このアルバムはビートルズのカバー集です。
「GET BACK」はアルバムのトップを飾っていて、名盤「SCRATCH」収録の同じビートルズのカバー「ELEANOR RIGBY」を上回るほど活きの良いライブ版。
往年のクルセイダーズの面々の演奏で青春の息吹をそこかしこに体感でき、心踊ります。
「HEY JUDE」はストリングを交えての胸キュンもののバラッドで、ジャケットではThe Jazz Crusadersのふれこみですが、
どうもThe Jazz Crusadersの演奏ではないようです。これはStanley Turrentineのテナーのようです。
The Jazz Crusadersの「HEY JUDE」が聞けるのは、アルバム「POWERHOUSE」(1968)で、実に瑞々しい「HEY JUDE」です。
Wayne HendersonとWilton Felderのユニゾンで始まりますから一目瞭然です。
この2曲、例えて言えば、駆けつけ一杯の生ビールの旨さ。またまたクルセイダーズ版ビートルズを私家版で作りたくなりました。
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