ヤフオクでこのアルバムを落札したのは、興味本位でした。
「TWO On ONE」はベスト盤とは言いがたく、
そのアルバム名のとおり、80年発表の「Rhapsody and Blues」と81年発表の「STANDING TALL」
二枚のアルバムを一枚にまとめただけのものです。
以前
「アルバムから好きな曲をピックアップして新たにマイ・アルバムを作る作業は楽しいものです。」と
独白したことがありますが、このアルバムは編集というより、前述したように「
二枚のアルバムを一枚にまとめただけの」単純きわまりない作り方で、しかも立て続けにこの合体盤を
発売したわけですから、商魂たくましいといいますか、むしろ
天晴れというほかありません。ジャケットも二枚のアルバムのジャケットを無造作にレイアウトしただけの「単純さ」で、
思わず苦笑してしまうほど「スッキリ」納得できます。
「商魂たくましい」といいましたが、果たしてそれだけの理由でこのアルバムが発売されたのかは判然としませんが、
このようなアルバムはクルセイダーズには後にも先にもなく、何とも不思議なアルバムではあります。この辺の事情が、
興味本位といった理由です。
でもファンとしては、この一枚で「Rhapsody and Blues」から「STANDING TALL」を手間なく続けて聴けるわけですから、
実に簡便でありまして、発売された理由なんてのは、まぁ、どうでも良いのかもしれません。
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