の中に閉じ籠ってしまう。本当の研究者は、そんなことはないのだろうが、仕方がない。正当化する理由もないが、今を出発点にしなければ・・。(12/5)<15833>
◇ 氷雨の福島です。今日から衆院選挙が始まりました。12党の混戦ということです。何人かの党首が被災地・福島での街頭初演説。普通の時は、こんなことはありませんでしたが。こうはなりたくなったですね。
9月21日から東京海洋大学を会場に始まった「全国大学高専教職員第24回教職員研究集会」の特集号「全大協時報」(Vol.36 No.5)が送られてきました。恥ずかしながら、私の記念講演が収録されています。集会は逃げるように帰ってきたのですが、教文部長の竹内さんが教研集会のまとめで、過分にも積極的に受け止めていただきました。「・・その辺のことを具体的な形で、今こういう状況なのだということを今野先生が淡々と報告されたことによって、私はそこにすごく強い意思があって、このままではいけないのだということを知らされたと受け止めています。」「・・・高等教育に携わる私たちが、社会的責任の大きさというものを痛感したというのが、今野先生からの淡々とした講演の中から感じ取ったことです。」と。振り返ると言い足りないことが多いのに気が付きますが、全国の大学教職員の役割の大きさを、改めて感じています。
一日、家での仕事。ローカルニュースは、福島1区内にある浜通りの仮設住宅に設置されている福島5区の選挙ポスター掲示板の報道。日常的な中にも、異常な状態が続いています。
仙台の伊藤さんから、年末に、山形の高木さんと3人で、恩師のご自宅を訪ねようと電話が来ました。美味しい福島の果物のお土産が定番でしたが、少し躊躇することが、また心に重みとして圧し掛かります。楽しみにしています。山形とフォーラムでの報告、学会報告の原稿化、生協理事長としての年頭の挨拶の原稿締切を、きちんとこなしての話ですが。
孫の中耳炎は良くなったかな?(12/4)<15814>
◇ 月曜日、一日中外出。コープふくしまの新町店の2階を貸して、オープンした「クリフ」にお祝いの挨拶に参りました。いろいろお世話になっている石山さんが代表。具体的には、「学童保育」の事業を行います。すでに発足している学童保育を、移転して、この店の2階で行います。空き室の2階部分の有効活用になりますし、階下の店舗の繁盛も期待しています。バリバリのキャリアウーマンのような石山さん、事業の成功、子どもたちの環境改善に大きく資することを期待しています。来年4月に小学校入学する孫娘のことを考えると、学童保育の重要さを痛感しています。
午後、日銀の福島支店長が、業況を聞きに来ました。前支店長、前々支店長とは、大学の役職者として会う機会はありましたが、コープに来て、現支店長と会うことになりました。専務に同席してもらって、詳しい経営状況を話してもらいましたが、何とか福島の復興が進むことが共通の願いです。4時からのコープふくしま常任役員会に出て、中座して、福島市の夜の委員会へ。8時頃の終了。遅い夕食。明日は、総選挙の公示。選挙戦が始まる。(12/3)<15792>
◇ 師走は、土日で始まります。行楽の途中でしょうか、中部自動車道のトンネルで崩落が起こり、大きな被害が出ているようです。安全と思いつつ走るトンネル。上も見て走らないとダメなのでしょうか。
山形での研修で扱う5つの論点。参考判例が手元になく、心もとないので、大学附属図書館へ。研究室があったときには、なんということもない作業ですが、今はそうもいきません。退職者に図書館利用のためのFカードをもらっていました。知っている教職員もいないだろうし、あまり気を使う必要もない。ただ50件〜60件の参考判例。書庫から製本された雑誌(判例誌)を持ってきては、図書館の学生用のコピー機械でコピー。1枚10円ですので、硬貨が必要です。遂に足りなくなって、大学生協でお弁当を買い・食べると合わせて両替(2000円)。午後も同じ仕事。最後近くなって、紙詰まり2回。何か、見知らぬドイツの大学図書館でコピー作業を黙々とやっていたことを思い出しました。ようやく3時頃終了。
日曜日開館をしたのは、北村図書館長の時だったかな。山の上に市民が来るわけがないという抵抗はありましたが、開けてみたら、一番利用しているのは、本学学生か。狭い寒いアパートよりも、学生にとってもいい。
帰り、お礼を言って帰ろうとしたら、Fカードを持っていても、図書館利用請求書が必要だと。学生証並みに扱われるのかなと思ったら、事務的に通知が来ているというので、遅ればせながらの利用請求書記入。受付バイトの院生を困らせてはいけない。住所等が必要なのだという。それを省略するためのFカードの配布と思ったが、あまり意味がなかったようだ。
やはり大学、必要な資料は揃っている。現役の時に十分に利用できていないのが、惜しい。久しぶりの日曜日の大学。何か、大学教職員に戻ったような気分の一日。爽快です。コピーを一生懸命読まないと。
夜、久しぶりに仙台の伊藤さんから電話あり。10年先輩だが元気で活躍している。病床のS君のこと、Tさんのこと等、近況を交流する。年末に恩師のところに遊びに行こうかと話す。1年1年が、掛けがえのない大切な日々のような気がする。(12/2)<15780>
◇ 12月になりました。師走ですが、教育職員でなくなって(3月までは「特任教授」でしたが、大学の教員でした)、初めての師走ですが、「師」ではありません。走る必要もありませんが、同じように、年末までの仕事に追われそうです。
土曜日、自宅で寛いでいましたが、夕方、地元紙「福島民報」創刊120周年感謝の集いに、コープ理事長として出席させてもらいました。30万部が、震災で23万部に減少して、大変な再出発ですが、新聞協会賞も受賞して、勢いがつき始めています。県民に寄り添った新聞としての発展を望んでいます。
集いでは、様々な方々とお会いし、お話ができました。県知事、前副知事、首長さん(矢祭町・国見町・川内村・川俣町・田村市等)、経済界、大学関係者の方々など、どちらかといえば大学の現職時代のお付き合いですが、コープへの期待も聴くことができました。皆さん、復興に向かって困難な中、立ち上がっている感じです。一緒に頑張りたいですね。
地元サッカーチームの躍進が伝えられています。福島ユナイテッドは、JFL参加を確実にしました。J1・J2に向けて、頑張ってほしい。その結果、女川コバルトーレも、東北社会人1部に進出。まさに両手に花です。両チームとも、次に向かって進んでほしい。福島と女川の復興への機動力になるでしょう。両チームのサポーターになって、応援で遠征したいですね。夢ですが。(12/1)<15766>
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