「宝ものにふさわしいクォリティがある。宝ものにしたい1枚、1曲がある」のキャッチフレーズで発売
された「BEST ONE」シリーズの中の1枚であるこのアルバムには、
クルセイダーズの来歴が、四季折々に移りゆく自然の風景を写したカレンダーのように折り目正しく収められています。
幕開けの「Soul Shadows」が凛とした冬の寒気を思わせるJoe Sampleのダンディズムなら2曲目の
「Sunshine In Your Eyes」は、暖かな春の日ざしのようなWilton Felderの満面の笑みが心を満たす佳曲。
レモンスカッシュのような爽快感あふれる「Sweetn' Sour」からイメージするのは夏の海辺のスコール。
文字通りエレガントな夜を演出するStix Hooperの「Elegant Evening」は、恋人たちの秋の夜長をムーディに染め上げ
、再び「Snowfrake」で粉雪舞う冬の季節の到来です。サウンド暦をめくるたびに偏在するのは
まぎれもなくクルセイダーズの影法師。
マーカスミラーの「Shake Dance」で紆余曲折していた「HEALING THE WOUNDS」の頃を思い出し、大ヒットした
「Street Life」に思いを馳せては、ライブでの「Last Call」が胸を締め付けます。
「So Far Away」から「思えば遠くへきたもんだ」と感慨にふけり、「あの頃の志しを今も変わらず持ち続けようぜ」と
「Keep That Same Old Feelig」を口ずさむ時、確信にも似た思いが胸を突きます、そう、どんなにカレンダーをめくって時が過ぎていっても
春夏秋冬クルセイダーズ、あの頃の気持ちは変わらないと。
ビクター最新技術「20bitK2」により、音質がシャープ。
1はRHAPSODY AND BLUES 1980
2はSTANDING TALL 1981
3はFREE AS THE WIND 1977
4はRHAPSODY AND BLUES 1980
5はLIFE IN THE MODERN WORLD 1988
6はLMAGES 1978
7はHEALING THE WOUNDS 1991
8はSTREET LIFE 1979
9はRHAPSODY AND BLUES 1980
10はIMAGES 1978
11はTHOSE SOUTHERN KNIGHTS 1976
☆☆
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